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インプラントは永久にもつものですか?

インプラントは永久にもつものですか?

インプラントとは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。

インプラントは見た目や噛み心地が自然な歯に近く、長期的に安定した咬合機能を維持することができます。

しかし、インプラントは一度入れれば永久にもつものなのでしょうか?この記事では、インプラントの寿命やその影響因子、寿命を延ばす方法や寿命がきたときの対処法などについて解説します。

インプラントの寿命はどれくらいなのか?

インプラントの寿命は一概には言えませんが、一般的には10年から15年程度と言われています。

これは、インプラント体と呼ばれる人工歯根が顎の骨から外れたり抜けたりするまでの期間を指します。

しかし、この期間はあくまで平均的なものであり、個人差やケースバイケースがあります。実際には、インプラントを入れてから40年以上経過しても問題なく使用している方もいますし、逆に数年で失敗してしまう場合もあります。

インプラントの寿命に影響する要因はさまざまですが、大きく分けると以下の3つに分類できます。

  • インプラント治療そのものの品質

  • インプラント周囲組織の健康状態

  • インプラント使用者の生活習慣や全身状態

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

インプラント治療そのものの品質

インプラント治療そのものの品質とは、インプラント体や上部構造(人工歯)の素材や形状、埋入位置や角度、噛み合わせや適合性など、治療に関わるすべての要素を指します。

これらの要素が高品質であればあるほど、インプラントは長持ちします。逆に、これらの要素が低品質であればあるほど、インプラントあーは早く壊れたり外れたりします。

インプラント治療そのものの品質を高めるためには、以下のことが重要です。

  • 信頼性の高いメーカーやブランドのインプラントシステムを選ぶこと

  • 経験豊富で技術力の高い歯科医師や歯科技工士を選ぶこと

  • 最新かつ高精度な設備や手術方法を用いること

信頼性の高いメーカーやブランドのインプラントシステムとは、世界的に認められた安全性や効果性を持ち、長期的な臨床データや保証制度があるものを指します。

インプラントシステムにはさまざまな種類がありますが、極端に安いものやマイナーなものは、品質や対応が不安定である可能性があります。

インプラントは高額な治療ですが、安易に安いものを選ぶと、後々トラブルになるリスクが高まります。

経験豊富で技術力の高い歯科医師や歯科技工士とは、インプラント治療に関する知識や技能を持ち、正確な診断や計画、手術や補綴を行える人を指します。

インプラント治療は一般的な歯科治療とは異なり、高度で複雑なものです。そのため、インプラント治療に慣れていない歯科医師や歯科技工士に任せると、失敗や合併症の可能性が高くなります。

インプラント治療を受ける際は、歯科医師や歯科技工士の経歴や実績を確認しましょう。

最新かつ高精度な設備や手術方法とは、インプラント治療において必要不可欠な機器や技術を指します。

例えば、歯科用CTやシミュレーションソフト、ガイドサージェリーなどです。これらの設備や手術方法を用いることで、インプラントの埋入位置や角度を正確に決めたり、安全かつ効率的に手術を行ったりできます。

これらの設備や手術方法を用いない場合は、インプラントの適合性や安定性が低下したり、手術中に神経や血管を傷つけたりするリスクが高まります。

インプラント周囲組織の健康状態

インプラント周囲組織の健康状態とは、インプラント体を支える顎の骨や歯肉、隣接する自然歯などの口腔内の組織の状態を指します。

これらの組織が健康であればあるほど、インプラントは長持ちします。逆に、これらの組織が不健康であればあるほど、インプラントは早く壊れたり外れたりします。

インプラント周囲組織の健康状態を損なう最大の原因は、「インプラント周囲炎」と呼ばれる感染症です。これは、自然歯の歯周病に似た症状であり、細菌によってインプラント体と顎の骨との間に隙間ができたり、骨が溶けたりすることで起こります。

インプラント周囲炎は進行が早く重篤化しやすいため、早期発見・早期治療が必要です。放置するとインプラント体が外れてしまうだけでなく、顎の骨が大きく失われて再治療が困難になることもあります。

インプラント周囲組織の健康状態を患者様、ご自身できちんと保てるかどうかも、インプラントは長く持つかどうかに影響するのです。

インプラント使用者の生活習慣や全身状態

インプラント使用者の生活習慣や全身状態とは、食事や喫煙、運動などの日常的な行動や、糖尿病や骨粗鬆症などの全身的な疾患を指します。

食事はカルシウムやビタミンDなどの骨を強化する栄養素を摂取することが重要です。

喫煙は血流を悪化させて骨や歯茎の回復力を低下させるため、控えることが望ましいです。

運動は適度に行うことで骨密度を高める効果があります。

全身的な疾患はインプラント治療そのものに影響する場合もあるため、早期発見・早期治療が大切です。

以上のように、インプラントの寿命はさまざまな要因によって変わります。

インはプラント治療そのものの品質は歯科医院や医師に任せることができますが、インプラント周囲組織の健康状態やインプラント使用者の生活習慣や全身状態は、自分自身で管理することが大切です。

インプラントを長く使い続けるためには、日々のセルフケアと定期的なメンテナンスを欠かさないことが必要です。

インプラントは第2の永久歯と言われますが、それは自分で努力して守ることができるものです。


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