International Women's Day
あんまり古臭いことを言うつもりはないのですけど、社会人になったときの一番の衝撃は”労働基準法の女子保護規定 (時間外労働、深夜労働、休日労働の禁止)”。残業しても8時以降はサービス残業扱いになってしまう。深夜残業禁止だから。禁止といわれても、仕事はあるし、同期の男性社員に遅れを取りたくない一心もあるし、長時間残業仕事をすると、サービス残業となってしまう。”女子保護してやる”という法律のせいで。平成11年に労基法改正で、この女子保護規定は撤廃されることになった。その翌月、2割増となった給料明細の数字を目に焼き付けるかのように、いつまでも眺めた。
新入社員のときの会社のメンターの先輩は、もちろん女性だった。部署の役付の上司(全員男性でしたが)に朝お茶を出す習慣があり、彼女は、”やっぱり社会の中で男性は尊敬されるべきなので、お茶を出してあげてください”と私にも彼らにお茶出しするように指示してきた。”部長も課長もえらいとおもう、だって男の人だから。あなたがなんと言おうとも。”という彼女の言葉を、反論+論破せず、ぐっと堪えた悔しさは決して忘れることのない記憶。
働き方も、生き方も、女性だからこの役割を担うべき、女性なのにこのようなこともできないのか、などの呪縛から開放されてきているのを感じます。メンターの女性社員も、彼女なりに幸せな生き方を模索していたのでしょうし、それはそれもありです。私の生き方も働き方もそれはそれであり。違う考え方があってもいい、それぞれ幸せな生き方や働き方をすればいい。そんな当たり前なことを言葉に出して伝えることができるようになっていることが、本当に素晴らしいことだと思うんですよ。
Celebrate how we are today!
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