57歳アメリカ留学・就職・永住権取得日記(6)
神のような留学斡旋業者「TBT」との出会い!
私はニューヨークから帰り、早速留学斡旋業者を探した。短期間で留学するためには、業者に頼るしかない。しかも私は、労働基準法に違反する時間外労働をしている。時間がないッ。加えて、応募書類を理解する英語力もない。
ネットで探すと、あっさり見つかった。なぜなら、それは青森県内にたった一社しかなかったから(私は青森在住だった)。そして、場所は意外なことに片田舎の東北町(失礼)だったのである…。
なぜ留学斡旋業者が、人口1万5千人しかない上北郡東北町にあるのか? 東北町は、「市」でなくて「町」である。特産品は、長芋、ニンニク、シジミ貝だ。そして、スッポンも養殖しているらしい。そんな小さな「町」にあって、県庁所在地の青森市や、米軍基地がある三沢市に、留学産業が無いのはなぜか。それが青森県の限界なのか? え、三村さん、宮下さん、という話は、今回は脇に置く。
発見した留学エージェントの名は、TBT。
こんな、大変覚えにくい名前をエージェントは名乗っていた(名前の由来等、詳しくはリンクを)。
その時の私は精神的に焦っていたので、どうやって連絡したのか覚えていない。多分電話だったのだと思う。すると、速攻で面談することが決まり、ニューヨーク観光から帰った週末ごろに早速出かけた。車で一時間半くらいだったか。
初夏の柔らかい日差しに愛車を走らせると、件のTBTの建物は、果たして広々とした草原や田畑の続く緑の大地の真中に発見された。その建物は、遠目には絶対に山小屋、ひょっとしたら牧舎に見え、しかし、既知の住所はまさにその場所を指しているため、私は車を降りて、何度も確認した。間違いなかった。ここが、「TBT」であったのだ。
遠目には山小屋に見えた建物は、近づくと、かなりお洒落な意匠であることが知れた(第一印象の失礼な表現をお許し願いたい)。中から現れた、穏やかでハンサムな男性(蛯沢氏)が、私を歓迎してくれ、TBTが三年前に開業したこと、こんな風に新聞に紹介されていることなどを説明してくれた。あ、ご夫婦でやってるのね、ふ~んなどと、新聞記事を見て詐欺ではないことがわかり、私はちょっと安心。その後、早速、「57歳でも留学できるんですか?」という本題に入ったのである。
しかし、年より心配だったのは、英語力だった。だって、私は国語教師だ。確かに、コツコツと英語の勉強はしていて、TOEICは時々受けていたし、英検はかなり昔に準一級を取得している。しかし、TOEFL、IELTSのスコア(英語スコア要件)は満たしておらず、そもそも当時は、受験さえしたことが無かった気がする(記憶があいまい)。
しかしである。「その心配はない」と蛯沢さんは言った。英語スコア要件がない二年制大学(コミカレ)があると言うのだ。それは本当なのかッ?
なんでも、TBTはアメリカのコミカレにいくつかつながりがあり、こんな私でも、英語スコア無しで、確かに入学は可能だと言う。既に何人もの入学サポートをしたという前例話の後、希望の場所を聞かれたので、私はニューヨーク市に最も近い、ロックランドコミュニティカレッジを選んだ。なぜなら、ニューヨーク市には私の友人が住んでおり、万が一の場合でも何かと安心感があったからである。
これで、コミカレ入学はかなり実現可能とわかってきた。
次の問題は、カネである。というのも、予算がかなり高額に。2017年の円ドル為替レートは一ドル約110円だったが、それでも、2年間で軽く数百万がかかるという。私は、「金(きん)」を売るしかないと思った。。。
次回は、金地金の話も含め、更に詳しく、留学方法をお話する。
以下が、神の留学斡旋会社のリンク(顧客は全国にいる!)
TBT(Three Blue Trees)/ニューヨーク州立大学留学サポートセンター
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