見出し画像

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ ラゴンさま

この物語はフィクションです

夏菜実:奏太くん。この事なんやけどさ

奏太:ああ。それはね・・・

ひなの:何か二人ってさ三年前まで仲そんな良くなかったのにとても仲良いよね?

未来虹:確かに・・・何か知らない間に仲良しになってね。ほら、ひなのと喧嘩した時も二人話してたし

奏太:何の話?

未来虹:奏太くんと夏菜実ちゃんが仲良しな話

奏太:あっ!ひなの!僕はひなのが一番だから!

ひなの:大丈夫。そこは分かってるから

夏菜実:まあ、仲が悪かったのは事実でしたし

未来虹:いつから仲良しになったの?

夏菜実:確かラゴンさまの時やな?

奏太:そうだね

なのみくにん:ラゴンさま?

三年前

奏太:疲れた・・・

ひなの:奏太?どうしたの?

奏太:いや・・・昨日の同窓会で色々あったから疲れてて

ひなの:でも、楽しんでたじゃん

奏太:でも、家帰ったら疲れが一気に来てさ・・・

大悟:奏太って・・・大丈夫か?

奏太:どうしたんですか?

大悟:あ、ああ。明日の事なんだが史帆さんと夏菜実ちゃんと一緒に撮影に向かってくれ

奏太:えっ・・・何で!?

大悟:すまねぇ!何とか俺が行く様にしようとしたけど。菜緒にどうしてもって言われて

奏太:えぇ~嫌だ~!

ひなの:どうして嫌がるの?

大悟:実は奏太と夏菜実ちゃん仲悪いんだよ

ひなの:嘘!?そうだったんですか!?もしかして健吾さんみたいに・・・

大悟:いや、そういう訳じゃないんだけど。奏太が仲良くしようとしたが、夏菜実ちゃんが凄い拒否反応をしてな。その後、夏菜実ちゃんが奏太の悪口言ってたら、奏太もキレてな。それ以来不仲なのよ

ひなの:意外

奏太:はぁ~

次の日

史帆:今日はよろしくね!

奏太:は、はい・・・

夏菜実:何であんたが居るの?

奏太:大悟さんは菜緒さんの所なんだよ

夏菜実:うわっ・・・今日最悪の日だわ

奏太:こっちも小西の顔何か見たくなかったわ

夏菜実:じゃあ帰れば良いじゃん

奏太:仕事だから帰る訳には行かないの

夏菜実:あっそ。じゃあ今日は話しかけて来ないで

奏太:誰が話しかけるか。バーカ

史帆:まあまあ、二人共仲良くね

奏太。史帆。夏菜実は仕事でとある村に来ていた

村長:では、この村をご案内します

史帆:よろしくお願いします

夏菜実:よろしくお願いします

村長:いや~それにしても日向坂46の方達がこちらに来て下さるなんて

史帆:いえいえ。今日はこの村の良さを沢山伝えれる様に頑張ります!

村長:ありがとうございます!そういえば、皆さんはご存知ですか?この村は昔海だったって事に

夏菜実:そうなんですか?

村長:はい。かなり前の話ですが人々が海を埋め立てて、この村を作ったと言われてます

夏菜実:うん?

すると、夏菜実は緑色の体の生物を見つけた

夏菜実:あれは?

村長:あれとは?

夏菜実:ほら!あそこに隠れてる緑色の!

史帆:何も見えないけど?

奏太:・・・

夏菜実:おかしいな?

その後も仕事は何事もなく続いていた

夏菜実:(あれは何だったんだろう?)

史帆:こにしん?

夏菜実:あっ!どうしました?

史帆:ずっと下を向いてたからどうしたの?

夏菜実:いえ!ちょっと考え事を

老婆:そこの若いの!お茶なんかどう?

夏菜実:えっと・・・

奏太:じゃあ、三人分いただいても?

老婆:分かったよ~

史帆:良いの?

奏太:まあ、村の人との交流するのも大事ですし

三人は老婆からお茶を頂いた

老婆:いや~それにしても、お二人は可愛いわね~。孫でもおかしくないわ

史帆:ありがとうございます

夏菜実:あの?一つ聞いても良いですか?

老婆:何だい?

夏菜実:緑色の体をした魚のような人について知ってます?

老婆:・・・それはラゴンさまね

夏菜実:ラゴンさま?

老婆:この村に祀られてる海の神様。実はあの山にはラゴンさまが封印されてる石があるの。でもな、地震の影響であの山にある石が崩壊しようとしててな。撤去される事になった

夏菜実:そうなんですね

数分後

奏太:お茶ありがとうございました

老婆:良いのよ。気にしなくて

夏菜実:おばあちゃん。色々と教えてくれてありがとう

史帆:ありがとうございました

そして、三人は老婆の家から去った

夏菜実:(私が見たのはラゴンさま・・・次の休みの日もう一度ここに来よう)

奏太:小西・・・何考えてるんだ?

