ダニエル・ハリトーノフ
今回ご紹介するアーティストは…
ピアニスト ダニエル・ハリトーノフ(Daniel Kharitonov)です!
ハリトーノフは、現在22歳の気鋭ピアニスト。
ハリトーノフは、1998年にロシアのサハリン生まれました。
5歳でピアノを始め、ノヴォシビルスク中央音楽学校で学びます。
その後、モスクワ音楽院の高名な教授ヴァレリー・ピセツキー(ロシア人民芸術家)に師事し、研鑽を積みます。2005年にはわずか7歳でモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演を果たしました。
11歳の時には、ロシア国立交響楽団とラフマニノフのピアノ協奏曲第一番で共演し、順調にピアニストとしての才能を発揮させていきます。
12歳からはモスクワを本拠地とし、スピヴァコフが指揮を務めるモスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団と定期的に共演。
その他、ゲルギエフ指揮のマリインスキー劇場管弦楽団やロシア・ナショナル管弦楽団、モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団、ウクライナ国立交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団などともソリストとして共演しています。
ロシア国内のみならず、ドイツ、スペイン、フランスをはじめとするヨーロッパ各国の著名なホールでコンサートを行い、2013年3月には、カーネギーホールにて本格的にデビュー。更にフランスのアヌシー音楽祭などの国際音楽祭にも参加し、世界中から高い評価を受けています。
最近ではロシア文化省から贈られる最も権威のある賞“National Pride of Russia”を受賞し、2015年のチャイコフスキー国際コンクールでは3位入賞に輝きました。
日本では、2019年12月にNHK交響楽団と共演し、その模様が昨年3月に「クラシック音楽館」(Eテレ)で放映されました。
ハリトーノフの演奏は煌びやかな技巧、嵐のような激しさ、そして若さの象徴としての溢れるエネルギーで観客を魅了します。
さらに彼はロマンティックで安らぎに満ちた表現力を併せ持っており、音楽の奥深い世界へと観客をいざなうピアニストです。
また、自身で作曲も行っており、日本でも披露してくれたことがあります。
作曲においても今後が楽しみなアーティストの1人です。
インプレサリオ東京では、毎年冬にハリトーノフのリサイタルツアーを行うのが2017年からの恒例となっております。
以下、弊社が企画したリサイタルの歴史です♪
【2017年】
【演奏曲目】
・モーツァルト
幻想曲 ニ短調 K397
・ベートーヴェン
ピアノソナタ第14番「月光」嬰ハ短調 作品27-2
ピアノソナタ第23番「熱情」ヘ短調 作品57
・ショパン
ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」作品53
ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作
即興曲第1番 変イ長調 作品29
ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2
バラード第1番 ト短調 作品23
・リスト
愛の夢第3番 変イ長調
ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
【2018】
【演奏曲目】
・L.V.ベートーヴェン
ピアノソナタ第3番 ハ長調作品2-3
ピアノソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調作品27-2
・F.ショパン
12の練習曲 作品10
スケルツォ第3番 嬰ハ短調作品39
【2019】
【演奏曲目】
①月光と革命
2018年と同プログラム
②華麗なるピアノ音楽のすべて
・J.S.バッハ (ブゾーニ編曲)
シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より)
・J.S.バッハ (ラフマニノフ編曲)
プレリュード・ガヴォット・ジーグ(無伴奏ヴァイオリンのためのパル
ティータ 第3番 ホ長調 BWV1006より)
・L.V.ベートーヴェン
ピアノソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調作品27-2
・S.V.ラフマニノフ
幻想的小品集 作品3 (全曲)
-第1曲 悲歌(エレジー)-第2曲 前奏曲-第3曲 メロディ
-第4曲 道化役者-第5曲 セレナード
・P.I.チャイコフスキー
ドゥムカ(ロシアの農村風景) ハ短調 作品59
スケルツォ(交響曲第6番「悲愴」より第3楽章 ,S.フェインベルク編曲)
2020年も招聘予定でしたが残念ながらコロナウイルスの影響で実現せず…
また近いうちに皆様にハリトーノフのリサイタルをお届けできる日がくることを願ってやみません。
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