【フリーゲーム】対象She-11に関する記録 プレイ感想
読むために必要な時間 9分20秒(3000字)
っぱ……AIヒロインなんだよなぁ……。
ということで今回やるゲームはこちら。
「全ての戦争を終結させる」といわれる最終兵器たるロボットに搭乗する少女と、彼女を抹消しに来た敵対勢力の青年の交流を描く、愛と夢の物語。
このあらすじを見た時最終兵器彼女を思い出しました。
この手のジャンルめっきり減った気がしますね。いわゆる世界系って言うんですが、主人公とヒロイン以外の登場人物は全てモブっていう。
えっ? こんな演出できるの……!?
起動してすぐにこれ。
はえ~……。こんなことも出来るんですねー……。
フリーゲームやってて一番面白いのは「無料でもこんな表現できるんだー」っていう新しい発見が次々出てくるところ。
ディストピア感
AIと言えばなところがありますが、世界観が結構ディストピアで、シナリオもしょっぱなから戦いの真っただ中です。
こういうロボットモノはガンダムやコードギアスを見てきた身としてはなじみ深いので、全然抵抗はありませんね。作中のバトル描写もすんなり脳内再生が余裕です。
She-11ちゃんキターーーー!!!
エロゲーマーとして可愛い女の子が出てくるゲームはプレイしなければいけない。そしてその子が出てきた時、最大限の喜びを表現するのが礼儀。
………………。
どことは言わないけど、大きい!!!!
いいですね。
どことなくセンシティブさがあるんだけど、全然そういう目で見る感じじゃないのが良い。
そしてこれ自作品でもそうなんですが、やっぱりAIヒロインをデザインする時に白髪(銀髪)になるのって必然なのかもしれませんね。
AIっぽさってなんだろう? みたいな記事、以前にも書いたと思うんですが、やっぱりイメージとして最終的に行きつく先は「神秘的」みたいな感じになるのかな。
だからこそセンシティブでもそれが露骨に感じないというか、そのボディも神秘的に見えるんですわ(真理)
意思のあるAIに人権があるのかどうか
AIモノを取り扱う上では外せない議題ですよこれは。
シェルちゃん結構人間味あって、かわョ。
ヒロインと共同生活
コレ以上、エロゲーマーガ望むシチュアルカ? イヤ、ナイアル。
しかもそれが敵軍のエースパイロット(AI)とか、この作者シチュエーションを作る鬼や……。
ああああああああああああ!!!
久しぶりの感じ。
散々ゲーム制作に追われてエロゲが出来てなかった身に染みわたるこの感覚!
フリーゲーム特にギャルゲ少ないから、もうゲームをゆっくりじっくり味わいたくて、いい意味で全然進まない。作品の匂いを嗅いでいるだけでもうこれ何分経った??(40分です。早く進めてください)
えっ!? 案内シチュまで堪能していいの!?
独特の世界観、王道のヒロイン、そして誰もが望む王道のシチュエーション。
うめ……うめ……(エロゲ成分摂取中)
やっぱり結構人間味ある
割とAIモノって最初は感情が一定というか、主人公と接していくうちに感情表現豊かになっていくパターンが多いんですが、この作品は最初から結構笑顔を浮かべたりしますね。
……なんか、面白いな。
あれかな。戦争で疲れた主人公の方が実は人間味が欠如しててヒロインと接していくうちに人間の心を取り戻していく系かな?
世界観の作り方がお上手
フリーゲームってなかなか素材集めるのに苦労するんですけど、一種のクローズドサークル状態にすることで、描写を「室内」に限定するの凄い柔軟な考え。
しかもそれがシェルターっていう世界観にあった場所なのも雰囲気があって良いなぁ~。
物語の前振りかな。
作品をプレイする上で、最終的にこの物語はどういう着地をするのか? って割と初期の時点で想像することが多いんですが、果たしてこの作品はハッピーエンドに向かうのか。
なんとなーく世界系ってBADEND行きがちなイメージあるんですよねぇ……。
最後はヒロインが犠牲になるとか、二人で世界から消えるとか、二人だけの世界になるとか。
まあ……作品ページのバッジでネタバレを食らってしまったので結末はある程度予想出来るんですが……。
ありがとうございます!!