次の日楽屋にて

ひなの:昨日はお疲れ

奏太:うん・・・

ひなの:どうしたの?

奏太:いや、昨日何か小西が変な事言っててな

ひなの:変な事?

奏太:何か見えたらしいんだってさ。で、それ以降、ずっと考え事してて

ひなの:なるほど・・・奏太は夏菜実ちゃんの役に立ちたいと

奏太:いや、別にアイツの事なんか

ひなの:と、言いつつこのままじゃ行けないって分かってるんでしょ?

奏太:そうだけど・・・僕は小西に嫌われてるから。嫌われてる奴に助けて貰って嬉しい訳・・・

ひなの:奏太。奏太はそう言ってるけど、奏太はウルトラマンでしょ。全然説得力ないよ

奏太:・・・ありがとうひなの。僕、ちゃんと小西と向き合って見るよ

大悟:おっ!奏太!昨日はすまなかったな

奏太:いえ

大悟:明日は休んで良いから。ゆっくりしててくれ

奏太:分かりました

帰り際

奏太:ポカ

ポカ:どうした?

奏太:ラゴンさまについて調べてくれない?

ポカ:ちょっと待ってな・・・どうやら検索結果でラゴンさまについてなかったわ

奏太:そっか・・・ごめん。ありがとう

その頃

夏菜実:史帆さん。明日休みですよね?

史帆:そうだけど?

夏菜実:一緒あの村に来てくれます?ラゴンさまについて調べたくて

史帆:それなら、私じゃなくても

夏菜実:史帆さんじゃないと行けないんです

史帆:分かった

夏菜実:後、他の人にラゴンさまの事は内緒でお願いします

史帆:分かったよ。内緒にしとく

次の日。夏菜実と史帆は村にやって来た

史帆:着いたけど、まずどこ行く?

夏菜実:どうしよう・・・

?:着いた~!

史帆:うん?奏太くん!?

奏太:史帆さんに小西!奇遇ですね!

夏菜実:何であんたが居るの!?

奏太:いや~実は今日休み貰ってさ。この前来た時ここご飯が美味しくて。他にも名物があるか探しに来たんだ。そう言う史帆さん達は?

史帆:えっと・・・私達も同じような感じ・・・かな

奏太:なら、一緒にどうですか?

夏菜実:私は・・・

史帆:良いよ!(これを機に二人を仲良くさせないと)

夏菜実:ちょっと史帆さん!

奏太:じゃあ!行きましょう!

史帆:おー!

奏太。史帆。夏菜実は村を見て周り、食べ歩きをしながら進んでいた

夏菜実:(折角の休みでラゴンさまについて調べようとしたのにこいつのせいで)モグモグ

史帆:次何処行く!

奏太:じゃあ、小西が行きたい所に行くか

小西:はっ?

奏太達は村の資料館に来た

史帆:資料館?

奏太:えっと・・・何処にあるかな?

夏菜実:何でここに?

奏太:あった。ほら

奏太は資料を夏菜実に渡した

夏菜実:これは?ラゴンさま?

奏太:ラゴンさまについて調べたいんだろ?

史帆:私達がラゴンさまについて調べるの知ってたの?

奏太:明らかに小西の様子が変だから、きっとラゴンさまについて調べたいんじゃないかって思って。だから今日ラゴンさまについて調べようとしたら二人が居てって感じです

夏菜実:・・・

奏太:正直、いい加減このままじゃ嫌だから。たとえ小西が迷惑だろうと僕は困ってたら君を助ける

夏菜実:・・・ありがとう

キャー!

奏太:叫び声!?

奏太達は叫び声がする所に向かった

村長:化物!

奏太:あれか!

奏太はジャンプして化物の近くに行き、取り押さえた

史帆:奏太くん!

奏太:お面?

奏太はお面を外した

夏菜実:おばあちゃん!?

老婆:・・・

奏太:一回。話を聞かせて貰いますよ

老婆の家にて

夏菜実:おばあちゃん。どうしてこんな事を?

老婆:実は私はあの山の石の撤去は反対なの

奏太:どうして?

老婆:私は子供の頃ラゴンさまに出会い、友達となった。だが当時の時代にラゴンさまは出てきてはならないと言われあの山の石に封印されてしまったの。だから、私は生きてる内にラゴンさまにもう一度会って謝りたい。だから、あんな格好したの

奏太:じゃあ、何でラゴンさまは小西だけに見えたのですか?

