ブラコン妹の誕生日
この物語はフィクションです
どうも、上村秋人です。僕には双子の妹がいるのですが・・・
ひなの:スゥースゥー
秋人:はぁ~今日もいるのか、いい加減兄離れしないかなぁ
この子は上村ひなの。僕の妹だが、ひなのはブラコンである
ひなの:うーん、秋兄~おはよう~ギュウ
秋人:おはよう、ひなの。起きたいから離れてくれる?
ひなの:やだー!秋兄と離れたくない~!
秋人:離れてくれないと嫌いになるよ?
ひなの:離れないと嫌いになるの?🥺
秋人:はぁ~一回離れてくれたらまたくっついていいから
ひなの:わかった~!じゃあ、一回離れる!
ひなのは離れてくれた。そして、僕は起き上がりひなのを呼んだ
秋人:はい、良いよ
ひなの:やった~!ギュー!
秋人:はいはい、よしよしナデナデ
ひなの:えへへ~
はぁ~何で僕はひなのに甘いんだろう?それが兄離れしない原因なのに
ひなの:秋兄~今日はずっと一緒にいてね!
秋人:あ~今日は許す
ひなの:やった~!秋兄優しい~!
いつもなら断るんだが、今日4月12日はひなのの誕生日だ。だから、今日は出来るだけひなののお願いを聞くことにしてる。そう、出来るだけ
ピンポーン
秋人:はぁ~タイミング悪いな
ひなの:じゃあ、一緒に行こう!
秋人:はいはい
僕はひなのにくっつかれながら玄関まで行った。そしてドアを開けると
すみれ:秋人さん!おはようございます!
秋人:あ、すみれおはよう
ひなの:すみれちゃん!おはよう!
すみれ:ひなのさ~ん!おはようございます!ギュー
ひなの:はいギュー!
今来たのは宮村すみれ、僕の一つ年下で高校の時から付き合っている彼女である。正直、すみれが彼女になって始めて、ひなのに合わせた時、酷いことをするだろと思ったが、すみれのことを甘やかしていた。正直、妹のこと信じなかった自分が嫌いになった
すみれ:ひなのさん!お誕生日おめでとうございます!
ひなの:すみれちゃん!ありがとう!
秋人:とりあえず、中に入ろう。正直、お腹すいた
ひなの:あ、私も
すみれ:なら私が作ります!
すみれがご飯作っている間、ひなのは僕にくっついてた
すみれ:フフッ、仲の良い兄妹ですね
ひなの:そうでしょう~!
秋人:少しは嫉妬とかしないのかすみれは?
すみれ:ひなのさんだから別にいいかな、だって秋人さん、二人きりの時はかまってくれるし
ひなの:秋兄優しい~!私はすみれちゃんが秋兄の彼女で良かった~
すみれ:私も秋人さんの妹がひなのさんで良かったです!
もう、この二人を止められる気がしない
すみれ:はい、出来ましたよ~
ひなの:フレンチトーストだ~!
秋人:美味しそう・・・
すみれ:それでは、どうぞ!
秋ひ:いただきます
僕たちはすみれが作ったフレンチトーストを食べた
ひなの:う~ん!美味しい!
秋人:確かに美味しい!やっぱりすみれは料理が上手だね
ひなの:秋兄~あ~んして
秋人:はい、あ~ん
ひなの:秋兄のあ~ん美味しい!
秋人:そうか
すみれ:じゃあ、はい秋人さんあ~ん
秋人:すみれ!?
すみれ:早く食べてくださいよ~
秋人:あ~ん、美味しい///
すみれ:秋人さん照れてる~!
ひなの:秋兄の恥ずかしがりやさん
秋人:もう!食べるよ!
僕たちはフレンチトーストを食べ終えた
ひなの:ギュー
すみれ:ギュー
秋人:はぁ~なぜこうなった?
ひなの:二人で甘えてるの。ねぇ~すみれちゃん
すみれ:はい!
