損をしないためにインプラント施術について知っておく


インプラント治療のことをインターネットで検索すると、「すぐ噛める」や「手術は1回」などの言説がよくみられます。本当に歯がない期間がなくて、1回だけの手術で終わるなら治療をおこないたいと思う人も多いでしょう。しかし、それらの治療には、条件があり、適応しない場合もあるのです。

東京の施術ごとの費用はコチラのサイトでまとめているので、興味のあるかたは見てみてみてください。

「すぐ噛める」という施術について

すぐに噛めるという施術は、即時荷重、もしくはall on 4という施術どちらかになります。

インプラント治療で「すぐ噛める」ようにすることを、「即時荷重(そくじかじゅう)」といいます。基本的にはインプラント手術をしたその日、あるいは翌日に仮の歯を装着してやわらかいものであれば噛むことこができるというものです。

少し以前までは、インプラント体を埋入したら、オッセオインテグレーション(骨とインプラント体の結合)が得られるまで荷重をすることはありませんでしたが、技術の向上で荷重を厳密に管理することで可能になりました。

しかし、この治療は通常のインプラント治療の場合、骨の量が十分にあり、埋入した直後の固定がうまくいく人に限られます。骨量不足の場合は治療の適応になりません。一方、all on 4の場合は傾斜埋入により安定が得られますので、同治療が適応になれば即時荷重は可能です。

「手術1回」という施術について

「手術1回」というのは、1回法、もしくは抜歯時即時埋入です。

「手術1回」というのは、インプラント手術を1回法でおこなうということです。

現在の主流は2回法で、インプラント体埋入後、歯肉を縫合をして再度切開します。1回法では埋入したインプラント体が露出していることで、感染症を起こす可能性があることから、2回法が主流になっています。

しかし、上記のように即時荷重やall on 4は1回法でおこなわれます。感染症の可能性が少ない健康な人、骨量が十分ある人であれば1回法が可能です。また、残存歯がある場合でも 抜歯時即時埋入といって、抜歯後すぐにインプラントを埋入する方法もあります。

低価格のワンピースインプラントとは

1回法では手術回数が少なくなり、費用が安くなる利点があります。さらに、1回法だけで使用するワンピースインプラントを使用すれば部品数が少ないためさらに低価格になることもあります。

しかし、ワンピースインプラントは一体型のため、不具合が発生したときにインプラントを抜く事態も考えられます。どのタイプにするかは、治療前に歯科医師とよく相談しておきましょう。

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