自民党「木蹊会勉強会」にて協会理事2名が講演
インパクトスタートアップ協会事務局です。
6月28日、自民党 木原誠二衆議院議員主催の「木蹊会勉強会」にて、インパクトスタートアップ協会の代表理事 星直人(ユニファ株式会社取締役CFO)と理事 松田崇弥(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長)が講演を行いました。
およそ250名の参加者に、インパクトスタートアップ協会に関すること、登壇した2社の事業内容や社会へのインパクト事例についてお伝えさせていただきました。
講演のテーマは「インパクトスタートアップ協会について」。まず、開会の挨拶として内閣総理大臣補佐官の村井英樹議員より、当協会の紹介およびご挨拶をいただきました。
「課題先進国といわれる日本において、社会課題を”新たな成長の種”として取り組んでいく。そしてそれを、民間のインパクトスタートアップ企業に期待している」という主旨のコメントを頂戴しました。
続いて、代表理事のユニファ取締役CFOの星から、海外におけるインパクトスタートアップの事例、日本国内のインパクト投資の拡大、そして、これから目指す姿をご紹介しました。
日本においてもインパクト投資は急速な広がりを見せており、インパクト投資額は、2016年からの5年間でおよそ40倍に拡大。さらに、2022年度は2021年度の3倍となる約5兆円規模に成長しています。
星が取締役CFOを務めるユニファ株式会社における、インパクト創出の事例も紹介しました。ユニファは、「保育士不足」という日本の深刻な社会課題に対して、AIやIoTなどの最新のテクノロジーを活用したサービス「ルクミー」を保育施設向けに提供しています。具体的な業務削減効果として、ルクミー導入前後でおよそ65%、時間に換算すると月間100時間以上の業務負荷削減を実現した園もあり、保育者が時間と心にゆとりを持って子どもたちと接することのできる環境づくりに貢献していることをお伝えしました。
最後に、理事を務める株式会社ヘラルボニー代表取締役社長の松田崇弥からは事業紹介と、「J-Startup」選出を機に、実現した海外視察としてのヨーロッパ訪問での経験を発表しました。
ヘラルボニーは、「障害」のイメージの変容と障害のある方がありのままに生活できる社会の実現を目指す岩手県発のスタートアップです。障害福祉に関してヨーロッパと日本を比較すると、街なかの道幅の広さや安全性、スロープの広さなど障害のある人が生活する上での「ハード面」は日本は先進的である一方で、価値観や心理的な「ソフト面」においては、まだまだ日本は後進国だと感じた、という気付きから、ソフト面に対してもインパクトを与えていきたいという思いを共有しました。
今後も、インパクトスタートアップ協会では、継続的に各界のステークホルダーと協働し、取り組みを進めてまいります。