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嘘日記 5月9日

今日は近所のラーメン屋に父親と二人で赴いた。醤油ラーメンとこってりラーメンなるものを頼んだ。

父はもうすぐ50も半ばとなる。だのに出された料理にはいつも調味料を追加して味を濃くしていた。ここ数年でその傾向は強まったかのように小生には思える。そんな父を見ていると、この人は長生きできないんだろうなと小生はひそかに思っていた。

もちろん家族にはそれなりに長生きしてほしいが、人が健康に生きるための土台となる食生活が整っていないとさすがに厳しいものがあるように思えた。

ある日ぽっくり死ぬのであれば父も小生も楽なのだろう。だが、乱れた食生活が災いして何かしらの介護が必要な病気にでもなってしまったら、父は死ぬまで苦しむだろうし小生も介護しなければならず、双方にメリットが無いように思われた。

どこで聞いたかは忘れてしまったが、ラーメン屋の店主は大体60前後で死ぬと聞いたことがある。ラーメンばかり食べていると早死にするんだなあとあっさり納得してしまう自分がいた。

ラーメン一杯で考えすぎであろうか?

こってりラーメンはいかにも身体に悪そうなどろどろな見た目をしていたが、一口食べると濃厚な味わいが口の中を支配し強烈な旨みを感じた。

食べることに夢中で、何を考えていたのかすっかり忘れてしまった。

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