「面白い作品」と「好きになる作品」の違い、言語化できますか?
皆さんこんにちは。今日は2本立てです。
フリゲのヒロインランキングどうだったでしょうか。
結局は好みの問題でまったく参考にならないと言われたらそれまでなんですが、一応自分の中で他の作品との差別化が出来る決定的なものがヒロインたちにあったんです。
その前に一つ、タイトル回収をしておくと、
「面白い作品」と「好きな作品」っていうのは切り分けが出来るまったく別の感性。
ヒロインランキングで選んだ作品は多くが後者に当てはまりました。
じゃあその両者の違いってなんだろう? というのが今回のテーマ。
結論から言っちゃいます。
ギャグ要素(ノリ)があるかどうかです。
そして、それがあることによって「作品との距離感」がぐっと縮まる。
案外「ギャグ」と「親近感」は密接な関係にあるんですよねー。
てなわけでここからジャンプなんかの有名作品もまじえて
なぜギャグ要素が親近感に影響を及ぼすのか? を説明していきます。
絶賛大ヒット中の鬼滅の刃
鬼滅の刃もちょくちょくギャグがあります。ダイレクトに「寒い」って意見もあるんですが、でも無かったら「親近感」というものが薄れ、ただ真面目なだけの作品になっていたかもしれません。
作品は変わって、
鋼の錬金術師
これも同じようにギャグが寒いって意見はありました。
(女性作家のギャグが寒いと言われるのは何故かという記事はまた別で)
しかし鋼の錬金術師ってシリアス寄りな無印(旧版)よりも、ギャグ要素多めのフルメタ(新版)の方が圧倒的に人気なんですよね。
そしてギャグが無くなってガチシリアスになったあたりから人が離れた進撃の巨人にもギャグの重要性は言えます。
進撃の巨人ですらギャグはあった
人が離れたのは別に内容が複雑化したからとか、巨人と人の戦いじゃなくなったからとか、そういう理由で離れたわけじゃなくて、単純にギャグ要素「親近感」の部分が薄れたから興味を持たれなくなったのではないかという説。
その裏付けとして進撃の巨人ファンの主張って「初期よりも今の方が面白い」って意見まとめサイト見てるとけっこー多いんですよ。
つまり面白い=人気になるに直結しない何よりの証明を進撃の巨人はしてくれてるわけでして。
「ギャグ要素」が果たして作品人気にどれぐらい関係があるのか?
この観点から見た時に、有名作品で「ギャグ要素」が無いタイトルって想像してみると圧倒的に少ないんですよね。
……というか、
無くね?
真面目な作品でも人は茶化したがる
この話は「作者」にとっては迷惑な話かもしれない。
ヒロインランキングで紹介したハッピーエンドに花を添えての小夜ちゃんを例に出させてもらうと、この作品ギャグ要素はほとんどないんですが、Twitterでとあるシーンをネタにした事があります。
それが↓の画像。
こんな感じで真面目なシーンが「ギャグ」っぽく見えた時に、それをネタにしたくなるもんなんですよね。
こういったユーザーが勝手にネタにする現象はナルトやブリーチ、デスノートなんかでも多く見られます。
ナルト(コラじゃない)
デスノート(コラ)
ギャグの本質とは突き抜けること
よく自分は何かを評価する時に「〇〇だけの」というんですが、そういう評価になるのって大抵キャラクターとしての開き直りが足りていないパターンなんですよね。
面白いだけの作品はキャラクターがまだ縮こまっているというか、型にはまっている印象を受けます。
ギャグで親近感が湧くようになるのは、その開き直りが簡単にできるからではないかと。
開き直りの化身。ボーボボなんかはネットでも愛されてますけど、あれ本編しっかり見てる人どれぐらいいるんだって話ですからね。
ギャグの力は強いを地で体現した作品。
ヒロインランキングの決め手
そういうわけでヒロインランキングの決め手は主にギャグ要素が強かったという個人的な判断基準でした。
おそらく自分の中で好きなギャグ要素(ノリ)があって、それが一致すると好きになるんですよね。
これはyoutuberでも芸能人でも色んなこと全てに言えます。笑いの力は人を惹きつけやすい。
この記事を読んでいる人は、今一度自分に問いかけてみてください。
「面白い作品」と「好きな作品」の違い。
前者はストーリー、後者はキャラクター(のノリ)になるはず。
なので、面白いけど好きではない作品とか、好きだけどストーリーはない作品だったりが個々で違ってくる。
面白いけど好きには及ばない作品は、ストーリーがとても面白い
ストーリーはそこまででもないけど作品は好き。というタイプは、キャラクターが面白いという話です
両方あわせもった作品はなかなか貴重です。
一生推していきましょう!
「面白い作品」と「好きになる作品」の違い。これにて完結!
ではではここまで読んでいただきありがとうございました。
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