【フリーゲーム】モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか？　プレイ感想

(3800文字) 読むために必要な時間 11分20秒

このゲームのコンセプト……！！！！！

実は自分もやろうと思ったことがありました。

あれ？　間違えて商業作品DLしちゃった？

なんだこのUI！　そして当たり前のようにあるボイス停止システム……！！

なんだよぉ！　なんだよこれぇ！！！

モブになる気がありますか！？？？

なんか思ってたモブと違う……！！！！

もっとこう、常にヒロインの後ろにいるような、そんなやつを想像してたんだけど……！！！！

これ普通に主人公の近くにいるタイプでしょ！？？！？！？！？

それを世間ではヒロインと言うのだよ！！！

どちらかと言えば君の隣にいる男のほうが明らかなモブだよ！！！

メインヒロインがいる、という意味でのモブ？

作品ページを見たところ分岐があるとも、何時間の作品とも、情報が書かれていないのでわかりませんが……。

このメインヒロインと黒髪の子の2代ヒロインでストーリーが進んでいく形になりそうですね。

導入は完璧な入りでした。

当たり前にあるオープニング

そりゃあ、ボイスあるんだからオープニングもあるよね……！

本当に最近のフリーゲームは凄すぎる……。

noteなので好き勝手書きますが、同じゲーム制作者としてすさまじい作品に出合った時って、本当に泣きそうになるんですよね……。

スキップしてたら突然目の前に大型巨人が現れたみたいな絶望感……。

はい、きっちり制作者からプレイヤーに心を切り替えて「楽しく」プレイしていきたいと思います。

メインヒロインが幼馴染に似てる展開

これ本当に心理学的に正しいナンパの仕方で、だいたいの人は顔で性格を判断して、〇〇な顔なら、この人も〇〇な性格だよね。と過去のデータから照り合わせて、その人の性格を判断してしまうとか。

ちらっと見た感想で「王道」と書かれていたので、あまり裏をかく必要はなさそうですね。

幼馴染VS後輩　……ファイッ！

断然後輩後輩後輩後輩！！！！

いや、これ何度も言うけど「後輩」ってエロゲではモブどころかめちゃツヨポジションですからね……？？？？

もっと言えば幼馴染って「負けフラグ」の代表格……！！！

制作陣もそれをコンセプトにしているのかも。

いやー幼馴染は本当にバックボーンが大事になるんですよね。ちょっとやそっとイベントがあったぐらいじゃ「圧倒的な属性」の前では無意味……！！

もっとプレイヤーを巻き込むぐらい強烈な過去回想がないと、幼馴染ってそこまで強い属性じゃないのが厳しいところですよ。

分岐があるのかわかりませんが、ヒロインレースで幼馴染ちゃんのほうが勝てる未来がすでに予想出来ません。

選択肢１

そんなこと言ってたらさっそく選択肢が来たので一応分岐はあるのかな……？

これはもう断然下を選びます。

あ～いいっすね～。

ここで安易に照れずに、ちょっと生意気な後輩感を出してるところがわかってる。

これも実は未空ちゃんの方が幼馴染だったパターン全然ありますからね。今のところ未空ちゃんが主人公に惚れたきっかけも描写されていないので、そこが気になるポイントの一つであったりします。

ヤメロォ (建前)！　ナイスゥ (本音)！

これ毎回キャラデザ見た時言うことなんですが、

「耳だし最高！」「アシンメトリーは可愛い！」

選択肢２

これもまたあるあるなんですが、

主人公が告白しようとしたら、それを聞く前にヒロインが拒絶する展開……。

実は苦手です……！！

おそらく、これも勘違いパターンだと思うんですが、主人公を拒絶するということはプレイヤーを拒絶するという事にも他なりません。

それはもうヒロイン力がない……！　例え何かの手違いであろうと、他のヒロインはここぞばかりに主人公を落としにくる。

エロゲのヒロインレースとはそういうもの。

受け身な幼馴染は負ける運命にある。

それをどうか実現しないで欲しい。

破道の九十、黒棺。

『綾瀬さんから話してくれるのを待つ』

いいんだ……。

今回はもう未空ちゃんで行くと決めているから……！！！

ところで幼馴染にも2種類あって「昔あったことがあるタイプ」と「昔からずっと一緒にいるタイプ」ありますよね。

これ、実は前者のほうが思い出補正が乗るので強いんですよ。

昔の記憶は美化される。

つまりここから綾瀬さんが勝つ√もまだありそう。

惚れる理由はほんとに大事

惚れ理由がそんなに大事？　と、高梨さんは言いますが……。

違う……！！！

確かにリアルではそうかもしれないけど、物語上ではそれが必要なんです！！！

という概念をぶった切ったゲームなのかもしれない

それがタイトルに繋がってくるのだとしたらなるほど確かに。惚れる理由がメインヒロインよりも圧倒的に薄い、それでも惚れていいですか？　という意味ならシックリ来る！！！！