秋人:正直、体力が持たない
すみれ:何でですか。可愛い彼女と可愛い妹に愛されてるんですから
確か、二人とも可愛い。だけど、ずっとくっつかれる方がまぁきつい
すみれ:あ!ひなのさんにプレゼントがあるんでした!
ひなの:何かな~?
すみれ:はい!
秋人:アルバム?
ひなの:なんだろう?
ひなのはそれを開けると、僕の写真ばっか出てきた
すみれ:私からのプレゼントは私が集めた。秋人さん写真集です!
秋人:すみれ~!何渡してんじゃ~!
ひなの:すみれちゃん!ありがとう
秋人:お前も受け取ろうとするな~!
僕はアルバムを取った!
秋人:これは処分させて貰う!
すみれ:何でよ~折角作ったのに~!
ひなの:そうだよ~私のプレゼントだよ!
秋人:かといってこれは違う!
すみれ:ねぇ~彼女が作ったものを秋人さんは捨てちゃうの?🥺
ひなの:秋兄はひなのの喜ぶ姿見たくないの?🥺
秋人:うっ
僕は二人の顔を見て、罪悪感を抱いた
秋人:わかったよ、今回だけな
ひなの:秋兄~!
秋人:はいはい
そして、数分がたち
ひなの:スゥースゥー
すみれ:眠ってしまいましたね
秋人:そうだな・・・
すみれ:秋人さん、大丈夫ですか?
秋人:うん・・・
すみれ:全然大丈夫じゃないですね
秋人:今、ひなのがどうなって欲しいかわからなくなった
すみれ:どうゆうことですか?
秋人:ひなのは知っての通り、ブラコンだ。だから僕はいい加減兄離れをして欲しいと思っているけど、結局ひなのに甘くしてしまうからさ
すみれ:うーん、じゃあひなのさんが急に甘えて来なくなったらどう思いますか?
秋人:少し兄離れして嬉しいと思うけど、それ以上に寂しくなるかも
すみれ:なら、わかっているじゃないですか
秋人:そうか、僕はひなのに支えられてたんだ
すみれ:それがわかったならいいじゃないですか、じゃあ私は帰りますね
秋人:ありがとう、すみれ
すみれ:はい、あ忘れ物
秋人:何忘れた・・・
チュッ
すみれ:秋人さんとのキス
秋人:ありがとう
すみれ:ひなのさんの誕生日ちゃんと祝ってあげてくださいね
すみれは家を出た。その後
ひなの:秋兄?
秋人:ひなの、おはよう
ひなの:うん・・・
僕はひなのの頭を撫でた
ひなの:秋兄?どうしたの?
秋人:ひなのが可愛いなって思って
ひなの:えへへ~ありがとう!
秋人:ちょっと、待ってて
僕はひなののプレゼントを持って来た
秋人:誕生日おめでとうひなの、はいプレゼント
ひなの:秋兄からのプレゼントだ!開けるね!
ひなのはプレゼントを開けた。その中にはネックレスが入っていた
ひなの:綺麗~
秋人:そのネックレスにはね、名前が入っているんだよ
ひなの:本当だ!ひなのと秋人?
秋人:少しでも僕が近くにいるってことを感じて欲しいからさ
ひなの:秋兄!ありがとう!
秋人:うん、どういたしまして
するとひなのは僕の頬にキスをした
チュッ
秋人:ひなの!?
ひなの:唇はすみれちゃんだけの特権だから私は頬だよ
秋人:まったく~
ひなの:秋兄~大好き!
秋人:僕も好きだよ、ひなのナデナデ
あの後、ひなのと誕生日会をやり僕はひなのと一緒にベッドに入りひなのはぐっすり寝ていた
ひなの:秋兄~スゥースゥー
秋人:まったく、可愛い寝顔だなナデナデ
ひなの:えへへ~スゥースゥー
秋人:さて、僕もそろそろ寝ようかな
ひなの:ギュースゥースゥー
秋人:おやすみ
僕はひなのの可愛い寝顔を見て眠った。これからもこんなに可愛い妹を甘やかそうと思った
fin