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モルトNEXT 構築メモ

今更感あるし自分自身モルトNEXTをメインで触ってる訳でもないけど、あんまり解説してる人もいなかったしなんだかパズルみたいで面白かったので。


☆ベース

なんだか随分埋まっちゃった感あるけど、スタンダードな構築となるとここまでは採用したい。(スタンダードじゃない方も後で少し触れます)

34枚も埋まっているから当たり前だけど、大体のことはこの基盤で出来るので後はどのように味付けするかという感じ。


◎解説

・切札勝太&カツキング -熱血の物語-

ご存知万能ドラゴン…ではあるものの、ことモルトNEXTにおいては一見噛み合わない要素も多い。青の確保が難しいとか、マナが伸びる訳じゃないから次のターン綺麗にドラグナーに繋がらないとか、ボアロが採用しづらいとか。

ただこれに関しては認識の問題で、そもそもこのカードは捲りの当たり枠として採用されている。手札に《バトガイ銀河》で踏み倒すための後続を持ってきつつ、相手の邪魔なブロッカーを蹴散らしたり場合によってはアタックキャンセルを決めたりするこのカードは、一般的に当たり枠として採用される重量級ドラゴンと比べても引けを取らないスペックを誇る。

そして他の当たり枠と比較した際に、手札からのプレイが可能なコストだったり(ただこれはこっちも色のハンデがあるからトントンくらいかも)、受け札換算が可能であったりと明らかに役割が広いのでまあ入りますといった具合。

ちなみにカツキングをプレイした次のターンドラグナーが繋がらないという問題に関しては、「助けて!モルト!!」のリリースにより緩和されている。このカードも少し新規の恩恵を受けたことになる。


・蒼き団長 ドギラゴン剣

革命チェンジというギミック自体ドラグナーを使い回せて相性が良いのでデッキに組み込みたい、が。コンボ色の強い革命チェンジを積んだところでデッキパワーを下げるだけで、攻撃面においてはオーバーキルになりがち。

そんな中で剣は捲れても単体で8マナ払っても強くやはり別格。効果も癖のない打点純増なので困る機会もこれといってなく、色も優秀。当然の採用となる。


・蒼き覚醒 ドギラゴンX

チェンジ元こそ少ないものの、あるとないとでは大違いな一枚。

零龍系のデッキが墓地の儀残し&ブロッカーという布陣で固めてきた場合このカードのアンブロッカブルがよく刺さる。というより、次元にこのカードがあるかどうかで零龍側のプレイが変わってしまうレベル。

当然単なる置物に留まらず、カツキングのリーチを大きく伸ばしてくれる汎用除去。枠こそ厳しいが可能な限り採用したい。


☆バランス型

革命の絆採用で受け性能を補強。別に元からトリガーも少なくないので、ある程度盾に任せてどっしりと構えたプレイが可能になる。


・禁断竜王 Vol-Val-8

もっと強い踏み倒し先ないの、という意見も出てきそうなカード。確かに単独でゲームを破壊出来るかと言われると割と盤面依存なカードではある。

ただ、他のカードを見渡してみても別に単独で勝ちまで持ち込めるドラゴンというのはこれといって存在しない。「いや○○は?」という声もありそうだけど、そういうカードは決まって踏み倒し効果持ちで要するにNEXT・SAGAの9枚目以降に過ぎないスペックでしかない。

そもそも捲りカードは既にありふれているためこれ以上欲しいかと言われても微妙なライン、ということを前提にするとぶっちゃけ何を採用してもあまり変わらない。であれば、色が強くてカツキングの補佐が可能なVol-Val-8が優勢かなといった具合。

なんだか少し弱そうな解説になってしまったけど断じてそんなことはなく、ドラグナー2点→バトガイ銀河3点→Vol-Val-8ダイレクトという動きはこのデッキの必殺プラン。選ばれないSAはやはり強く、ちゃんと必要なカードとして採用されている。


・革命の絆

バトガイのハズレになるのは話にならないのでボルドギではなくこちら。多色が気になるとかであればそもそも積まない方が無難な気がする、インフェル採用の時点で革命0トリガーのハズレも増えているし。

捲れとしては基本強くないが、横にいる栄光や今からバトガイを手放すモルトNEXTに乗せるとレッドゾーンバスターの乗るアタッカーになるため一応頭に入れておくこと。いざ捲ってからではもう遅い。


・龍神丸

革命の絆の性能をわかりやすく引き上げるカードで、それ以外ではそんなに使わない。

ただ、このカードを不採用にすると革命の絆も不採用であると透けてしまうため抜く際は慎重に。


・終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド

マナが伸びた終盤戦に大活躍するカード。

最大値は10マナ時助けて→SAGAからハートバーンとジエンドの同時設置で、余ったマナでそのままNEXTまで繋がる。

バトガイを押し付けられるのは勿論、SAになったジエンドがレッドゾーンバスターにもドギラゴンXにもなれる超強力なアタッカーとなるため基本的に受けが成立しない火力を叩き出せる。

