捨てること至上主義

大切なことは全て大切だけど、人間である以上、全てを大切にはできない。だから、何かを捨てることも大切だ。本当に大切なことを大切にするには、それ以外の少し大切なことを捨てなければならない。本当に大切ではなくて少しだけ大切なことは無限にあるから、捨てる量も無限ということになる。

捨てることこそが大切だ。いくらでも捨てていいし、むしろ、できるだけ捨てなければならない。捨てることができれば、何も大切にする必要はない。本当に大切なものも捨てていいのか?本当に大切なものなら、捨てられないはずだ。捨てることができたなら、それは大切じゃなかったということだ。捨てるものがない?そんなことはないはずだ。捨てるものは無限にあるからだ。

捨てれば捨てるほど偉い。捨てないことは許されない。捨てない者は人間ではない。捨てない者は捨てるべきだ。


何かがおかしい気がする。

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