船に乗ったお話【Part1】

どうも。限界旅大好きaozumeです。過去の限界エピソードはこちらから
①本州縦断バス旅行→【https://note.com/imp_rhaozume/n/nc7467b7130a8
②推しを迎えに1200km走った話【https://note.com/imp_rhaozume/n/n724a14e8c84f

 そんな2021年秋の限界旅はフェリーと決めたのは1年前のこと。いつかはフェリー旅をしたいなとずっと考えていました。

 TL上に流れてくるおふねファンのお話とか見てると「船乗りてぇ」になりました。函館という立地上、青函フェリーや津軽海峡フェリーが行き来し、おふねには親しみがある地域。アイマスのLVを今は亡き青森コロナシネマワールドまで行ったり、深夜フェリーで青森に行って古川市場ののっけ丼を食べてすぐ函館に戻ったりなんてこともしました。

 ですが、「飽きるほど船に乗りたい」という欲と、2年前に台風の影響で乗り逃した苫小牧→敦賀の新日本海フェリーリベンジ戦も兼ねた「限界おふね旅行」を企画したのでした。

【ルート】
 ルートは仕事の休みを最小限にしつつ効率よく船に乗る、という条件を設定。もちろん北海道から出て北海道へ帰るというのもあります。その結果弾き出したルートが

①太平洋フェリー:苫小牧→名古屋
②新日本海フェリー:舞鶴→小樽

でした。このルートには理由がありまして、
①太平洋フェリーには早割がある
②夏季限定の新日本海フェリーバス得きっぷを利用
でした。

 実は2018年に苫小牧→仙台を乗船していますが、その時は早割で2等しか取れずなかなか限界な状況だったのを覚えており、今回は発売日同時のチケ確保を目標にしていました。

 実はおふね旅、早割を使用すればかなり交通費は削減でき、実際苫小牧→名古屋で7800円、舞鶴→小樽のバス得きっぷは神戸三宮→舞鶴フェリーターミナルまでのバス券がついて約10000円と超破格でCruising Resort出来ちゃうんですよね。

 当初敦賀→苫小牧も考えてはいましたが、バス得きっぷがあるかないかでだいぶ違うこと、せっかくなら近鉄特急乗るかぁ、ということでこのルートになりました。

10/27(水)
函館13:53
北斗13号
苫小牧16:54
苫小牧駅17:40
バス
苫小牧西港17:54
苫小牧西港19:00
きそ

10/28(木)
仙台

10/29(金)
名古屋10:30

金城ふ頭14:29
名古屋14:52/16:00
ひのとり
大阪難波18:07/18:25
快速急行
三宮19:08/20:00
バス
舞鶴港22:10
舞鶴港23:50

10/30(土)
小樽港20:45
小樽港21:30
小樽築港21:35/21:43
札幌22:24

10/31(日)
適当に帰函

まあ、いろいろミスったのは後ほど。

【Day1〜10/27〜】
 午前を通院の時間とし午後から行動開始。当初予定は函館13:53発北斗13号でしたが、それに間に合えばいい、と予定を変更。

1stランナー
函館12:31
普通森行き(藤城回り)

 一応目をつけてはいたんですがこういう時じゃないと藤城の高架乗れねぇな、とキハ40の急遽乗車。こいつ七飯2番に入って藤城側へポイント渡るんか…と驚愕。数年ぶりの高架を楽しみ森に到着。その道中、今回の旅のパートナーを召喚。


おふね旅=海=うみみ

 ということでミリぬい、高坂海美を連れてきました。
 
 森駅前にあるアローラロコンのマンホールとうみみで記念撮影。どちらもcv上田麗奈という奇跡。

画像1

 ここから予定していた北斗13号に乗り苫小牧を目指しましたが、スケジュールを伝えていた友人から連絡。さ

「それバスの時間カツいし、バス遅れたらどないするん。」
「あ。」

 サイトを見ると「乗船手続きは1時間前」。あかーーん!!

 苫小牧到着は定時の16:54着。自分が導き出した答え……

2ndランナー
高速とまこまい号
札幌行き
札 幌 行 き
札  幌  行  き

 タクシー代2000円を渋った結果、高速とまこまい号に乗り西港フェリーターミナルに近いバス停まで乗車、そこから連絡するという手段にしました。一応タクる選択肢もありました。が…最接近したバス停、出光カルチャーパークからフェリーターミナルまでは徒歩40分ちょっと。バス停着は17:10頃だったので「これ徒歩で行けんな?」となったのでした。


 ちなみに4年前、前回は道南バスの苫小牧市内線に乗り最接近したバス停「西埠頭通り」から徒歩連絡決めてたワイ、まあ慣れた道ですよ慣れた道。途中うみみの曲かけてテンションアゲアゲになってた。

 そんなわけで40分歩き17:50すぎに苫小牧西港に到着し乗船手続き。体温測定したら35.4℃だった。
 勝利のアイスを食べ、食料を買い込みすでに乗船が始まっていたフェリー、きそに乗り込みました。

3rdランナー
太平洋フェリーきそ
苫小牧→仙台→名古屋

 きそは先の苫小牧→仙台で乗船しておりせっかくなら違うのがよかったー、と(ぉ。先の反省?で選んだS寝台は夜行寝台特急と同じB寝台のような感じでした…が、いざ乗ると

「あっつい」

 カーテン閉めると密閉区画になるから暑がりのワイにとって2日間は暑すぎた。睡眠中も半分くらい開けて涼をとっていました。ちなみに1部屋定員の1/3くらいしかいなかったんじゃないかな…自エリア4部屋のうち自分の1部屋を除きいなかったし、向かいの6部屋には2人いたかな…と。仙台寄港時にレセプションに聞いたら苫小牧→仙台で180人くらい乗ってたそうです。23%かぁ…。

