コミュニティリーダーズサミットin高知 2023戻鰹編 に参加してきました
前説
CLS高知。コミュニティ参加してる人でこの名を知らない人はモグリでしょ、っていう有名イベントです。自分はいまだにコミュニティ参加する時、ボッチが怖くて参加ボタン押すの結構迷うので、これまでずっと完売の憂き目にあって行けなかったのですが、今回はちょうど自分が大規模イベントの実行委員長を拝命し、それの開催を控えている事もあって、意を決して参加したのでした。(そのイベントの話はブレるので最後にします)そして、イベント参加にあたり自分に課したミッションは以下の3つでした。
成功してるイベントの運営やら演出を学ぶ
自分のイベントに出てくれる登壇者か参加者の声掛けをする
コミュニテイのあり方、目的、出口戦略を学ぶ
なんだか真面目で崇高な参加理由だと思われるかもしれませんが、違います。 自分にミッションを課すことで、もしボッチになったとしても「自分には目的があるからここに居るのだ」という言い訳を自分にするためなんです。 (Do you know what I mean?)
さぁ以降に感想とか愚考を書き散らしていきます。
とはいえコンテンツ多いので、メインコンテンツと、自分にとって印象が深かったものに絞って書きます。(以下、タイトル部分は敬称略です)
尚、イベントレポートはこちらに纏まってるので、全容知りたい方はそちらを御覧いただくのが正確です。
会場〜前説まで
芝居小屋だけあって、観客が入ると見渡すだけでワクワクします。イベント感が半端ないです。エンターテイメントの舞台かくあるべし。集合場所からバスに揺られる間にボッチ感に苛まれて意気消沈していたテンションがあがるのを感じたし、気づいたらこれから始まる何かを楽しみにしてる自分がそこにいました。場の力がすごい。あと、お菓子も貰えました。歓迎されてるような気がして嬉しかった。つぶグミ美味しい。
司会進行は男女ペアでどちらもプロの方。流石の安定感。男女ペアというのも、耳障り良く、飽きずに聞いてられる秘訣のような気がしました。声のトーンや喋り方、音量に関して常にストレスがないのは大事ですね。聞いてて疲れない。それと、司会進行/台本はとても参考になりました。こういう順番で話すべき、というお手本でした。メモりました。
キックオフセッション
倉貫 義人(株式会社ソニックガーデン)小島 英揮(CMC_Meetup 発起人/Still Day One合同会社 代表社員)
お互いの自己紹介から、チームとコミュニティの違いの話、テーマ「遠くへ行きたければみんなで行け」に沿ったお話が展開されました。
チームとコミュニティの違いのところの例え話にあった「運営コミュニティ」は成り立たない、「運営チーム」でないとグダるというのは、まさにちょっと前の自分が直面した問題でした。あの時、耳が痛い事を言いつつチームにする方向に持っていこうとした人は、きっとこの知識があったんだな、と思いました。
相対する問題に対して、チームであるべきなのにコミュニティにすると必ず失敗する。始める前に目的と求められるアウトプットを考えた上で、チームにするのか、コミュニティにするのかの方向性を最初に決めるのが良いのかなと思いました。これまで自分は時々コミュニティの良さを間違えたところで使ったり求めたりしてたように思います。
他に印象に残った言葉として「一緒に遠くへ行きたい誰かをみつけよう」というのがありました。
幸せなことに自分はこの誰かを見つけています。なんと自分はいつでも遠くへ旅立てるのです。こりゃ飛ぶしかねぇ!
