HSS型HSP 非モテ女結婚までの道のり
こんにちは。執筆時間が最近の休憩時間です。なかなか毎日は取れないけど。
今日は初めての内容ですが結婚について。一人好きで結婚願望0の勘違い非モテ女だった私がどのように結婚したのか。結婚して2年経過したけど、現時点で結婚という選択をしたことと相手選びに関して後悔はしていないです。(そりゃ一緒に生活していたら多少のイライラはありますが。)思いの外長くなりましたが、私のように石橋を叩き割る程慎重な方(HSPあるあるかな)の参考になれば幸いです。
本編前の基本紹介
・結婚歴:約2年
・出会い:職場
・結婚願望が0だった理由:
*やりたい仕事があってそれを叶えるまではそこに集中したい
*一人の時間がなくなる
*家事育児を一人でこなしていた母を見て、自分が出来るとは思えず結婚生活が想像できなかった
*周りが結婚して不幸せそう・離婚している
~勘違い非モテの20代~
20代後半に入り友達の結婚式に参列する事も増えてきたけど、結婚願望は一向に高まる気配はありませんでした。今の時代独身も珍しくない。一人が好きだし自立さえして生きていければそれもあり。仕事以外は実家でゴロゴロしながらそんな風に考えていました。
一方で、誰かからは愛されたい。そんな強烈な自我に溢れていました。ネットや本で紹介される愛されてテクを盲信しては、合コンや紹介された異性に実践。小手先のテクニックだけ身に付け、知性も教養もない愛されたいオーラだけを醸し出す痛女に寄ってくる人なんてたかがしれている。真剣に相手にされる事もなく、短期間の恋愛(恋愛とすら言えない?)を繰り返していました。しかし当の本人は「色んな人は寄ってくるけど続かない。こんなにヘアメイクもテクニックも頑張ってるのにどうしていい人に巡り合えないのだろう…愛されたいだけなのに。」と真剣に悩んでいました。
今思えば当時唯一の売りは若さだけだった気がします。クスっと笑っちゃうような会話、美味しい料理、…なんでもいいのに、こちらから何か提供しようという考えがなく、してもらう事ばかりに注力するクレクレ星人だったのです。中身は磨かず頑張ってたのは前髪のポジション管理やぶりっ子表情だけの正真正銘の痛女でした。
~脱勘違い!自分に向き合え~
28の時に短期間での交際終了後、いよいよ追いつめられた私は遂に気が付きました。
「これだけ何度も短期間で別れ、しかも真剣に相手にされない恋愛を繰り返すのって、もしや原因は私にあるんじゃないか?」
…やっと気づいたかwwwそうだよwwwあーたの魅力の無さが原因やいww
そこで私は恋愛や結婚に関しての現状の洗い出しとこれからの要望等、まずはざっくり以下の項目で書き出しました。
恋愛(・結婚)においての理想的な相手
自分の現状\理想的な相手からの予想される反応
自分が相手に提供できる事
例えば、1から。
恋愛(・結婚)において理想的な相手:3~10以上年上。会社員。年収は自分より高い。一人暮らし(家事等自分の事は自分で出来る)。家事育児は一緒に行う。など。
続いて2。
【自分の現状】28歳。会社員。実家暮らし。年収~。趣味~。
【理想的な相手からの予想される反応】28で実家暮らしか。家事育児を一緒に行うってアンタ、実家暮らしやのに家事できんの?俺にやらすつもりちゃうん?年収も俺より低いのに。おんぶにだっこのつもり?
最後に3。
相手へ提供できること
・ユーモアのある時間を提供できる。
・体調不良等になった時に看病できる。(看病と言っても、医者に連れて行くとかでなく、大丈夫?などの声掛けw、お世話はできてせいぜいインスタントのおかゆを出すくらいでしょうw)
…うむ!書き出すと気づく、理想的な相手が私といるメリット、少なすぎる!!!泣!!