……すぅ(深呼吸)
ありがとうございます!!
あ、やっぱりそうだよね
やっぱりこの作品シチュエーションの鬼だな……。よく考えられた設定というか。噛み合いがいいですよね。
脚本術で陸に上がったカッパというのがあるんですが、要するにキャラクターが苦手とする場所(シチュ)に放り込むことで、場面を魅力的にするという手法。
それの亜種バージョンですね。
世界は混沌に満ちているのに、ヒロインだけは表情豊か。しかもそれがAIっていう皮肉も良い。
すげぇ! 全然気づかなかった!!(頭に注目)
通常バージョン
おこバージョン(髪飾りの色変化)
このギミック面白いな~~~~~~。
割とあったりするんだけど、全然出てこないからメジャーではない表現だと思うんだけど……、確かにこれはすっごいAIヒロインというものを表現する上で最適解かもしれない。
この発想はなかった……。
この感情アンテナのせいで嘘がつけないっていうシナリオの活かし方も出来るし。
えー……。
パクりたい……(やめなさい)
シェルちゃん気づいてるかもしれない
主人公はシェルを抹殺しにきたスパイなわけですが、後々「実はスパイだったんだ」みたいに告白した時にヒロイン側が「……本当は気づいていました」っていうのが王道シチュ好きなんですよね~~~~~。
えあ~~~~~~~。
前の担当者
実は主人公がシェルちゃんの担当をするのは、何人か目っぽいんですが、これエロゲとかだと前の担当がライバル的存在だったりするんですよね。
で、いろいろと前の担当と比較されたり、「君がシェルの担当をすることになったのか(嘲笑)」みたいな感じで嫌味ったらしく登場したりして、「でも私は主人公さんのが担当になってくれてよかったです」的な。
はい、失礼しました。妹尾の妄想が爆発してしまいました。
引き続きゲームをに戻り、進めていきたいと思います。
モンハンやりたくなってきた。
お? 予想的中か? と思いきや
担当者潰し的なシチュキターーーー!!!
そっち路線だったか^~~~~~(大満足)
むしろ良い! そっちのシチュの方が良い!
これはこのnoteで良く使うあの代名詞。「わかりし者」ですわ。
この作者「シチュエーションをわかりし者」ですわ。
いやAIと言ったら「暴走」だよね!!!!!!
もう本当に握手したい!!!!!!!!
早くね!?
主人公、心の闇を抱えすぎて、シェルちゃんが天使に見えたんだろうな……。
世の中が嫌になってエロゲに走る、うんうん、そういうことだ。
紫ーーーーーーーーー!!
見立てではハッピーエンドになるはずなんだけど……。
ここからが熱い展開!
思ってたよりすんなり主人公がスパイなことを打ち明けたけど、凄いロマンチックなシーンだった……!
そしてヒロインと基地内から脱出計画ゥ!
かっこえええええええええ!!!
からの……。
………………え?
総評
世界観や設定の作りこみ。そして日常描写がまた良い。ストーリーに必要な情報を丁寧に描写してくれるところが親切というか、のめりこめる原因だった。
あと散々書きましたけど、〇〇と言えば〇〇だよね。という鉄板シチュエーションを抑えているのがでかすぎる。それだけ聞くと「テンプレ」なんじゃ? と思うかもしれませんけど、独特の世界観でっていうところがミソなんですよ。
新しい世界で、王道の事をやる。
それが面白いノベルゲームの真理。
こんな人にオススメ
ボリュームがちょうど良くて、映画1本見た感じ。短すぎず長すぎずそれなのに内容は凄くまとまってて、お勧めがしやすいですね。
昨今めっきり減ってしまった世界系ですが、ちゃんとオチまで含めて世界系してました。
AIヒロイン好きはぜひプレイしてみて!
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