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方向転換(Pivot)のタイミングどうする!?
【100日後にスタートアップ起業日記その14】
こんにちは。しまゆずです。
現在、医療×AIテクノロジーのスタートアップを目指しています。
今日も起業日記を訪問していただきありがとうございます。
前回記事はこちら。
なぜこの連載記事を書くのか?
「始動」の目的は、Thinker to Doer - つまり、考えるだけの人から、実際に行動を起こす人を育てること。
私自身、これまで「いつか起業したい」と思いながらも、結局行動に移せなかった経験があります。きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をお持ちではないでしょうか?
「どの分野で起業すべきか分からない」
「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」
「アイデアはあるけど、実現可能性に自信が持てない」
そんな方向けの連載記事です。
「始動」プログラムに参加して1ヶ月が経ちました。医療×テクノロジーのプロダクト開発を目指して奮闘する中で、先日大きな壁にぶつかりました。
今日は、その経験から学んだ「方向転換(Pivot)のタイミング」について、率直に共有させていただければと思います。
Pivotって、要は「方向転換」?
一言でいえば、その通りです。でも、ただの「方針変更」とは少し違います。
Pivotとは、「核となる価値を保ちながら、実現方法を大きく変えること」。
バスケットボールでいう「軸足を固定して方向を変える」動きから来ている言葉なんですが、これがすごく本質を表しています。
最初の事業プラン:医療現場のDX化
当初の構想はこんな感じでした:
課題:医療現場の非効率な業務フロー
解決策:AIを活用した業務効率化ツール
ターゲット:クリニックと中規模病院の医療従事者
医師として日々感じている課題だけに、「これは絶対に需要があるはず!」と確信していました。
壁にぶつかる
ところが、メンターの方々にヒアリングを重ねていく中で、いくつかの課題が見えてきたんです。
現場のニーズとのズレ
「その機能より、実は〇〇の方が切実...」
「使いたいけど、その頻度は?」マネタイズの難しさ
「その金額帯だと、予算取りが...」
「導入効果を数値で示せますか?」既存事業の存在しない理由
「10年前でもそれなら、出来たのでは?それ、AIいる?」
「なぜ今その事業が存在しないの?または広まってないの?」
正直、この時点で頭を抱えました😅
方向転換を考えるべきタイミング
この経験から学んだのは、以下のような状況では、早めに方向転換を検討した方がいいということ。
1. 想定していた前提が崩れるとき
2. 共通の声が聞こえてくるとき
3. やりたいことの熱量とやるべきことにズレを感じるとき
気づいた大切なこと
この過程で気づいたのは、「守るべきもの」と「変えていいもの」を明確にすることの重要性。
守りたいもの:
医療現場を良くしたいという想い
医療×AIテクノロジーという領域
チームの専門性や強み
変えていいもの:
アプローチの仕方
ターゲットユーザー
提供する価値の形
アイデアは一つではなく、またそのアプローチも千差万別です。
今、模索している新しい方向性
というわけで現在は以下のような観点で再検討中です:
エンドユーザー視点での再定義
個人の医療従事者を中核病院中心にする
スモールスタート可能な形を模索するも大手へのアプローチも並行する。
マネタイズポイントの見直し
価値提供に合わせた現実的な価格帯
効果が見えやすい設計
段階的な収益構造
現在の心境
正直、まだモヤモヤしています。
でも、この「壁」との出会いは、案外早い段階で起きて良かったのかもしれません。実装に入る前に、より本質的な課題に気付けたわけですから。
まだまだ試行錯誤は続きそうですが、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
同じように奮闘されている方、ぜひコメントで皆さんの経験もシェアしていただけると嬉しいです。
それではまた次回!
フォローとフィードバックのお願い
というわけで、14回目、いかがでしたでしょうか?
連載となりますので、ぜひフォローいただき、通知をONにしていただけると嬉しいです。
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それではまた!
過去回
https://note.com/imp0820/n/nea5aaf4e85b0
https://note.com/imp0820/n/n8f5e8b90b2ca
https://note.com/imp0820/n/nfda8f150b399
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https://note.com/imp0820/n/nf4cc597a3610
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https://note.com/imp0820/n/ne4745fd1ebce
https://note.com/imp0820/n/n3ee10606990e
https://note.com/imp0820/n/n5df17b7b6a1f
https://note.com/imp0820/n/ne3d3e2a55eb7
著者プロフィール
医療×テクノロジーのスタートアップを目指すDoer。2023年からAIに取り組み始め、現在は経産省主催のスタートアップ支援プログラム始動10期に参加中。この記事は、実際に起業を目指す中で学んだ知見を、同じ志を持つ仲間と共有したいという思いで書いています。