自分のスペックの低さを思い知った私は、せめて相手に求める事は自分でも出来るようになろうと思い、一人暮らしを始めました。
~とんでも一人暮らし~
一人暮らしを始めて、本当に色んな事を身をもって学び、経験しました。結婚云々より、一大人として、一人暮らしに踏み切って本当によかったです!!まず家にある全ての生活備品は有限かつ有料である事を学びました。超当たり前なことだけど、あらゆるものは買わなければ手に入らないという事に最初は慣れなかったです。トイレットペーパーは無くなったらトイレ収納から出せばいいのではなく薬局で買わなければならない、お米って種類によって味が違う、サランラップって意外と高いやん、夜のスーパーって割引大天国や!…などなど。文字通り、毎日・全てが勉強で発見でした。
私は家事能力が非常に低く、どのレベルかと言うと、当時29歳にしてお米すらまともに炊けませんでした。がちがちに硬かったあの味は今でも覚えています。(2合のお米を炊こうとして、お米を2合の線まで入れていた。。。)※これ29の話です。19ちゃうで汗。
婚活中の皆様、家事経験がない人ってこのレベルです。。。代わりに謝罪します。。ごめんなさい。。
呆れる程の世間知らずで色々ぶち当たながら、経験値をちょっとずつ上げていきました。半年もして一通り生活が回りだし、なんとか一人で生活は出来るかなと自覚しだしました。また仕事面では念願の仕事に携わる事が出来たことも合わさり、結婚について以前よりも前向きに考えられるようになりました。そして前述の「恋愛・結婚においての理想的な相手」をより具体化しブラッシュアップさせました。
~理想を具体化して周りの人に落とし込む~
私のリストは一部ですがこんな感じでした。
【結婚】
31までにする
結婚式は身内、海外で。
【暮らし】
★地元か〇県。
将来的には一軒家。
【相手/生活】
★お互いに仕事する(私に専業主婦を求めてこない)
★家事は分担
子供は可能なら1人か2人
★対等で横並びな関係。夫婦であり親友のような状態が理想。どちらかが引っ張っていくではなく、一緒に迷い、話あいながら選択していける。
依存的でない
人を思いやれる
など。特に優先順位が高いものは★。
リストを見て試しに当時の男友達や周りで関りのある異性を当てはめると、全部でなくても何個か当てはまる人がちらほら出てきました。これまでの経験から人として尊敬できないと長期的な関係を気づくは難しいと思い、友達(又は友達のようにいれる人)から発展できたらいいな、と考えていました。
~リストで即決、不満無し~
貧乏一人暮らしを謳歌していた時に現在の夫と交際を始めました。夫は上記のリストの★は満たしていて、私としては日頃から人生単位での長期的な関係を望める方でした。友達の延長のような人なので、変なぶりっ子やリアクションは不要なので非常に楽です。
普段は鬼の慎重派の私がプロポーズしてくれた時に即答できたのはフィーリング♡運命を感じたから♡などではなく、このリストがあったからだと思っています。一人暮らしもめちゃくちゃ楽しんでたけど、迷いなく結婚を決めました。
結婚生活を送る際に夫にいくつかお願いをしました。
・一人の時間は必ず欲しい。
・インドアで睡眠時間が多いけど、ほっておいてほしい。
この約束は守ってくれました。休日は基本的に私は昼まで寝て、夫はアウトドアなので外出し、それぞれ好きな事をして、夜は美味しいものを食べる。たまに一緒にでかけたり旅行する。そんな生活でした。(子供が生まれてから無理になったけど)
夫は炊事洗濯なんでもできるので、(私より格段にレベルが高い)家事も分担。私が夜ご飯を作って、夫が皿洗い。洗濯はどっちかがボタン押すところまで、片方が終わって干す。(一緒にやったり)取り込みは手が空いてる方、割合は半々ぐらい。結婚生活もなんの不満もなく過ごしてきました。
~こんな輩はやめておけ~
