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#私を構成する5つのマンガ

マンガは私の人生に多大な影響を与えたアイテムのひとつである。小学生の頃は漫画家になりたかった。通信教育の漫画家セットを買い、Gペンとインクで夢を描いた。

この5つのマンガを選ぶという行為、自分の人生や価値観を振り返るいいキッカケになる気がする。

選んだのは、この5つのマンガ 。
1.とっても!ラッキーマン
2.ふしぎ遊戯
3.地獄先生ぬ〜べ〜
4.ピースオブケイク
5.泣き虫チエ子さん

1.とっても!ラッキーマン
私の「笑い」の基礎を作ったのはこの作品だと思う。ゆるい、くだらない、おバカ。そういうの今でも大好き。
どうしようもないほどにアンラッキーな少年が、らっきょを食べるとラッキーマンというヒーローになり、様々な敵をラッキーで倒しちゃうというギャグ漫画。数々のくだらない設定や、幸運・不運どちらの場合もピタゴラスイッチ的にあれよあれよと展開していく物語がおもろくてどハマりした。愛すべきヒーローが沢山いるんだけど、なかでも努力マンの「豆腐を長年叩いて作った硬すぎる下駄」のエピソードは忘れられないな。ギャグ要素あり、アクション要素あり、そして重厚な青春漫画でもあるという少年漫画のいいところが詰まっている漫画だ。

2.ふしぎ遊戯
友人に「半分ファンタジー」と称された私の思考回路は、こういう世界観の影響を受けているのではないだろうか。
普通の女の子が本の中の世界(古代中国みたいな異世界)に入って、恋愛したり冒険バトルしたりするお話。漫画だけでなく小説や映画やドラマでも、時空超えやパラレルワールド設定が好きなのも影響があるのかな。少々主人公の恋愛観がぶっ飛んでる気もするけれど、それも含めて刺激強めで夢中になって読んでいたような気がする。

3.地獄先生ぬ〜べ〜
オカルト好き、妖怪・幽霊・モンスターってアガる!って考えのルーツは間違いなくこの漫画だ。
鬼の手を持ったぬ〜べ〜先生が生徒たちを妖怪や悪霊から守る!みたいな学園バトルもの。基本的にぬけててのほほんとしたぬ〜べ〜が戦いの時は超絶カッコよくなる感じとかね、ギャップ萌えだよね。wiki読んでたら「登場人物たちが身近なものであり合せの武器を作って敵を倒す」みたいな記述があって、私の愛するスパイ映画ボーンシリーズじゃないか!!とひとり興奮していた。そういう戦い方にロマンを感じるのって、この漫画がはじまりだったのかしら。
メリーさんの回が一番怖いって思ってたけど、調べてみたら悲しい回だった。そうだ、ぬ〜べ〜って絵や話が怖いってだけでなく、教訓を含んだ内容が多いってのも好きな理由のひとつかもしれない。

4.ピースオブケイク
ジョージ朝倉は、私の恋愛観に多大な影響を与えていると思う。この作品に限らず。
片思いばかりでほとんど恋愛経験がない状態で、元カレ元カノの呪いを勉強してしまった。それにしても、主人公が恋をする“店長”の良さったら!こじらせ女子の心を掴んで離さない要素がたっぷり。あのルックスといい、大人なのに少年みたいで時折見せる影が魅力的みたいなキャラクター…(不確かな記憶)。主人公がフリーターしながら抱く夢と現実。小学生1,2年から短いスパンで片思いばかりしてきた私には、こんな恋愛がしてみたい、だけどこんなの苦しすぎる!という具合に心にグサグサと刺さる漫画だった。ラストでは、それで愛を表現するのか!というのがグッとくる。
ちなみに、ジョージ朝倉の漫画では登場人物の周りにお花が咲き乱れるのが美しくて好きなんだけど、そんなことは知るはずもない恋人に、私のイメージは「周りにぽんぽんぽんってお花が咲いてる感じ」みたいな事を言われたのがすごく嬉しかったという個人的なエピソードにも繋がっていたりして。

5.泣き虫チエ子さん
エッセイストとしても大好きな漫画家イラストレーター益田ミリ。
今所持している漫画はコレだけだ。何故か、それはこの漫画に理想が詰まっているからだ。泣き虫なチエ子さんと旦那さんのサクちゃんの物語。劇的なことが一切起こらない日常を描いた映画のような、何でもないけれど幸せな2人の生活が淡々と描かれる。感受性が豊か過ぎてちょっとしたことで泣いちゃうチエ子さんと、「きっと何か思いを巡らせたんだろうな。」とそれを何でもないことのように受け止める飄々としていて包容力のあるサクちゃん。
お互いに相手のことを思いやって言葉を飲み込んだり、大事なことは傷つけないよう工夫して伝えたり、ちょっとしたことで喧嘩したり。チエ子さんが巡らせる思いは共感するものが多いし、時にハッとさせられる。4コマ漫画的なコマ割りでサラッと読めるのにいちいち心に刺さるのだ。自分もそんな風に在りたいなと思える漫画である。
優しくて、落ち着いていて大人だけど少年の心を持っている人と付き合いたい!とその昔、友達に力説した記憶がある。サクちゃんってそういうイメージにぴったりだな。そして恋人もそういう人だ、首短くて肩がしっかりしててメガネでなんだか見た目も似てるんじゃ?という最終的にはただの惚気話である。

後半にいくにつれ、記憶が新しい分思いも溢れてまとまりがなくなってしまった。沢山好きなマンガあるけれどその中でも個人的な思い入れが詰まったセレクトとなった。あぁ、マンガっていいよなぁ。

好きなマンガがなくて悲しい〜とTwitterで嘆いたら、「アル」の方が情報を追加してくれた。めちゃくちゃ嬉しい。こういう対応って忘れないよね。マンガを読む時は利用しよ!

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