「素直」で「すぐやる」は活躍の絶対条件
こんにちは。キチナングループの井本健です。
よく、就活生に、「御社で求める人物像はどんな人ですか?」と聞かれます。
採用活動は採用しておわりではありません。当然、活躍してもらって、会社を一緒に作っていってくれる人が良いわけです。
では、どんな人が活躍できるのか?
よく質問でも、どんな人が活躍しますかと聞かれますが私は、つぎのことが大切なんじゃないかなと思っています。
それは、
素直で、すぐに実行する人。
これに尽きるかなと私は思います。
ただ、この素直と言うのは、すごく幅のある言葉だなぁと以前から感じていました。
どう伝えたらよいか、なかなか伝わらない。
だからこそもう少し具体的に、事例を挙げて伝えていかないといけないなと考えていたとき見たのがこちら。
その言葉とともに、少し具体的に解説していきます。
「素直」とは「従順」ではなく「謙虚に学ぶ姿勢」
以前からも、私たちの大切にする価値観に素直は基準にありました。
ただし、それぞれの素直さの基準があいまいで、どうも現場でしっくりこないことがありました。
私が考える、素直さとは、言われたことをただやると言うだけではありません。
それは、ただ従順なだけなのです。
しかし、これからの世の中は、言われたことだけをやっていれば、お客様から選ばれない時代にやってきます。
なぜなら、あらゆることが機械に置き換わり、ルーティンワークが世の中から少しずつなくなってくると考えているからです。
私たち物流企業も、ルーティン業務どんどん置き換えられていくと考えています。
具体的には、倉庫内は自動ロボットが既に走る世の中になっていますし、ドローンや、自動運転など定型業務が自動化されています。
難しいピッキングであったり、判断を要すると言うところは、もう少し人の手がかかると思っていますが、これも時間の問題でいつかは自動化されていくでしょう。
だからこそ、ただ言われたことだけをやる従順さは必要ではありますが、それ以上に学ぶ謙虚な姿勢吸収する力が何よりも大切なんじゃないかなと私は考えています。
その学ぶ姿勢こそが、素直さだと私は考えています。
その学びを、どのように活かしていますか?
これがとても大切なんじゃないかなと考えています。
「すぐやる」とは「口先」だけでない「能動的な姿勢」
次に大切だと考えているのが、実行力です。
実行力とは何かと言うと、すぐに行動し、実行に移せる力です。
成果を乱すには、行動しなければ、成果は絶対に埋まりません。
だからこそ、この行動する力というのがとても大切です。
これいいな、と考えたらすぐに行動ができる。
よしやってみようと考えた瞬間から、行動している状態を作れる人は、強いと思っています。
学生、若手の中にも、すぐに断る人がいます。
今日忙しいのでと、様々な言い訳を作って断ってしまいます。
しかし、その断り1つが、大きな損失を生んでいると思っています。
自分にとって大切だと思えばとにかく行動していくことが大切です。
そして、この行動と言うのも、誰かから言われてやらされるよりも、自ら主体的に行動している方はその行動のスピードや質、量は上がっていきます。
だからこそ、行動の背景にある、自ら能動的に動いている行動が何よりも大切です。
もちろん、仕組みの中で動いていくことも大切です。
しかし、物流は現場での対応力が求められることが多い業界です。その対応力が現場力なのです。
例えば、災害、事故、トラブルが発生したときこそ、自ら考えて現場を動かしていくことが求められます。
私たちの会社では、規律の中の自由を重んじています。
規則だけでただ縛るだけではなく、ある一定の枠組みの中で自由に発想し行動していくことが、強い現場を作っていく大切なことだと考えています。
だからこそ、自ら能動的に行動する実行力が、私は活躍するためには、必要だと考えています。
あと一つ加えるなら、「気づく感性」
最後になりますが、どれだけ学力があったり、実行力があっても、気づく感性がなければ、そのスピードは上がってきません。
世の中の自動化が進んでいく中で、人にしかできない仕事の価値がさらに上がってきます。
この気づくと言う事は、人にしかできない力だと私は考えています。だからこそ、小さな変化や、全体の流れ、背景、相手の気持ちなどに気づくと言う事はとても大切な力になるはずです。
この気づく力を、ベース持っていれば、素直さや、行動力がさらに加速して成長できる人材になってくれるはずです。
ぼーっと、なんとなく生きている人よりも、小さなことを意識しながら、細かいことにも気を使い、先回りをして行動しより良い方法はないかと模索しさらに行動できる人が、これからさらに求められると考えています。
しかし、なかなか最初から全てを持ち合わせしていた人はいません。
私自身も、新卒の頃に感性を身に付けなさいと言うことを厳しく教えていただいたことがあります。
なかなか感性を身に付けると言うのは難しいですが、日々の行動、良い習慣を身に付ける、意識を変えるだけで、少しずつ変わっていくものだと考えています。
私たちが、会社内で取り組んでいる、環境整備はその一環です。
一見、お掃除のように見えますが、気づく感性を身に付けるために日々週刊化していくことが大切だと考えています。
私たち小さな会社にはこうして地道な教育こそが最終的に大きな企業文化を作っていくことになります。
だからこそ、このような当たり前のことに対して、馬鹿にせずに、コツコツ行動していける人、しかもそれを高い次元で実行できる人が、最初は優秀ではなくても30歳、40歳になったときに大きな差を生んでいるということを周りを見て思います。
ぜひ活躍する人材になるために、この、素直に、すぐやることを意識して良い習慣を身に付けていきましょう!