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『おじいちゃんアイテム』は大間違い!?知る人ぞ知るアンティーク杖の金脈【金脈マップ】

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はじめに:アンティークのウォーキングスティックが“金脈”になる理由

アンティーク市場では、家具や食器
アクセサリーなど多種多様なジャンルが存在しますが
「ウォーキングスティック(杖)」というアイテムは
あまり知られていないかもしれません。

しかし実は、特にイギリス製のアンティーク杖
世界中にコレクターがおり
日本でも一定の需要があります。

その理由は以下のようなポイントにあります。

  1. ヨーロッパの歴史とファッション文化
    特にビクトリア朝やエドワーディアン朝などの時代には
    男性の外出時に杖が必需品でした。
    紳士が持つファッションアイテムとして
    材質や装飾、彫刻などに大いに凝られており
    美術工芸品としての価値も高いのです。

  2. 歩行補助具としての機能性+装飾性
    もちろん実際に使うこともできますが
    それ以上に「装飾品」「コレクターズアイテム」としての
    側面が強いのがアンティーク杖。
    珍しい素材(象牙や銀、角など)を用いているものや
    特定の名工が製造したものは非常に高額になります。

  3. 日本ではまだ供給が少なめ
    日本国内の骨董市やアンティークショップでも
    杖を見かけることはあるものの
    圧倒的に数が少ないです。
    そのため、海外との価格差が生じやすく
    輸入転売のビジネスチャンスが潜んでいるといえます。


商品概要:イギリス製スターリングシルバーのウォーキングスティック

今回取り上げるのは
「Vintage Antique FCCo England Sterling Silver Hallmarked Walking Stick Cane Horn」という名称で
eBayに出品され
665ドル(約10万4,890円)で落札されたアンティーク杖です。

1. ハンドル部分

  • 素材: スターリングシルバー(純銀)

  • 形状: L字型で滑らかに曲がっており、持ちやすいデザイン

  • 模様: 繊細な植物模様や渦巻き模様がエングレーブされ
        ヴィクトリア朝風の優美な印象

  • 刻印: 「FCCo」やイギリスのホールマークがあり
       製造者または工房のサインとしての価値を高めています。

2. シャフト部分

  • 素材: おそらく木製(濃い茶色〜黒に近い色味で、光沢あり)

  • デザイン: シンプルながらも全体の雰囲気を引き締めるシックな仕上げ

  • 状態: 写真からは大きな傷やヒビは見られず、非常に良好

3. サイズ感

  • 全長: 一般的なウォーキングスティックの
       長さ(85〜90cm程度)と推測される。

  • ハンドル幅: L字部の長さは10〜12cmほどと思われる。

4. 状態の評価

  • 銀特有の酸化や細かなスクラッチはあるかもしれないが
    大きなダメージは見受けられない。

  • 構造上の歪みや破損はないと見られ
    実用としてもコレクションとしても申し分ないレベル。


なぜ日本で売れるのか?

  1. ヴィンテージ・アンティークブームの継続
    SNSや雑誌を通じて、ヨーロッパ調のインテリアや小物が
    引き続き注目されている日本。
    杖というアイテムはまだ比較的レアな存在で
    差別化しやすい点が魅力です。

  2. 英国製品への根強い人気
    ロイヤルファミリーや英国文学
    ヴィクトリア朝文化への憧れを持つ日本人は少なくありません。
    ホールマーク(刻印)つきのスターリングシルバーであれば
    純度保証とともに英国の歴史を感じられるため
    コレクター心をくすぐります。

  3. 実用品+装飾品としての二面性
    整形外科などで販売される医療用杖とは異なり
    “おしゃれなステッキ”としてインテリアにも
    活用できるのがアンティーク杖の特徴。
    実際に外出時に使わなくとも、自宅に飾って楽しむ人も多いです。


eBayではどの国から出品されるのか?

  • イギリス(UK)
    アンティークの本場だけに
    ヴィンテージウォーキングスティックが
    数多く出品されています。

    しかし英国セラーが国際発送に
    対応していない場合もあるため要チェック。

  • アメリカ(USA)
    アンティーク市場が大きく
    イギリスから輸入された杖が再度出品されるケースも多い。
    今回の出品元もニューヨーク(Staten Island)で
    US$665で落札されています。

  • フランス、ドイツなどヨーロッパ諸国
    イギリス製に限らず各国の古物ディーラーが
    出品している場合がありますが
    イギリス製を狙うならやはりUKやUSAセラーが
    中心となるでしょう。

ここまでが無料パートです。
次の有料パートでは、実際にこういったアンティーク杖を
仕入れる際に気をつけるポイントやリサーチ方法
国内で高値で売るための販売戦略などを詳しくご紹介します。
ご興味を持たれた方は、ぜひ続きをお読みください!

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