この後のセッションでも、ブログレポートでも多くの方が引用されてましたが、「向き」「やる気」「出来」の話はこのセッションを象徴するお話だったと思います。とにかくオープニングにふさわしい、刺さりまくるセッションでした。
君たちはどう学ぶか -- 学びとコミュニティの関係を考える
モデレーター: 小島 英揮
パネリスト: 谷口 ちさ(法政大学大学院 政策創造研究科 博士後期課程)、辻 貴之(コミュラボ)長橋 明子(Asana Japan)
次は4人のトークセッション。学びについて。学術系のエッセンス強めに感じました。自分は学びについてはこれまでの人生思い返しても真面目に取り組んだことがあんまりなくて、常に必要最低限、ギリギリの世界で生きてたのでこのパートの感想はちょっと薄めです。 印象的だったのは、「大きい同質性があるなかで多様性があるほうがうまくいく」というフレーズでした。多様性って言葉はなんとなく偽善的だと感じてるんですが、上記の文脈なら大納得です。大大大賛成。
みんなを導く着火術
原 智彦(春日井製菓株式会社)
パネリスト: 河尻 和佳子(千葉県流山市マーケティング課)、安岡 千春(高知県日高村わのわ会)
続いて3人でのトークセッション。モデレーターは春日井製菓の原さん。
原さんは座った席がお隣でした。「なんだか洒落た人おるな」と思ってたら、舞台上に寝そべりポーズでせり上がってきたので、お洒落通り越して粋だと思いました。とても素敵!(グミありがとうございます)
トークゲストは地域NPO法人の方と市役所職員の方。
自分は「コミュニティ」といえば、IT勉強会界隈を指すもの、という世界に住んでるんですが、世の中的には地域コミュニティが一番身近ですよね。どちらも「コミュニティ」なので当然、共通するテーマや運営のコツみたいなのがあって然るべきだと思います。
お二人に共通していたのは、小さいことを積み重ねた結果が重なり合って、大きい輪になっている、という点だと思いました。あと、実際に使われてるコツとか手法はコーチングの技術に近いと感じました。
最後の議題は「遠くへ行くつもりのなかったみんなをどうやっって遠くまで導いたのか?」で、その結論は「こんなもん45分でわかるかい」でしたが、そこに何の疑問もないし、興味深い議論だったので結論がでなかったことに不満はありません。
「自分が嫌にならないようにする」「他人をよく見る」「現場に出かける」「生き生き、楽しくやる」を小さく積み重ねていくことが、結果的に周りを導くことになるのかな、と思いました。自分でも出来そうだし、そう在りたい。頑張ろう。
サポーターセッション
りなたむ(Ryota)@ITの町医者 (株式会社ソントレーゾ)
チャラ電Mitz (株式会社コミュカル)
お二人のセッションはコロナ前にリアルでしばしばお聞きしていました。なんだか懐かしい気持ち。りなたむさんのセッションはいつも落ち着いたトーンなんだけど、不思議とエモさを感じるので好物です。Mitzさんの「徹底的にパクる(TTP)」の話、過去に聞いてたのを思い出して「そうだ、自分は今回それをやりに来たんだった!」とミッションを思い出したのでした。
そしてお二人ともやっぱプレゼン上手!陰ながら応援してます。
橋本さんのLT、実は初めて聞きました。僕の大好きなモブスター/シーザー時代の話をされていたので大変満足でした。良い話やった。
あとで橋本さんのPodCastを聞いて知ったんですが、とあるゲームの手法だったようです。なるほど。良い手法や。
ライトニングトーク ×9
笑いあり、涙あり、倍速あり、話中に舞台装置から次がせり上がってくるシュールさあり、と感情が迷子になるボリュームでした。 どのLTもレベル高いなぁ、と思ったのですが、特に印象的だったのは吉冨 慎作(土佐山アカデミー)の「オモシロガリスト®︎仮説」 でした。
吉富さんがやられてることが地域を盛り上げる事につながっていて、しかもそれがなんだか面白そう!というのは理想だし、そこにCLS高知というコミュニティが掛け算で乗っかってくるというサイクルは素晴らしい。
なんかすごい仕組みが出来上がってると思います。
グループディスカッション
自分はうんうん頷いてました。ハンターランクが自分より上の人数人いて、課題をバッサバッサ倒してたので、特にやることなかったです。主に薬草探してました。
当然、結果として上手く解までたどり着いてたと思いますし、その結論に異議もなかったんで良かったです。マイルドサポーターの方には頑張ってほしい!自分のチームの方は広島出身の方だったので応援したいです。(そもそもシュトーレン食ったことないけど)
本編のまとめ
以上がイベント本編の感想です。そして、本編を終えた次点で、最初に挙げた3つのミッションは完遂したのでした。
成功してるイベントの運営やら演出を学ぶまぁこれは当然。意識してたら出来ます。参考になりました。
登壇者か参加者の声掛けをする後ろに座っていた方に声掛けし、その方に話をしに来る人にも声掛けし、何人かはお誘いできたのでした。(しかも皆さん、イベントの存在を知ってくれてた)
コミュニテイのあり方、目的、出口戦略を学ぶキックオフとパネルディスカッションと土佐山アカデミーさんの話から考えるための種を貰えました。
なんと後ろに座ってた方が、岡山のTakeshi FURUSATOさんだったのです。実はフォローしてました。リアルで会ったのは初めて?だった気がします。その場で缶詰を頂きました。なんていい人なんだ!
家帰って食ったらバリクソ美味かったです。猫様が「なんやそれ俺にも食わせろ!」と飛び掛かってきましたが、全力で阻止しました。明太子はあかん。
と、ここまでの次点でだいぶ長くなったので、懇親会の話と自分の考えたことのまとめについては次、書きます。まさかの2部構成(自分も予想外)
まぁそれだけ内容が濃かった、ってことですね。