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起業に必要な人脈構築術とは?
【100日後にスタートアップ起業日記その29】
こんにちは。しまゆずです。
現在、医療×AIテクノロジーのスタートアップを目指しています。
今日も起業日記を訪問していただきありがとうございます。
前回記事はこちら。
なぜこの連載記事を書くのか?
「始動」の目的は、Thinker to Doer - つまり、考えるだけの人から、実際に行動を起こす人を育てること。
私自身、これまで「いつか起業したい」と思いながらも、結局行動に移せなかった経験があります。きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をお持ちではないでしょうか?
「どの分野で起業すべきか分からない」
「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」
「アイデアはあるけど、実現可能性に自信が持てない」
起業や独立の意思に関わらず、行動してみたい人向けの連載記事です。
今回は年末ということもあり、少し視点をずらして書いてみます。
はじめに
「人脈がないと起業は無理ですかね...」
この言葉、よく耳にします。私も最初はそう思っていました。でも、始動プログラムに参加して2ヶ月、その考えは大きく変わりました。
今日は、スタートアップにおけるネットワーキングについて、私が実際に経験したことをお話ししたいと思います。
ネットワーキングの3つの誤解
最初に、私が始動プログラムで気づいた、一般的な「思い込み」についてお話しします。
まず一つ目の誤解は、「まずは人脈を作らないと」という考え方です。始動に参加した当初、私はこの思い込みに囚われていました。会う人会う人に名刺を渡し、SNSでつながることに必死でした。でも、あるメンターの一言で気づきました。「価値があれば、人は自然と集まってくる」。この言葉で、私の視点は180度変わりました。
二つ目の誤解は、「SNSのフォロワー数が重要」という考え方です。確かに、SNSは重要なツールですし、そもそも届かないと意味がない部分もあります。でも、数字だけを追いかけることに意味はありません。私の場合、Xのフォロワーは決して多いほうではありませんが、本当に大切なつながりは、SNSのフォロワーがもっと少ない時のやり取りから生まれていることも多々あります。
三つ目は、「オフラインの付き合いが必須」という固定観念です。コロナ禍を経て、この考えも大きく変わりました。実はこれまでたくさんのコミュニティに参加してきましたが、最初はオンラインでの関係構築から始まり、その後必要/機会に応じてオフラインで深めていくというのが一般的になっています。
Giveから始まる関係構築
よく言われるのが、「あなたは何を提供(Give)できるのか?」という問いでした。私の場合、医療現場の知見、AIプロンプトエンジニアリングのスキル、そして情報発信力が自分の強みでした。
特にAIについては、始動同期向けに無料勉強会を開いたこともあり、その後名前を覚えてもらう・声をかけていただく機会も増えて良い出会いにつながりました。
とはいえ、まだ何も持っていない人も多いかもしれません。
それでも、何も知らない人よりちょっと知っている・ちょっと出来る。だけでもあなたは価値提供ができるのです。
実践からの学び
始動プログラムでの2ヶ月間の間に、これまでの出会いを縦横無尽に使ったでした。
特に印象的だったのは、オンラインでの何気ない会話から始まり、実際の協業にまで発展したケースです。最初は単なる情報交換だった関係が、お互いの強みを活かしたプロジェクトへと発展していきました。
第4章:明日からの一歩
では、具体的に何から始めればいいのでしょうか。
まずは、自分の得意なプラットフォームを一つ選び、そこでの発信を充実させることをお勧めします。私の場合、始動プログラムの体験をnoteで発信することから始めました。毎日完璧な記事を書く必要はありません。大切なのは、継続的に自分の経験や気づきを共有することです。
次に、興味のある分野のオンラインコミュニティに参加してみましょう。ただし、最初から積極的な発言は必要ありません。まずは様子を見ながらでも、自分の興味のあるまたは得意な分野に関する情報を少しずつ共有していくのがおすすめです。
そして何より大切なのは、焦らないことです。人脈は一朝一夕には作れません。でも、日々の小さな積み重ねが、必ず実を結ぶはずです。
ネットワークは「作る」ものから「育てる」もの
この2ヶ月間での大きな学びは、人脈は「作る」ものではなく「育てる」ものだということでした。必要なのは、自分の価値を高め続けること、継続的な情報発信、そして何より、真摯な態度での関係構築です。
このネットワークは、年齢関係なくいつでも始めることができます。
ぜひ、一歩踏み出してみてください。
フォローとフィードバックのお願い
というわけで、29回目、いかがでしたでしょうか?
このペースではおそらく最後はシリコンバレーで更新することになりそうです。お楽しみに。
連載となりますので、ぜひフォローいただき、通知をONにしていただけると嬉しいです。
そして、コメント欄やX(旧Twitter)などでご意見ご感想もいただけると飛び上がって喜びます。
それではまた!
過去回(数がかさんできたのでまとめました。)
https://shine-arrow-e51.notion.site/note-151b2209c729800db0eaf49c3627b7ff
著者プロフィール
医療×テクノロジーのスタートアップを目指すDoer。2023年3月からChatGPTに出会い、AIにのめり込み、そのAIを活かした事業アイデアが採択され、経産省主催「始動」10期生として活動、100名の起業家の中から選抜された20名のシリコンバレー派遣メンバーの一人。この記事は、実際に起業を目指す中で学んだ知見を、同じ志を持つ仲間と共有したいという思いで書いています。
🎉 (ご報告)始動10期シリコンバレー派遣メンバーに選出!
先日、経産省主催の始動Next Innovator 2024において、100名の起業家の中から20名のシリコンバレー派遣メンバーに選ばれました。
始動10期同期、始動アルムナイの方々、そして講師を務めていただいた方々、運営の皆様、壁打ちにお付き合いいただいたメンターの方々、IKIGAI lab.をはじめとするコミュニティの皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。