詐欺師をからかってみた(その2)
数日前、WeChatにいきなりの友達申請がきました。怪しいなあと思いながら承認し、少し話をしてみました。
北京出身の劉さんです。劉邦の子孫ですか?と聞こうと思いましたがやめておきました。
これまた詐欺師あるあるで、私が知り合った最初の日本人です、というフレーズをよく耳にします。
日本に旅行に来たいらしく、案内してくれる人を探しているそうです。この人もまともで、隔離の話をしてきました。本当かはわかりませんが、中国ではマスクをつける必要がないそうです。
面倒な世間話はしたくないので、またまた単刀直入に投資について聞いてみました。
株は不安定なのでおすすめしてくれないようです。劉さんの得意分野ではないみたいですね。
劉さんは以前ビットコインを買って儲けたようです。どうもおじさんが勧めてくれたみたいですね。
ビットコインは高騰し過ぎたので、今は買っていないようです。
ビットコインを何個持っているか聞かれました。適当に2と答えます。ビットコインがだめだというなら何がいい?と質問してみました。
イーサリアムがいいの?と聞いてみました。当然偽の仮想通貨を勧めてくるのをわかっていて質問しています。
おじさんはすごい分析士(笑)らしいです。
ビデオチャットに誘われました。時間の無駄なので適当な言い訳で断りました。
おじさんのプロの視点で取引すれば、国際通貨の傾向をつかむことができ、儲けることが可能なようです。彼女はおじさんの助力により毎日800ドル稼いでいるようです。都合よく、この日におじさんを食事に招待するそうです。
もちろん私への配慮を怠りません。一緒にお金を稼いで、日本にきて寿司を食べたいそうです。なんせ、私が唯一の日本人の友達なのですから。
さらに、彼女の美しい声を聞かせてくれるみたいです。日本語ができないので英語で話かけてくれたみたいです。聞いていませんが。
夜になり、彼女から吉報がもたらされました。大切な日本人の友達である私の為に、おじさんに話したところ、相場を教えてくれて一緒に稼ぐことができるようです。
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