サッカー選手としての価値〜三宮選手試合観戦記〜
先日Regionalliga(4部)の第17節、FSV Frankfurt vs VfR Aalenが行われ、その試合観戦をしましたので以下にレポートしていきます!三宮選手が所属するFSV Frankfurtからすれば、降格圏に位置するVfR Aalen相手には是が非でも3ポイントをホームへ持ち帰りたい一戦となりました。しかしこの試合は下馬評とは異なり、一進一退の白熱する、大いに湧く面白い試合となりました。
4部の試合となれば球際もバチバチです。屈強なドイツ人ともなると一回のタックル、フィジカル勝負にとても見応えがあります。4部リーグには以前はブンデスリーガに所属していたチームなどが多くいたりするので、スタジアムの規模も必然と大きくなります。今現在は降格圏に位置するVfR Aalenも数年前までブンデスリーガ2部に所属していました。サッカー文化が深く根付くドイツのスタジアムは基本的にサッカー専用スタジアムのことが多く、観客との距離が非常に近いのも一つの魅力です。
0−2でVfR Aalenリードで迎えた後半に三宮選手は投入されました。日本人らしい俊敏な動きや華麗なドリブルテクニックで相手を置き去りにし、多くのチャンスを創出しました。(プレー動画はインプルーブのインスタグラムを参照ください!)三宮選手が多くのチャンスや決定機を創出する中、フランクフルト側の時間が多くなり、一点を返すことに成功します。
試合として白熱する中、球際の激しさも増します。ファールの数が徐々に増え、サポーターから飛ぶヤジも増えていきます。日本ではなかなか起きない状況だからこそ海外にいることを実感します。ヨーロッパのサッカーでは、ピッチの上は戦場です。そのための応援やヤジも日本では感じられない激しさも熱さもあります。だからこそ、海外という地で活躍することに価値があります。観客は一つ一つのプレーに熱狂し、勝利のために選手は戦います。
海外で日本人の名前のアナウンスをされると、日本人としては鳥肌が立つほど感情を揺さぶられます。アウェーでのブーイングや味方サポーターからの声援を受ける日本人選手は、そこで認められたサインでもあるため、三宮選手が相手チームからどれだけ警戒されているのか、味方チームからどれだけ信頼されているのかを感じることができました。
試合は結局1−2でVfR Aalenが勝利しました。三宮選手所属のFSV Frankfurtにとっては難しい試合になりましたが、今後の巻き返しに期待です!試合後にはファンからの写真を頼まれる姿もありました。しっかりパフォーマンスで試合に貢献し、チームで認められれば必然とファンにも認められるようになります。更なる三宮選手の活躍に期待です!
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