「絶対」を求める自分との向き合い方
不確実なことを嫌う人は多いと思う。
私も不確実なことが嫌いだ。
だからこそ、基本的に大半のことについては、「自分が望んだ方向に進まなくても大丈夫」と思うようにしているし、思えるように準備している。
そうすれば、自分が望んだ方向に進もうがそうでなかろうが、自分の予想の範囲内に収まり、サプライズにならないからである。
とはいえ、自分の大切にしている事柄はなかなかそうはいかない。
例えば私について言えば、自分の行きたい進路に進むために、「絶対」合格したい・「絶対」採用してもらいたいと思ってきた。
そのとき、不確実なことは大きな障害になる。
もし事故にあったら?
もし風邪を引いたら?
もし運悪く自分の苦手なものばかり提示されたら?
「絶対」手に入れたいという思いから、可能な限り不確実な事柄が起こらないよう、とりうる方策を講じる。
それでも残念ながら、ほとんどのことで、「絶対」はない。
簡単に成し遂げられないことであれば、なおさらである。
そしてそれでも、自分の望む方向に「絶対」進んでほしいと願わないではいられない。
自分の望まない方向に進む確率を何%までに下げたら、自分は満足できるのであろうか?
いや、そんなことを考えている時点で、もっと目の前にできることがあるのではないだろうか?
不確実なこととの向き合い方を模索している。