SAGAの器用さを最大限引き出せるカードであり、プレイの幅を大きく広げてくれる。ブロッカーなのも嬉しいところ。


☆攻撃特化型

メタやブロッカーの除去範囲を広げてよりゴリ押し性能を高めた型。


・ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム

手札を減らさないブーストカードであるインフェル星樹やオールイン・チャージャー、5マナでドラグナーをプレイ出来る「助けて!モルト!!」と新参組との相性が抜群によく、メタを焼きながらドラグナーを出すという動きがストレス無く可能になっている。

現アドバンス環境が盤面で戦うゲームな都合腐る機会もそうそう無く、使い勝手は抜群。なんとなくモルトNEXT触ってみようかな~くらいの人であればここから入った方が使いやすいかも。


・ボルシャック・サイバーエクス

栄光含む殆どのカードから革命チェンジでき、捲れても確定除去&SA持ちで大暴れしてくれる一枚。青いのも嬉しい、ドギラゴンXにもなれる。

メタ除去としてみるとやや大雑把ではあるが、ブロッカー等で受けてくる相手にとにかく強い。ドラサイや天門が流行ってきた場合は是非とも採用してあげたい。


☆ギャイア型

前提として、大抵の受けトリガーは物量とドラグハートのパワーでなんとかなる。過剰なトリガーケアはあまり組み込みたくない。

ただ、力業ではどうにもならないクロックやネバーを突破しようとするとどうしてもギャイアの助けが必要になる。

よく言われることだけど、こういうことをしなければいけない環境でそもそもこのデッキを使うべきか否かは慎重に判断すること。緑単というのはそれはそれは邪魔、NEXTがかなり使いづらくなるのは覚悟すること。

クリスドとかVANとかを採用する場合も大枠は変わらないはず。


・メガ・マナロック・ドラゴン

そもそもなんで採用してなかったの、と言われそうなカード。別に採用してもいいんだけど、そこまで活躍してくれない。

早期に捲れた場合は勿論ゲームを決められるカードだが、中盤戦以降だと捲れたとしてもコロッと返されたりする。例を挙げると、ガイアッシュ覇道には踏み倒しを行った場合4マナあればカウンターされてしまう。

素出しの場合、要素を噛み砕くとこのカードは無償で盤面に設置できる2打点という見方が出来る(ゆえに盤面の打点を倍にするガイアッシュ覇道のこのカードは強い)のだが、ことモルトNEXTにおいては盤面0からでも十分ワンショットが狙える都合上その要素も「あれば嬉しい」程度。

スタンダードな構成にポンと入れても栄光スタートの先攻4ターン目くらいしか胸を張って強いと言えるタイミングがなく、わざわざ枠を譲るほどのカードかと言われると怪しい。

ただギャイアみたいなわかりやすい終着点を採用する場合は、その繋ぎとして1ターンをもぎ取る役割を与えられるためまた優先度が上がってくる。結局好みではあるが、積んであげてもいいのかなと。


・無敵剣 プロト・ギガハート

受けの硬い相手をターゲットにしているため、7マナSAGAを守るために必要。魂の2点を通してギャイアに繋げる。


☆NEXTREME型

ここからスタンダード型からは少し外れる。

NEXTREMEみたいな多面除去が刺さる相手と言えばオービー。とはいえそんなに簡単な話でもなく。

まず、サーチが12枚も搭載されているオービーはトップが強く、一回除去を投げただけではあっさり復帰されてしまう。よって継続的な除去のため超英雄タイムの採用がマスト。更にそれでも足りず、結局とこしえセガーレを退かした後相手の攻撃を受けきるために革命の絆まで確定採用。

勿論対オービーの切り札となるRSFKもスタメン。めちゃくちゃ悲しいけど、スーパーデッキの暴龍の大地&NEXTREMEという組み合わせは合理的じゃないと言える。

ここまでしてもそんなに勝てるわけじゃないけど、どうしてもオービーに勝ちたいという場合は。


・覇闘将龍剣 ガイオウバーン

NEXTREMEがバトガイで捲れると山札の上に残るという地獄のような裁定を貰っており(https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42394/)、打点面にあまりにも不安が残るので補強として採用。

ガイアッシュを倒しながらバトガイを振る、という動きはガイアールでも可能だがこちらは裏面のガイラオウがSA持ちなのがありがたい。打点の嵩増しが可能になる。


☆グレンリベット型

デストルツィオーネで全ハンデスされてもドラゴンを踏み倒すぜ!でも踏み倒したやつは終了時零龍卍誕で死ぬぜ!

という悲しい事態を防ぐにはなんとか手札の儀を妨害しなきゃいけないんだけど、高々3枚でインフェルかカツキングを捲れ!というのも馬鹿げた話。なんならインフェルだと向こうに手札を0にされると結局だし、出来ればカツキングを捲りたいのも正直なところ。

というわけで助っ人の最終モルト採用。ボアロから踏み倒して無理やり手札の儀を妨害しにいく。

こんな感じで、ただでさえ自身が多色な癖に呼ぶカードも大体多色という中々の問題児。言わずもがなオールインの方が丸いけど、ゼーロや5Cに一泡吹かせたいなら一考。


・熱血星龍 ガイギンガ GS

大体Vol-Val-8みたいなカード。勿論アレに比べると随分弱いけど。

ハンデス相手に立てるアンタッチャブルは当然強いので、単色枠に困った場合は割と適当に採用している。



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