#カクヨムコン9 について(智子の備忘録)
挨拶 及び 記事の説明
皆さんこんばんは。智子です。
先日、カクヨムのコンテストを知りました。ここ最近はずっと書き出し祭り関連でSNSを追っていたので、あまり存じ上げないものでした。
なんか、盛り上がって遊んでらっしゃるなぁ。とは遠目でよく観測していたのですが、私も遊んでみたいと思い調べ物を始めました。
まずそもそも、規約も作品の傾向もわかっておらず、どういうものをコンテストで求められているのかを汲み取ることもしていません。
というわけで「何も知らない智子」が「なんか面白そうだから、いっちょ参加してみよう」という動機から #カクヨムコン9 についてのメモを残していきます。
智子のアカウント
というわけで、早速ですが。ほとんど休眠していた智子のカクヨムアカウントを動かしてきました。
RT企画とかで、推薦された作品を読むくらいでしか運用していなかったので、カクヨムのUIを見るのが久しぶりです。
よかったら、智子の今後の動向をチェックしていただけたらと思います。
自分も参加するのだからというので、何かしらの傾向と対策とか。読者層がどういった人たちなのか。というのを汲み取るためにもあれこれしてみます。
コンテストの作品傾向を掴み取ろう!
とは言っても、どういう風に傾向を掴みとるべきか。
web小説のはやりすたりって、結構あっという間ですが。去年の大賞作品に触れた後、近々のランキング作品に目を通していこうと思います。
まずは応募規約にあるベンチマーク作品を読むのが手っ取り早いと感じています。
読み終えたら、つどつど感想を更新していきます(2023年10月1日時点)。
異世界ファンタジー部門
第8回大賞受賞作品
面白いです。なんか、もっと「ハーレム!」みたいなものが展開されるのかと思ってたんですが。そういうわけでもないようです。
作品の特徴は次の通り
ゲームライクシステム
システム的な成長要素および段階的に提供される成長。
第一話で物語の方向性を全部示された。
読みながらのメモですが。主人公が「過去のトラウマとの対峙」としてのイベントが挿入されました。それらはカタルシスのために情報が整理されているのですが。そのさいの「ざまあ」とされるであろう、シーンのために主人公が「爽快感」と共に、ヘイトを買った登場人物を惨殺するシーンがあります。
おそらくですが。女性向けの作品のそれとは主人公の行いに対しての許容度に差があるように捉えました。
まだ一作しか読んでいないので、全体像は掴めていませんが。
この作品の特徴としては。
「異世界ファンタジーのベンチマーク作品」が男性向けなのだ。というのはちょっと驚きの部分でした。
web読者の選考を貫く作品というのは、やはり傾向としてあるもので。しっかりした文章力のそれを読みたい人たちはそもそも書籍の本を読むので、web小説に求められるものは。ストーリーとキャラクターの二軸がしっかりした作品であることですね。
基本的なストーリーラインは前半の第一話で示されています。
主人公にどんな能力があるのか。その能力で何を得るのか?
そのスピード感のある能力の提示、そしてそれらの能力で「着実に成長の恩恵」を受ける。等の「約束された成功」の作品を提案しています。
スピード感で言うならば、主人公の「アキオーン」が「少しずつ、力を得て、その力に魅力を感じた」女性キャラクター達が時間を掛けてアプローチをしてくる等のように、物語上のカタルシスをかなり後ろの方に設定していました。
おそらくこれは。カクヨムコン8 に向けた、戦略だったんじゃないでしょうかね。
チート無双が展開されて、すぐに作品の魅力を損なわないように、カクヨムコンの読者選考期間に、ヒロイン達(三名のフードかぶったエルフ少女)との関係性が明示されないラインで、読者選考を終了としました。
じつは、この期間が終わった後と、終わる前では物語の進みに随分とムードに差があるので、なんかしらの思惑はあったんじゃないかなぁ。とは考えています。
異世界ファンタジーとして銘打たれていはいますが。
求められている作品傾向は掴みました。
男性主人公であるが、強い上昇志向のキャラクターではない。しかし、作中の成功体験の中には「セックス」を含むものが好ましい。
三大欲求に類する不足を基本的には描かない。
食欲については、チートスキルで満たし、少女たちが性的な欲求を満たすように、惜しげなく食料を提供し、その「食事」への欲求が「セックス」の代替行為にまで消化できるほどの官能的な表現や、魅力の一つとすること。
食べ物の記憶って強いですよね。
性欲については、ヒロイン達からだけの承認に関わることなく、多くの女性たちと「言い訳や理屈」を展開して、ヘイト管理しながらも、セックスに応じること。
これは時代を問わずに「強い男に体を許す女性たち」といった構造を、男性読者は求めている。そして、その価値観自体はある種「差別的」ではあるものの「女性」達も一部内包している価値観ではあるため、物語の「ウケ」として見るならば、強いのだと認める。
ああ、カクヨムがえっちぃもの書けたらいいのにね!
