心のコップの水を空にしたら、コップの大きさを見直すところから。
写真は、ハマってるパッションフルーツ。
買いすぎたので、明日は友だちにお裾分けしにゆく。
季節のものを取り入れると、何だか心が癒される気がする。
いわゆる、「HP」が回復する感じ。
五感が喜んでいる。
*
振り返ってみると。
この2年ちょっとの間心のコップの中の水(=苦しい気持ち)は常に満タンで、少しの刺激ですぐ溢れる状態にあった。
というか、もうしばらく前から90%くらいではあって、この2年は99%を保っていた、という感じ。
もうずっと、ずーっと無理してたんだなあと、本当にしみじみ思う。
カウンセリングを始めて気づいたのだけど、振り返ってみると、もしかしたら幼少期からずっとだったのかもしれない。
そこに転職のタイミングでコロナ禍となり。
配属先(働き方)も希望と真逆の状況。
働くこととプライベートの理想と現実の狭間。
妙齢によるアレコレ。
ついに、持病発覚。
色んなことが重なり合うようにやってきて、溢れ、コップ自体にもヒビが入ってた感じ。
きっと私だけじゃなく、多くの人がそうなっていたんじゃないかな。
そりゃ、心も疲れるよね。
不安な気持ちも強まるよ。。。
そう、自分だけじゃない。
多分周りもいつも以上に心が狭くなってるから、HSPな私たちはそのピリピリを感じ取って、いつも以上に疲れてしまってたんだよ。
なんか。
世の中で起きているあんなことやこんなことも、きっかけはもしかして私たちとおんなじで。
どんどんシクシクが溜まって、心のコップの水を少なくするよりも増やしてしまって(というか、今までだったらかろうじて少しだけ減らすことができていたのに、それすらできにくくなって)。
かろうじて保てていた不安、絶望、孤独な気持ち、、そんなものが心の中を支配しいって。
そんな部分もあるんじゃなかろうか。
妄想のしすぎかしら。
でも現に私は、この春、心がはじけた。
それは、短期的な刺激(私で言えば異動)だったわけではなく、この数年間の積み重ねだったのではないかなと、そう感じているのです。
生きにくい世の中だ。
だからこそ、おやすみできるならしよう。
無理しすぎることなんて、ない。
怠けるんじゃなくて、頑張りすぎない。
そして、また歩けるって思えたら、自分のタイミングで歩き出そう。
そう簡単にはできない人もいるかもしれない。
でも、その先にある答えは「そう簡単にはいかないよ、生活があるよ」とか、そういうこと一つではないはずだから。
一人で考えないで、周りの人、いなければネット上のつながり、専門家(医者やカウンセラー)、匿名の相談電話、、誰かとどこかで繋がって一緒に考えよう。
絶対、絶対、一人じゃないから。
人間は一人で生きてゆけないから、他者との関わりで悩むわけだから。
つまり、逆を言えば、一人じゃないってことだ。
私は立ち止まっては行けないと思い込んでた。
頑張らなきゃってがむしゃらになっていた。
けれど、初めて会った会社のカウンセラーの「休んでいいのよ」に救われ、長期のお休みを決意できた。
(ちなみにそれまではずっと、ぐるぐるぐるぐる、人に話してもしっくりこずだった。
辛かった、、、だから、一回誰かに話してダメだと思っても、それで終わりではない、どこかにわかってくれる人はいるはずだよ、うん、絶対。
そして、そのときがふと、やってくる気がするよ。どんなに時間がかかっても。
だから、絶望しないで。って、誰に言ってるんだろう。過去の自分にかな。)
*
という訳で、人生初の、安心できる状態での長期のお休み中。
最近ようやく、心のコップの水がどんどん減っている感覚がある。
今、毎日少しずつ家の中のものを断捨離していて。
休職2ヶ月目が終わる頃、ずっとやりたかったことを着手する余裕が、やっとこさ出てきた。
ここまでくるのに2ヶ月かかった。
いや、2ヶ月でここまでこれた、かしら。
思い入れ溜めてきた趣味のものを思い切って捨てたり、
食器を必要な何枚か以外処分したり、
メルカリに出せそうなものは出したり、
とにかく全ての物を減らしている。
それと共に季節の野菜やフルーツを取り入れるように意識したり、
使えるものは捨てずに使えるよう整理整頓したり、
大事なものは何かもう一度(例えば本を再読するなど)、再確認してみる。
そうしているうちに、水は一度限りなく少なくなる気がする。
そうしたら、まずはコップの大きさを見直したい。
思ったより、大きくて、ギリギリにならないと「辛い」って感じられてなかった気がする。
もう少し小さいコップにして、「苦しい、辛い」を小出しにしていって、バランスを取れるようになりたい。
そんな風に今、思っています。
数ヶ月後の私、どうですか。
私らしさ、取り戻せていますか?
あの頃頑なに思っていたことは、最も簡単に変わるよ。
大事だと思ってたものが、意外とそうでもないと気づいて、心が軽くなったりもするよ。
年を重ねることは、とても、良いものだよ。
今の私は、そう思えています。