【健康しが】守山北高校にて、ウェルビーイング×ビワイチワークショップを実施しました。
こんにちは。
Tabiwa Nextの代表、滋賀大学大学院データサイエンス研究科の戸簾です。
今回は守山北高校の野球部の皆さんに協力いただき「高校生にとってのウェルビーイングとビワイチの活用を考えるワークショップ」を実施しました。当日は高校1年生、2年生の合計16名にワークショップに参加いただきました。
実は中高生の実施例が多いビワイチ
ビワイチに関する調査では、じつはビワイチの経験年齢が中高生という方が全体の23%を締めています。しかも他の年齢層と比べると圧倒的に小さい幅にもかかわらずです。
実際に今回の参加者の中にも中学生の時に、友人6人とビワイチに挑んだ参加者がいらっしゃいました。
また、守山北高校のコーディネーターによると、90%ぐらいが自転車通学とのことで、日常的に自転車を利用している事も含め、自転車に対してなじみがある生徒の方々が参加してくれました。実際に駐輪所を見ると、ロードバイクやクロスバイクもちらほら見られました。
そこで本ワークショップでは「ビワイチについて、高校生目線でどのような点に興味を持つのか、どうすればみんながやりたくなるかを考える」事を目的に実施しました。
ビワイチとウェルビーイングについての話題提供
ワークショップではまず、Tabiwa Nextのメンバーから以下の内容について、話題提供を行いました。
・ビワイチについて
・SDGsの次にくるもの
・高校生が考える未来のビワイチ
まずはビワイチがどのようなものか、認知度や経済効果、経験などの統計情報を示した上で、複数のビワイチのルートについて紹介しました。参加した生徒の方々は「ラコリーナがある!」や「高校生には神社はなぁ……」と本音を交えた意見が伺えました。
その後、皆さんが知っているSDGsから、SWGs(Sustainable Well-Being Goals)に変わるのではないかという論説を紹介し、ウェルビーイングについて、具体例を交えながら、解説を行いました。
特に本活動の主軸である、ビワイチとウェルビーイングがどのような繋がりを持っているのかについて、紹介しました。
ビワイチルートを評価するワーク
ワークショップで用いたビワイチルートは、守山北高校が所在する守山市が提供するビワイチ推奨コースマップを用いました。
コースマップを見ながら、6つの推奨コースについて、付箋を使ってそれぞれの考え・感覚を言語化しました。
みんなの考えをまとめる
グループごとに言語化した付箋を、黒板に示したルートごとの内容をマッピングしました。それぞれのグループの皆さんが以下にマッピングした各グループの内容の画像を示します。
グループワークの結果、特に守山~近江八幡~彦根ルートに好意的な意見が寄せられ、続いて守山~旧東海道~土山ルートに好意的な意見が寄せられました。面白い意見としては「汗をかきすぎて整う」といった声も寄せられ、爽快感や達成感に対する楽しさも意識したようです。
一方、生徒の興味をそそられなかったルートには「大人が好きな場所っぽい」「写真映えしなさそう」「田んぼばかりで虫が多そう」など、特に映えを意識できるかどうかが重要でした。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました。高校生が考えるウェルビーイング×ビワイチについて、お互いに詳しく知ることができる非常に良いワークショップが実施できました。
ここで得た意見は集約し、別途ビワイチに関する提言の機会に活かしていきます。
今後も、当該補助金に関する活動、及び当団体に関連する活動について、下記noteマガジンでお届けしますので、是非チェックしてください!
Tabiwa Nextとは?
Tabiwa Nextは滋賀大学と立命館大学の学生らによって、2022年に組成され、「ビワイチ」をモデルとした新しい観光のあり方の企画・検証を実施している団体です。
団体メンバーの特徴として、データ分析、政策提案、ウェルビーイングの分析、社会実装など、多様な専門性を持つ大学生・大学院生・社会人が集まり、それぞれの得意な分野で滋賀県の観光を考える取組みを進めています。
本活動の一部は、令和6年度「健康しが」活動創出支援事業費補助金の支援を受けております。