老婆:ラゴンさまが見える人は心が綺麗で若くて美しい娘のみ姿を現すの

史帆:何か今の言い方。私が心が汚くて、年取ってる人の言い方・・・

奏太:そんな事ないと思いますよ

夏菜実:おばあちゃん・・・

すると、地震が起こった

奏太:何だ!?

すると、地面から怪獣が現れた

海底原人 ラゴン

夏菜実:私が見た奴!

老婆:ラゴンさま!

すると、老婆は走り出した

史帆:ちょっと!

夏菜実:おばあちゃん待って!

夏菜実は老婆を追いかけた

史帆:こにしん!

奏太:史帆さん!小西とおばあさんを!僕はラゴンさまの所に!

史帆:分かった!

ラゴンは口から光線を放った

奏太:これ以上暴れさせない!

ウルトラディメンション!

奏太:輝け!フラッシュ!デッカー!

ウルトラマンデッカー!フラッシュタイプ!

奏太はウルトラマンデッカーに変わった

奏太:行くぞ!

デッカーはラゴンに向かって体当たりをし、パンチをしたが

奏太:何だ!?めっちゃ滑る!

すると、ラゴンはデッカーの頭を掴んだ

奏太:止めろ!気持ち悪い!放せ!

ラゴンはデッカーを倒し、デッカーに乗っかった

奏太:このやろう!降りろ!

その後、デッカーとラゴンは転がり、ラゴンはデッカーを襲った

奏太:気持ち悪いから止めろ!

そしてもう一度転がり、デッカーはラゴンにキックをした

奏太:あぁ!気持ち悪い!これでもくらえ!

デッカーはセルジェンド光線を放ち、ラゴンに当たった

奏太:どうだ!

ラゴンはデッカーに光線を放った。すると、地面が陥没し、デッカーは海に沈んで行った

奏太:うわぁぁぁぁ!

そして、ラゴンは歩き出した

老婆:はぁはぁ

夏菜実:おばあちゃん!止めて!

老婆:貴方に長年離れ離れになって辛い気持ちが分かるわけない!

夏菜実:分かるよ!私も共に過ごした優しいマネージャーさんと離れ離れになってる。だから、その辛さが分かる・・・

すると、ラゴンが夏菜実の近くに来た

老婆:ラゴンさま。一緒に遊ぼ?

老婆は踊り出した。するとラゴンも踊り出した

史帆:何がどうなってるの?

すると、石と石の間に空間の入り口が現れた

夏菜実:おばあちゃん!

すると、ラゴンは老婆の手を握った

女の子:ラゴンさま

ラゴンと女の子は一緒に空間に入って行った

夏菜実:待って!

史帆:こにしん!駄目!

夏菜実も空間に入り、入り口が閉じた

史帆:こにしん!

夏菜実:おばあちゃん!ここは人間が居ちゃ行けない場所なんです!

女の子:嫌だ!私ラゴンさまと一緒に居たい!

夏菜実:駄目!きちんとお別れを言うの!

その時

奏太:小西!

デッカーは夏菜実と老婆を救い出し、地面に置いた

史帆:おばあちゃん!こにしん!

二人は目を覚ました

夏菜実:奏太くん・・・

奏太:良かった

デッカーは空に飛び立った

史帆:うわっ!地震!

すると、石が段々崩れて行き、ラゴンは手を振っていた

老婆:ごめんなさい

そして、石は崩れ、入り口が閉じた

老婆:さようなら。ラゴンさま

数分後

老婆:似合ってるわよ

夏菜実:ありがとう。おばあちゃん

老婆:いえ、お礼を言うのはこっちよ

夏菜実:また、遊びに来ても良い?

老婆:もちろん。また、お友達連れて来なさい

奏太:帰るよ~

夏菜実:分かった!じゃあ、元気でな

老婆:あいよ

史帆:それより大変な休みだったね

奏太:ですね

夏菜実:・・・奏太くん

奏太:うん?

夏菜実:ありがとな

奏太:気にしないで。小西

夏菜実:夏菜実で良いよ

奏太:それなら、呼び捨てだとひなのが嫉妬しちゃうだろうし。これから夏菜実ちゃんって呼ぶよ

夏菜実:分かった。これからよろしく。奏太くん

現在

奏太:という訳です

ひなの:なるほど

未来虹:でも、夏菜実ちゃんは奏太くんの事好きにならなかったよね?

夏菜実:まあ、奏太くんは異性ってより親友って感じですかね

奏太:僕もそんな感じかな

ひなの:そっか

未来虹:あっ!そろそろひなあいの撮影だ!

奏太:それじゃ皆頑張って!

ひなの:ありがとう!

奏太:ほら、夏菜実ちゃんも

夏菜実:うん。後・・・

夏菜実:いつもありがとな。頼りになるマネージャーさん

奏太:あぁ!

fin

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?