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キャラクター理論~なぜ妹は人気なのか?~

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最近妹=爆発が定着してきたw

失礼しました。

今はもう廃れた2chコピペが出てしまいました。

今日はずばり「妹理論」について話します。

ただの妹好すきの妹好きによる妹好きのための理論なんですがね。ちょっと書いてたら楽しくなりすぎて長くなりましたが……。
人気な妹キャラクターを例に出したりして論理的に書いたので、よかったら読んでみてください。

妹キャラクターはなぜ人気なのか?

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結論から言うと妹キャラが人気なのではなく、

自分より下に見えるキャラクターが人気

という真理をここに説いておく。

実は妹って属性はそこまで重要じゃない。

言うまでもなく妹風キャラがめちゃくちゃ蔓延ってる世の中。なんなら「お兄ちゃん」って呼ぶだけの妹キャラだっているし、他人の妹が妹キャラと定義されてたりもする。

なので、妹キャラクターが人気なのではなく……。

自分より下に見える、弱いヒロインが人気

この裏付けとして、よく巷で言われる「姉キャラ」の不人気ぶり。

それはまあ、姉キャラってだいたい「お姉さんぶって」上を取ってくるからで……、大半の人はどちらかと言えば支配欲が満たされる妹系が好きだよねー、っていうかなり闇の深い話になってくる。

ただし妹にも色々と「性格」やただの妹キャラに収まらない例外だったりが存在する。

そのことについては後述するので、今は置いておこう。

妹キャラは「ヒロイン」にて最強

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今話したのはあくまで人気の話で、ことヒロイン力の強さで言えば妹というキャラは永遠に最強だと思う。

以前、Twitterにてお友達が「妹の良さを語って欲しい」タグを見て、まんまと一本釣りされたことがった。

その様子がこちら

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恋愛的な距離感をどれだけ近くしても遠くしても不自然にならない。それが妹キャラ。そこに理屈はいらず、故に最強
ヒロインが主人公に惚れる理由をちゃんとしたい派としては妹キャラはその整合性を気にしなくていいから感情移入しやすい

要するに妹キャラクターというのは、妹というだけでヒロインであり、それだけで主人公に惚れる資格がある絶対強者。

惚れる理由? そんなの妹だからに決まってる。

これが強いんですわ。

雑に使っても強い厨キャラ。

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ヒロインの扱いが難しいのは可愛い以上に「なんで主人公に惚れたのか?」というきっかけ部分が重要なことなので、それを多少省ける妹が強いのは必然的。

そしてこの理論がまかり通ると
とある悲しい真実に行きつくことがおわかりだろうか?

妹キャラに幼馴染キャラは勝てない

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なぜなら、幼馴染の唯一の強みである幼馴染は妹にも適応されるからなのだ。

そう!

妹キャラクターとは、登場した瞬間から「主人公の理解者ポジション」でもあるというのが実に強い。

幼馴染と妹はセットで出すべきではない属性関係だと思う。

じゃんけんで言えば完全にぱーとぐーの存在。

妹がヒロインになるか否かの境界線

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これは主人公、あるいは妹のどちらかが相手を「性的な目」で見た場合に「ヒロイン」にランクアップするというのが境界線だと感じる。

だいたい妹が兄に何かしらの想いがあるパターンが多い。

これは妹好きとしての分かれ目になるのではないだろうか。

エロゲーマーとしては性的な目で見るなんて全然ふっつーの妹なんですが、例えば一般的な妹キャラクターが一般的な描写の中で兄を性的な目で見るって相当気持ち悪い行為なんですよ。

ここ重要なところで、おそらく妹をヒロインではなく家族として見たい、好きになりたいって人は性的な目で見るのはやりすぎ、生々しい、という抵抗感が出てくるはず。

例えば他ジャンルで言うところの、

「手をつないだり、ほっぺにちゅーぐらいの百合はOK」

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「性行為や、露骨なエロに走るレズはNG」

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みたいな線引き。

これは妹がこんなに可愛いわけがないの桐乃との結婚ENDが批判されていたり、うさぎドロップの恋愛関係に進展したのが批判されてたりを見ているとよくわかる。

当初の路線から外れて「生々しく」なると嫌悪感を抱く可能性が高い

実妹、義妹、それぞれ求められるものとは?

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話の続き。

実妹と義妹、これどっちが人気か?

