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はじめまして。 i m o n o です。

はじめまして、私達は宮﨑県北部の日向市という所で銅合金専門の鋳造所を営んでおり、 i m o n o というブランドで銅製品の製造をおこなっています。

今回は私達のこと、鋳造についてのことなどを書かせていただきます。
ぜひ最後までお付き合い下さいませ。

私達は約60年前に、兵庫県尼崎市で鋳造所を営みはじめました。
その後、騒音や砂埃など、鋳造業にまつわる様々な問題から都会では操業が難しくなったため、30年前に宮崎県日向市に移転し、今に至っています。
弊社では船舶用のポンプ部品の鋳造を主におこなっております。 

鋳造とは

鋳造(ちゅうぞう、英: casting)は、材料(主に鉄・アルミ合金・銅・真鍮などの金属)を融点よりも高い温度で熱して液体にしたあと、型に流し込み、冷やして目的の形状に固める加工方法である。
鋳造に使用する型のことを鋳型(いがた)といい、鋳造でできた製品のことを鋳物(いもの)という。英語で casting といえば、鋳造と鋳物の双方を指す。

弊社では砂型鋳造を行っており、砂で出来た鋳型に溶かした銅を流して冷やし固め、製品を作っております。

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銅の歴史

鋳造は紀元前3600年頃にメソポタミアで青銅を利用して始まったとされています。 鋳造方法もその頃から大きく変わってはいません。
鋳造の歴史は、銅の歴史ともいえます。
人類が最も古くから関わり続けた金属が銅になります。 銅は錆びて腐食することが少ないので、歴史的な価値のある物が多数出土しています。
中国の始皇帝陵墓からは2000年以上も前に作られた銅製の鋳物製品が出土していますし、国内最大級の銅製鋳物として、奈良の大仏があげられます。
また鎌倉の大仏は風雨にさらされながらも500年以上も堂々と鎮座しています。 

i m o n o について

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人々にとっても馴染みのある銅ですが、最近は身近に銅製品が見られなくなりました。 銅製品を製造するところが減ったことや、銅が高価であることで、他の安価で軽い材料に置き換わったことなどが理由としてあげられます。
特に、お鍋やキッチンツールは銅製品からアルミ製品にほぼ置き換わってしまいました。 

そんな中、私達は銅製品の持つ魅力を皆様にお伝え出来ていなかったのではないかと考え、「 i m o n o 」 というブランドを立ち上げました。
人々が2000年近く引き継いできた技術で出来た鋳造製品を日本では「鋳物」と呼んできました。
日本人には古くから馴染みのある言葉であり、また古来からの日本語として、世界中に広まるよう期待を込めて「 i m o n o 」と名付けました。
第一弾の製品として銅合金製鋳物鍋『tefu-tefu てふてふ』を開発、発売いたしました。

銅合金製鋳物鍋『tefu-tefu てふてふ』の魅力

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銅合金製鋳物鍋『tefu-tefu てふてふ』は銅の持つ熱伝導の良さと、鋳物の蓄熱性の高さを併せ持つ、理想的なお鍋となっております。
熱伝導と蓄熱性の高さを併せ持つことで、鍋の側面にも熱が伝わる放熱効果によって弱火でも十分調理が可能です。

熱伝導率が高い

食材に素早く均等に熱が伝わるので、ムラのない美味しくきれいな料理に仕上げる事ができます。

優れた保温力

蓄熱性が高いため、料理が冷めにくく、予熱でも調理をすることができます。

調理時間の短縮

熱伝導の良さと保温性の良さで、煮込み料理など短時間での調理が可能です。

3世代100年使える

銅製品は、長く使うほど経年変化を楽しむことができ、親子3世代、あるいはそれ以上受け継いてでいくことができます。
ご家庭の味を、同じ道具で子供、孫の世代まで引き継いでいきませんか?

i m o n o の今後

私達の製品が世の中にでて数ヶ月ですが、まだまだ皆様に知られていません。
そこであらゆる手段を使いながら、私達の製品や、銅の持つ魅力を伝えていけたらと思いますので、継続的な i m o n o の活動を、どうかチェックしてみて下さい。

i m o n o


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