とはいっても結婚前に見抜けなかった致命的な部分が明るみになる事もあるかもしれません。それをどう避ければ良いのか、はすみません、明確な答えが思い浮かばないですが、自分のスタイルを強要してこない人かどうかは結婚前に私は見ていました。
例えば先述の例だと私はインドアの睡眠命ですが、そんな私にお出かけデートをやたら提案してくる、等こちらに寄り添えない人はそもそも相性が良くないかもしれないです。HSPって相手の顔色が読めすぎて断る事にも罪悪感を感じやすいので、断る事が多い人といると疲弊していきます。あとは話し合いを避ける人は本当にお勧めしないです。結婚生活って今日のご飯から住む家、子供のことなど決断の連続なので、話し合いができないという事はどちらかの独断で物事が進むもしくは何も決まらず事が停滞する、のなのでどっちにしろストレスが溜まります。普段の小さな選択を思い返してみて、違和感が無いか確認するのも見極めには良いかもしれません。
~正解を待たず、選んだものを正解にする~
100%理想通りな人はいないと断言できます。私も上記リストに色々書いていますが、夫も全ては満たしていません。また結婚してみて初めて分かる相手の意外な点も見えてきます。ここからは私の見解ですが、自分の中の譲れない点を把握していれば、外的要因が無い限りは中吉以上になるのではと思っています。中吉を大吉にするのか凶以下にするのかは自分次第かな、と。とはいえこの外的要因が厄介だったりしますよね。あー結婚て複雑で難しい…
あと結婚って結局人間関係マターなので、コミュニケーションの基本は大切にしていきたいと自分に言い聞かせています。相手を傷つけたら謝るし、ご厚意を受けたら感謝する。相手は家族である前に一人格を持った人間です。
そして自分も相手とは異なる思想を持った人間です。HSPって色々我慢しがちですが、我慢では本当の意味では良好な関係性は保てません。察してオーラで理解を求めるのはやめて、伝わる言葉と表現で相手に伝える努力は必要だなと常に感じます。この点は私もまだまだ未熟ですが…
~自分が幸せでいれれば未婚・既婚どうでもいい~
こんだけ結婚相手選びを熱く語っておきながらめちゃくちゃな結論ですが、自分は一人の方が幸せだと思うのなら、結婚はしない方がいいです。それでいいんです。何も間違ってないんです。
HSPの方は特に誰かといるとどうしても気を使う。例え家族でも。気を遣う事は人としてとても大切な事だけど、過剰になりすぎて息苦しいなら私は結婚より一人暮らしを全力でお勧めします!
世間体がとか親がとか、結婚をする理由が自分以外の他者だけにあるなら、結婚しても自分や相手にとって幸せな人生になるかは疑わしいように感じます。もし私が結婚の意思がいまだに無かったとしたら、無理に結婚に対して努力するより、他者より自分の意思を優先するマインドを鍛える努力をすると思います。
そして私も結婚しておいてなんですが、もし今の夫とお別れする未来が来たら、もう結婚という形はとらなくてもいいかなと思っています。(これ夫にもたまに話します笑)決して結婚生活が最悪、結婚は人生の墓場だ、とか言いたい訳ではありません。繰り返しになりますが、夫と結婚したことに何の後悔もありません。家族ならではの温かみとか幸せも沢山拝受してます。
同時に、一人の気ままな生活って最強だなという思いは正直いまだにあります。
きっと生涯一人は寂しいから、パートナーと週に数回会う生活…これもありなのかなーとか妄想したりします。ここは今いない世界が気になる、HSS型HSPの好奇心の部分かな…
結婚はゴールでなくスタートです。
結婚となると「幸せにしてもらいなよ」類の言葉を聞きますが、他人に自分の幸せの主導権を預けてるようで、この言葉はあまり好きではないです。幸せは自分で掴むもの、自分が決めるものだと私は信じています。幸せでいられるなら結婚にこだわる必要はないのです。
それでももし結婚の中での幸せを探してみるなら、最高の相手と共に。幸溢れる未来を願っています♡