 今話題?の御船印もゲットしました。帰りもフェリーだしゆっくり集めてみようかと。函館は津軽海峡も青函もあるしねー、と。

 さて、定刻19時に出港。名古屋までの船旅が始まりました。

 さて、39時間30分どうするんや、と思いましたがこれが案外あっという間でした。暇つぶしに持ってきたゲームボーイアドバンスSPでウィポやったら3歳牝馬ブルネモガミがいきなりエリ女勝ったとか、SS2本書いたりとか、ただ単にゴロゴロしてはデッキに出てビデオ撮影したりとか…。苫小牧を出て仙台までは一晩なので特に、でした。ただ部屋が「あっつい」のでアイス自販機でアイスを買って食べた深夜3時。
 部屋ではさっぱりだった電波でしたがプロムナード行けばまあまあ入ったし、割と暇しなかったなと。

 ひとつ失敗したのが「食事」。船内での食事は確かにリーズナブルですが、それでもそれなりに費用はかかります。ケチるとこはケチるのが今回のコンセプトだったので、結局売店で赤からうどんを調達したり、バター飴を買って口の寂しさを紛らわしたりしました。これは後々仙台寄港につながります。

【Day2〜10/28〜】
 深夜3時にアイスをもぐもぐして一眠りし朝焼けを見に5時30分前に起床。場所は大船度市沖でした。ただ生憎のくもり空。太陽は拝めませんでした。
 朝風呂を浴びたのち朝食は前日買い込んだおやつをぽりぽり。そんなこんなでのんびりしていたらあっという間に仙台が近づいてきました。
 先の食料調達もあり、仙台港に降りいったん外出することにしました。7年前に仙台に住んでた時はたまに仙台港アウトレットまでふらふらしに来てたのでなつかしの場所でした。
 9時50分頃接岸。予め受付をしておいた再乗船証を受け取り仙台へ降り立ちました。昨年限界バス乗継旅で立ち寄ってから1年ぶりでした(といっても前回とはエリアがまるっきり異なるので仙台港付近だと2018年以来)。


 SSでの聖地にしたアウトレットまで、鈍った体を動かしながらウォーキング。さすがにアウトレットの観覧車に乗るつもりはなかった(((。
 でもそれ以上は大したものもなかったので、軽くおやつを買ったのちタクシーで多賀城イオンに向かいました。
 多賀城イオンでカップ麺、今回の旅でエースとして重宝した魚の缶詰、おやつ、特にローカロリーなおしゃぶり昆布や、ペットボトルの水、アルコールなどを買い込みすぐさまタクシーで仙台港へと舞い戻りました。
 戻ってきたのは11時30分少し前。1時間30分の仙台滞在はあっという間でした。
 12時に再乗船。2時間ぶりに船に戻ると定位置と化したプロムナードに陣取りイオンで買った太巻寿司をmgmgしてました。


 さて、フェリー内に飛んでいる1回24時間のwifiをつなぐことにしクレジットを登録して回線に接続……。

 下り1.90Mbps、上り0.91Mbps
 Ping597ms、JITTER528ms

 うん。もう一回。

 下り2.18、上り1.54
 Ping605 JI75

 うん、4Gでいいや。まあ衛生回線だから仕方がないですね。こりゃ。電波はあるのでシャニマス起動して樋口をプロデュースしてた。

 14時30分すぎに姉妹船、いしかりと反航。汽笛鳴らすのいいですね。ボーって、ボーって。

 16時40分を過ぎ陽は次第に傾きました。空には雲がありますがオレンジ色に染まる空が綺麗だった 

 18時30分すぎに星を眺め、19時35分には銚子沖を通過。20時30分すぎにアイスを食べ、珍しく檸檬堂のはちみつレモンなんてものを飲みました。なお飲み切らなかったもよう。

 SSを執筆したりして2日目を終えました。

【Day3〜10/29〜】

 3時に暑さでいったん起床、伊豆半島沖でした。

 5時30分過ぎに起床し朝焼けを眺めに。静岡県沖を航行中で遠くには富士山が見えましたが、この日も水平線には雲がかかり、日の出は見えず。残念ぴえん。ただ6時30分過ぎには明るい太陽が甲板を照らしてました。

 7時30分にレストランのオープンに合わせモーニングのバイキングタイム。1食はバイキングと決めていました。めーっちゃ食べた。

 8時を過ぎついに伊勢湾へ。もうあと2時間かあ、と苫小牧から気づけばあっという間でした。

 荷物を片付け9時過ぎには再び甲板へ。もう部屋に戻る気はなく、あとは伊勢湾を行き交う船や中部国際空港、ナガシマスパーランドを眺めつつ、ハイライトは到着10数分前の名港西大橋。橋の下をくぐる様はテンション上がりました。

 そして定刻10時30分に名古屋港フェリーターミナルへ着岸。苫小牧港から39時間30分の船旅を終え、後ろ髪引かれる思いでフェリーきそを降りたのでした。

→Part2に続きます(2024年更新とかいつの話だ)
https://note.com/imp_rhaozume/n/nb0559f574ebc

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