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袋叩き
「本当の悪魔とは巨大に膨れ上がった時の 民意だよ。 自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がどぶに落ちると一斉に集まって 袋叩きにしてしまう。 そんな善良な市民達だ。」
このリーガルハイの台詞が、最近頭に浮かぶ。
「薄汚い野良犬がどぶに落ちると一斉に集まって袋叩きにしてしまう」とは言い得て妙だと思う。
綺麗でない、誰にも守られていない存在は、一度転落すると、袋叩きのいい対象になってしまう。
自分はそうではない、と信じたい人達の手によって、容赦なく叩かれる。
「自分は加害者でない」と胸を張ることのできる人はどこまでいるのだろうか。
私は、自分がどこかの場面で、見て見ぬふりをしたり、弱い人の力になれなかったりした時はあったと思う。
力になる勇気がなくて、保身に走ってしまったことがあると思う。
だから、せめて何のためであれ弱い存在を袋叩きにする存在にはならないように、少しでも辛い思いをしている人に寄り添える存在になるように、生きていきたい。
私の尊敬する、大好きなアイドルの言葉を胸に。
「小さな液晶画面の中に広がる世界よりも、もっと大切で愛したい世界が私にはあるから、私はその世界を愛しています。」