【必見】ChatGPTアップデート最速解説!!
おはようございます!しまゆずです。
さて、2023年11月のDevDayで発表されたChatGPTのGPTs発表のニュースから半年。
先ほど、Spring updateと題して、衝撃的な発表がOpenAIからありました。
5月11日に、期待感を高めるツイートもあり、世界中が注目した時間となりました。
それでは、今回発表されたアップデート内容を日本最速で内容を紹介していきます!
1. GPT-4o(omni)のリリース
まず、OpenAIのCTOである、Mira Murati氏が登場し、彼女らのミッションについてあらためて説明があった後、フラッグシップモデルの発表を行いました。
今回のアップデートでは、最新のAIモデルであるGPT-4を搭載した「GPT-4o」を発表しました。GPT-4oは、無料ユーザーにもGPT-4レベルの性能を提供をするとのことで、実質的にすべての人がGPT-4レベルの生成AIを無料で、触ることができるようになるようです。
さらに、これまでOpenAIが取り組んできたユーザーフリクションの削減にも触れ、登録など手間をかけずに手軽にAIに触れる機会を生み出そうとしていることが伝わってきました。
2. ChatGPTデスクトップアプリの登場
これまでWebブラウザで使用可能だったChatGPTですが、PCのデスクトップアプリとしてUIを改善しリリースすることを発表しました。
このモデルは、さらに音声会話やVisionを含んだモデルであり、実際のデモンストレーションでも、PC上の画面のグラフをそのまま読み取り、回答するシーンもありました。
3. API料金のディスカウント
外部でChatGPTを利用するためのAPIに関してもアップデートがありました。
なんと、こちらは、すでに利用できるようになっていました!
これまでのGPT-4-turboと比較し、
・2倍の速度
・50%OFF(半額!)
・Rate limit(使用制限)は5倍
で利用可能となっています。これまでGPT-4のコストが高くGPT-3.5にせざるを得なかったところを、GPT-4oでカバーできる場面も増えていきそうですね。
4. リアルタイム音声会話、画像認識、翻訳、感情認識
今回のアップデートの1番の衝撃は、この音声会話の進化でしょう。
開発者の2名も加わり、実際のデモンストレーションでは様々なシーンでの活用例を見せてくれました。
何より、これまでと大きな違いは、こちらの会話に対してレスポンスが非常に早くなったこと。自然な会話のようなスムーズさでした。
そして、なんと、会話の途中でも割り込みが可能になったこと。
ChatGPTが音声回答している間に次の会話をスタートさせても、その次の会話についてくるその様子はまさに人と話しているかのようでした。
また、感情の認識もアップデートされ、トーンやこちらの息遣い(やや大袈裟なリアクションでしたが)まで判断し心配するシーンも。
そしてVision機能を利用して、「I ❤️ ChatGPT 」と書かれた紙を読み込んで笑うシーンは、3人の登壇者の会話と一瞬見間違えました。
また、デモンストレーションでは、ChatGPTは英語とイタリア語の同時翻訳もこなしており、同時翻訳ツールとしての機能も今後期待できそうです。
5. 最後に
今回は、CEOのサムアルトマンは登壇せず、30分と短い時間でのアップデートイベントでした。
コアユーザーにとってはやや物足りなかったイベントでしたが、それでもマルチモーダルの進化には驚かされるばかりです。
iPhoneの「Hey, Siri」やAlexaの「OK, Google」ではなく、「Hi, ChatGPT」になるのは当然の未来のように見えます。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
※画像:Midjourney・Canvaで作成
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