住まいについて
現状、最新話まで追ったがまだ「住まい」についてのカタルシスは得られていない。いや、一度借家は借りたんですけどね。だけど、すぐに物語のために引き上げたりなんだりと、色々あったようです。
色々と特徴はあるんでしょうが。異世界ファンタジーで作品を出すならば「男性向け」のマッチョな願望を「嫌味なく」満たしてくれる作品を求めている。web読者がそういったものを求めていた。というものでしょうか。
あと、他の作品も読まないとわからないですが。
ストレスフリーになるための要素は全部取り入れることでしょうか。
この作品は「ストレスフリー」であることをウリとしている作品であり、拾得物のような自身の力への謙虚さなどを示しつつも「苦労」をしないのです。実はこの「苦労」に関する部分も「序盤に設定」していることで、主人公は「報われる」といったような構造にもなってはいるんです。
「チートスキルで能力を得る」「女性ヒロインを能力で獲得する」「人々からの賞賛を能力で獲得する」といったように「そこは約束」された作品であり、そのプロセスを楽しむ作品です。
そして、物語の展開にかかる伏線や、人々の導線についても、ある程度直前に撒くくらいでもいいような気がしています。
あくまでも、公募ではなくて「漫画の連載を読んでもらう」位の戦略で更新を重ねる必要がありそうですね。
メモはここまで。次は現代ファンタジー部門を読みます!(2023年10月2日)
現代ファンタジー部門
第8回大賞受賞作品
読み終えました。
今のトレンドは知りませんが。当時はダンジョンものが強かったということでしょうかね。
規約にも明確に書いてあるように「非恋愛」と明示されていますが。ヒロインが登場し、そのヒロインからの好意や承認を物語上の魅力として据えるようなことまではOKなようです。
異世界ファンタジーと現代ファンタジーの作品に共通する要素としてですが。
週刊連載や月間連載の漫画のように「単行本での読み切り」みたいな10万文字や15万文字完結想定ようなプロットライン寄りも。少目標を小刻みに設定し、大目標にやがて近づくような構成にした方が連載を追う読者としての楽しみがあるようにも感じました。
物語上の【敵対者】としての役割のある、倒されるモンスターといったものについては、何かしら共通点があるようです。
それは「システマティック」な要素で、倒すことに対しての「罪悪感」がわかないようにして、敵を切り倒し、強くなっていくこと。ゲームライクなそれが求められています。
異世界ファンタジーでもそうでしたが。
基本的には「成長」としての要素は複数あったとしても構わないようです。とにかく強く! そして、多くの人から承認される!
といった傾向があると思っていたんですが。
現代ファンタジーのダンジョンものに関しては、その「マッチョ」な承認の欲求であるとか、成長の要素は薄めで作られている所はありました。
どちらかというと「ダンジョンが存在している」理由について、や世界観にかかる部分を比重を置いた作品であり、そこの部分を独自性として持ちはじめたのかもしれません。
あくまでも、これらのベンチマークの作品は去年のものであるので、ここ最近のweb小説の流行までは知りません。どこかで余裕が出来たら読んで見る必要があるかも。
次はサクサクと行きます。ラブロマンス部門ですよ!
恋愛(ラブロマンス)部門
第8回大賞受賞作品
死に戻りもの。
処刑シーンから、15歳の誕生日の日に戻る。どんな物語も「変化」のシーンからはじめ、主人公に「目標」をもたせることは物語上の求められる冒頭ですね。
異世界ファンタジーと現代ファンタジーを読んでから、恋愛(ラブロマンス)部門の確認となりました。
主人公の性質に大きな違いがありますね。これはジャンルの傾向であるのか、複数作品を読んでみないとまだわからないし、判断はできないのでしょうが。
男性キャラクターで「万能な性質」のキャラクターを整理されると「鼻につく」要素はあるのですが。
女性キャラクターで「優秀な性質」をもたせたキャラクターは「痛快なそれ」に取られる部分がある気がします。
以前、呟いた女性キャラクターや男性キャラクターに求められる「道徳的な規範」に関しても「他の人材に手を汚させる」といった形で物語上の障害を排除するなど、男性向け作品とは違う方法で課題を整理する必要があります。
物語のステップについてもそうですが。着実に変化を刻み、陣営を増やしていく。そして、視点の変更を行うときは必ず「一話」内部で、物語の連続性がある形で視点の変更を行っている。
こういった可読性に対しての配慮は意識するべきだ。
ラブコメ(ライトノベル)部門
第8回大賞受賞作品
ライト文芸部門
第8回大賞受賞作品
ホラー部門
第8回大賞受賞作品
エンタメ総合部門
第8回大賞受賞作品
ちょこちょこ準備してみようと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?