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あにーたさん。

この一年半くらいの友達のあにーたさんがあっちに逝っちまった。
2丁目で数え切れないぐらいのフロアで回して、数え切れない人を盛り上げただろうあにーたさんの最後のフロアが私の生誕のうちあげのフロアなのは本当あの世で詫びたい。

少しだけあにーたさんの話を記そうと思う。
以下はあにーたさんに申し訳ないがあにーたという略称で記す。(ごめんねあにーたさん。)

あにーたと出会ったのは幡ヶ谷で飲みに行くカリプソというbarだった。
一年半くらい前の夏の終わりのタイミングでマスターのたいしょうが海の家DJをするから遊びに行こうという謎の会があって2丁目のイベント後にベロベロだったfancyboyzのしずくちゃんとあにーた、僕、たいしょう四人で車で湘南側の海へ繰り出したのだ。
その時カーステレオがBluetoothに対応してたからなぜか僕がカーDJをしてたのでまぁ何となく夏っぽく90年代を流してたのだが、そこで一番反応してくれたのがあにーただった。

初めましてなのに、
「やまちゃんはよく知ってるね!こんな曲!」
と褒めてくれたのを今でも覚えている。

その時流したのはまぁ覚えてる範囲では夏だからサザンと真心ブラザーズのサマーヌードと何となくの矢井田瞳だった。
あにーたは矢井田瞳を流したことをやたらと褒めてくれたのを覚えている。

今思えばそれだけでやまちゃん!とこんな生意気なガキに付き合って遊んでくれてイベントに出てくれたあにーたの懐の深さにまたやられるわけだが。

あにーたとの初対面の日の印象は陽気で元気なお姉さんという感じだった。
なんなら初対面でイベント後とは言えどせめた服装でミニスカすぎてパンチラしてますよ!と2回くらい指摘したのを今でも覚えている。

それ以降カリプソで会うと気さくに山ちゃんと話しかけてくれて、最近の話、娘の話、昔のFancyの話をしてくれたりと本当に一緒にいて飽きない、元気な人だった。

タラレバは良くないがその会話の中で
私が作る魯肉飯が一番美味しい!
という話を3、4回は聞いたがあにーたの作った飯を1回も食えなかったな。
本当に美味しいらしい。

そんなたまーにカリプソであう関係性のあにーただったが本当数日前の自分の生誕にDJとしてでてくれませんかと誘ったのが数ヶ月前だ。
あにーたは快く、やまちゃんの誕生日なら出るよ!って笑っていってくれたな。
当日も体調悪いから遅れるかもって言ってたけどちゃんと来てくれて僕は記憶おぼろげだけど回してくれた。

あぁ。なんだろう別にあにーたに対してもっと言いたいこともあるはずなのに急にいなくなるのはやめてほしいよ。

思い出すってもここ直近のしょーもない初台の桔梗の話とかそんなんばっかだよ。
もっと人生相談とかジェットとかの昔の話、あにーたから聞けばよかったなとか。

なんだよ、もっと僕のしょーもないとことか、見てさ、やまちゃんってそういうとこよくないよとかあにーたに怒られたかった。
あにーたはいつもダメな僕に対しても優しかったね。

悪いところももっとさらけ出したかったな。

でも本当に僕なんかのイベントに最後出てくれてありがとう、あにーた。

薄っぺらい言葉で紡ぐけど、
またね、ありがとう。

あにーた大好き。

はしゃぎ過ぎてるね。


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