ヒロインとしてなら圧倒的「義妹」です。

理由はもうお分かりでしょう。俺の妹がこんなに可愛いわけがない、の桐乃との結婚ENDが批判されたのは実妹だったから。

実妹でそれをやると生々しいんだよというバッシングを受けた。

そのことから同じ作者のエロマンガ先生では大人しく義妹になったという変化を見ると、実に理にかなってて笑ってしまう。

実妹に求められるのは生々しさではなく、理解力や、包容力、家族的な意味合いが強いことがわかる。

なのでデザインもごく一般的な、普通のデザインであることが多い。

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これは実質「実妹」っていうのは妹属性の中でも一種の縛りプレイをしている状態だと言える。

リアルな距離感を求められ、それ以上のラインは踏み越えられない。

これって事実上ヒロインレースからは外れてる存在であって、エロゲーマー的には好きになることが少ないのが難点。

ここ最近だとかぐや様の圭ちゃんとか凄い好きだけど、主人公と結ばれて欲しいとか絶対に思わないし……。

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脳内ヒロインに変換することは出来ても、物語の中で主人公とくっついて欲しい存在にはちょっとなりづらい。

キャラとしては強い。でもヒロインレースに混ざるのが困難。というのが実妹ヒロインを紐解いた結論。

一方義妹はどうなのかと言うと、

義妹はなんでもありのさらに最強属性

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義妹は言うなればファンタジー的存在。

髪の毛の色は作者の好み! 性格もツンデレ~おだやかまで全部いける!

作者の性癖を詰め込んだ究極のご都合キャラクター

それが義妹!!!!!

ツンデレに並ぶ環境最強属性。

一線を越えさせたい、でも生々しくはしたくないって場合には義妹を選ぶ。

とりあえず義妹を選ぶ。

他のヒロイン食うために義妹にしたまで読める。

あえて実妹を選ぶ作者というのは、先にも言った通り一般向けか、特殊性癖か、縛りプレイをしていると思いたい。

理想の妹はこうあるべきである

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妹好きとして断言させてもらおう。

妹キャラとは、兄と対等であるべきである

本当によく出来た妹キャラクターというのは、兄に対して喜怒哀楽の表現全てをぶつけてくるようなキャラクター。

そこに躊躇はない、妹という属性を最大限発揮してくる。

そんな性格であると、妹感はぐっと増す。

妹キャラにおいて、この妹感はとても大事。

ツンデレかクーデレか、はたまたそのほかの属性であろうと、喜怒哀楽をぶつけてくる対等なキャラは親近感が湧く。

いやたまにいるのよ、誰の妹とは言わないけども、妹の癖に兄をとんでもなく崇拝したりする妹が。
それもう妹じゃなくて新興宗教にハマった信者だから。

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ところで妹キャラは惚れる理由がいらないという根源にあるのはこの対等さであるとも言える。

なんでも言い合える仲ってある意味一番恋愛的な説得力があるし、ツンデレが人気な理由もギャップだけではなく「互いに本音を言い合える」という対等さが良いのではないかとみてる。

対等=距離感の近さなんだよね。

俺いもの桐乃はその点において理不尽な要求なので対等とは言えず、この議論の中ではあまりいい妹像ではない。

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対して兄の京介もかなり妹に対して嫌がる素振りを見せているのでこの二人の兄妹像はリアルにありがちで、生々しさがある。この二人は距離感が近いようで、全然遠い。

尻に敷かれているのとマウントを取られているはイメージにとても大きな違いを生む。

これは暴力ヒロインに関してもそう。

暴力を振られて平然としている主人公と、暴力を振られて「何すんだよ!」と怒る主人公では心構え、面構え、受けるイメージまるで違う。

ヒロインのアクションに対して、主人公の「受け止め方」っていうのは凄く重要なポイント

そこで距離感っていうのは決まると思っていい。

妹は可愛い!

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約3000文字による妹理論の〆に入ろうと思う。

とにかく……。

妹は可愛い!

色々とやかく言ったけど、妹は理屈抜きにしても可愛い生き物!

稀にこじれた作者がキモウト族の魂を宿すことはあれど、基本的に妹は可愛くなる生き物なんだ。

そして!!!!

実は……、今制作中のギャルゲ『ダブルカタルシス』にも、なんと妹キャラが存在する。

しかも!!!

義妹と実妹、まさかの両方!!!!

タイトル画面のこの二人

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立ち絵だとこんな感じ

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ダブルカタルシスはあんまりキャラの可愛さを売りにはしてないんだけども、この二人は色んな意味で「こんな妹いたらなぁ~~」って思える妹に仕上げてます。

そのうち体験版をあげるので、ぜひともそこでプレイしてみてください。
(一体いつあがるんだろうか……)

というわけで、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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