あー、そうなのかな？

最初のイメージではエロゲでよくいるサブヒロインを攻略するみたいな感じかと思ってたんですが、案外コンセプトが深い。

え、その方向性ならこのゲームかなり凄い。

その発想はなかった。

かわョ

主人公が未空ちゃんに惚れる理由、

「可愛いから」

それだけでオッケーです。

だから自分がついててあげなきゃって？　このこの～ｗｗｗ

え！？　自覚がない……？

てっきり主人公のことがずいぶん前から好きで、自覚しているものだと思ってたけど……。

なんかやたらノリ気だったのは自覚がなかったからだったのか……。

こうなってくるとヒロインレースもわからなくなる。これはあれだ。付き合いだしてから恋心を自覚する「切ない」系にも路線変更できそう。

この路線はサブキャラはめっぽう弱いんですよね。

悲劇のヒロインになってこそダイヤの原石並みに輝くタイプ。

そう……アニメ凪の明日からの美海ちゃん……。

この流れは負ける――ッ！！

その拒絶の仕方は「正当性」がありすぎる……！！！

だいたいこういうのって「そういうのわかんないから！」と感情的になるパターンなのに、このヒロイン……！！！　頭が良い！！！！

頭も良くて、可愛くて、主人公の事も想える。

やばい、強い……。

主人公が難聴のおかげで事なきを得ました。

が……。

ここから未空ちゃんがどうやって勝つの……？　

未空ちゃんが負けるところ見たくないよ……。

未空ちゃんはどう見ても黒だから、青髪は負けるの法則は適用されないはず。大丈夫、安心して主人公を攻略してください。

地盤固めてきたーーーーー！！！！

泣きそう。

どっちか選ばないといけない系のギャルゲー辛すぎる。

高梨さんも主人公のこと好きなの……？

主人公うんこ踏ん張ってるフェイスじゃないの……？

通常時はイケメンなの……？　

そもそもヒロインが惚れる理由が物語上で必要なのは、主人公がなぜモテるのか説得力がないと、プレイヤーとしては酷くご都合主義に見えるから、というのが主なんですよね。

じゃないとただの鈍感なイケメンが不自然にモテている構図になってしまい、それに感情移入できるか？　と言えば難しい話になるので。

本来ならそういうキャラクターって、主人公にちょっかいかけてくる敵役あるいはライバルポジションなんですよね。

可愛い

可愛い！！！

可愛すぎる！！！！！！！！

いや本当に！！！！！

ヒロインが可愛ければ可愛いほど、主人公に惚れる理由はやっぱり必要！！！

だって、他の男が放っておくはずがないもの！！！

やばい……。

プレイしてて凄い主人公にヤキモキし始めた。発狂しそう。

もしかして思っている以上に未空ちゃんの事をキャラクターとして好きなのかもしれない。

だからこそヒロインと見合っていない、と思ってしまう主人公によくない感情が渦巻いている……。

つまり「嫉妬」……！！

一番のモブはプレイヤーでした、というオチなのか……。

む、胸がくるぢい……

誰か助けて……

🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮🤮

………………。

…………。

総評

フリーゲーム初、実況不可にさせたゲーム。

無理です。

いちいち実況してたらメンタルが持たないと判断しました。

自分が感想を実況スタイルにしているのはそのほうが物語にのめりこめるからなんですが、「のめりこみすぎる」というデメリットが初めて発動しました。

未空ちゃんが可愛すぎた……。

そこが突き抜けすぎていて、主人公の鈍感ムーブに耐えられなかった……！！！！

これ毎回攻略系のフリーゲームで言ってることなんですが、当方エロゲーマーということで精神的に大人な主人公以外だと結構評価が厳しめだったりするんです。

今回の作品はヒロインとの差が凄まじすぎて……。

そんで未空を立てようとすると今度は栞もこの顔で、

辛すぎるって！！！！！

何かの出来事でヒロインが傷ついてるのはいいんだけど、主人公の選択や行動によってヒロインが傷つくのは見ていられない質なんだと心底実感しました。

もうずっと胸がチクチクしてて苦しかったです……。

しかも未空の選択肢選んでたのに、なんで栞ENDになっちゃうの！？

2週目するメンタルないよ！！！！

分岐点ここだった

そんなシビアな分岐なの！？　とびっくり。

なるほどね！

選択肢を完璧に全部選ばないとここの選択肢が解放されないと……。

読後感はしんみり

この作品がコメディ寄りじゃなくてシリアスモノだったら本気で数週間寝込んでいたかもしれません。

タイトルで軽い雰囲気を予想していただけに恐ろしい作品だった……。

√に入ってからが短かったのも心を落ち着けたポイントですね。

こんな人にオススメ

この記事を読んだ人全てにオススメします。

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