天皇賞・春 全頭診断


ウインエアフォルク【C】

時計のかかる馬場で台頭してくる差し馬。
【前走】
高齢かつ同じようなレースを使って勝ちきれなかった馬が集まった中で直線伸びきれずの大敗。
相手強化の今回は厳しいか。

ゴールドプリンセス【C】

【前走】
このクラスで底を見せていた馬達が多く集まった低調なメンバー構成で外からスムーズに長く脚を使っての勝利と力を出し切れたレース。
相手強化の今回は厳しいか。

サヴォーナ【A】

【3走前】
コーナーまでの距離が短く位置を取りに行こうとするが無理で後ろからの競馬に。2周目向正面で捲っていく競馬。4コーナーから直線にかけて外へ膨れるロスがあったが最後まで脚使って粘る競馬で着順以上に評価できる内容。
【2走前】
平均より2秒以上速い差有利の流れを先行と展開不利。3~4コーナー内で詰まって動き出し遅れるロスもあり着順以上に評価できる内容。
【前走】
【63.7-65.2-57.9】のレースラップで前有利の流れを3コーナーで外の馬に被されて前入られて位置下げる不利&囲まれて動き出し遅れる不利があっての敗戦で着順以上に評価できる内容。
スタート遅いもののそう簡単にはバテない強みが個性の馬。囲まれずに運べれば。

サリエラ【B】

【4走前】
このレースで外差してきた馬の次走以降の成績を見てみると、
④着馬→アルゼンチン共和国杯勝利
⑤着馬→京都大賞典・京都記念勝利
⑦着馬→新潟記念②着
⑨着馬→府中牝馬S③着
と巻き返し目立っているレースで外から伸びてくるレースで着順以上に評価できる内容。
【3走前】
1番人気で⑦着に負けたが、中間落鉄して挫跖のアクシデントありでルメール騎手もレース後触れているように状態面×での敗戦で度外視できる内容。
【2走前】
内をロスなく立ち回った馬が上位のレースで仕掛け遅れ大外差しで着順以上に評価できる内容。
【前走】
1200mの距離延長が影響してか道中は若干力みながらの追走。ゴールまで止まった訳では無いが残り400~200mの11.0秒の所で勝ち馬にトップスピード負けしてついた差がそのまま詰めることできずゴールした形での敗戦。
エンジンのかかりが遅いタイプでスムーズな加速がベスト。少頭数でスムーズに加速した前走はかなり力を発揮しやすいレースだったことを考えると多頭数&相手強化の今回人気以上の評価は出来ないか。

シュヴァリエローズ【B】

【3走前】
直線伸びてはきているがジリジリ脚で届かず。
【2走前】
2コーナーで外の馬に前入られブレーキの不利。直線伸びきれず。
【前走】
冬季のタフな馬場状態&平均より2秒速い差有利の流れを先行と展開不利。ゴールまでジリジリと伸びてきてバテてはおらず着順以上に評価できる内容。
ジリ脚が目立つタイプで先行してしぶとさいかす形なら。

シルヴァーソニック【C】

【2走前】
外枠の分位置を取ることより内へ入れることを優先したような競馬で後方からのレースに。先行勢が失速するレースで後方からの競馬は展開向いた中での好走。
【前走】
道中最内を立ち回っていた馬が上位を占めたレースで終始外を回るロスの大きい競馬も4コーナーで余力なくなっての大敗。
3.4走前は最内をロスなく立ち回る形での勝利でゴール前の脚からも力を出し切った内容。8歳馬で伸びしろも期待しにくく相手強化の今回は厳しいか。

スカーフェイス【C】

【2走前】
この日の阪神芝コースは平均より1秒遅い時計で走っていた馬でも現級勝ち上がりレベルと時計の出にくい馬場状態で平均より約1秒速いペースと差有利の流れと展開向いた中でも先行馬に負けたレースで評価できる内容ではなかった。
【前走】
直線で進路を外へきりかえすロスのある競馬もゴール前の脚色は②着馬と同じでスムーズに捌いても勝つことは厳しかった内容。
内へモタれるのを矯正しながら追ってるように100%の末脚を発揮することは難しそうで相手強化の今回は厳しいか。

スマートファントム【C】

【2走前】
平均より1秒以上速い差有利の流れを直線まで前に壁作って脚を溜めてスムーズに進路確保しての勝利。
【前走】
内をロスなく立ち回る形から上手く捌けて力を出し切れての勝利。
力を出し切れた近2走からもパフォーマンスレベルを大きく上げることは考えにくく相手強化では厳しいか。

タスティエーラ【B】

【5走前】
差有利の流れをの外先行の展開不利ありながら②着は高く評価できる内容。
【4走前】
差し損ね組の巻き返しが目立ってるように前有利の流れを外3先行してスムーズに加速して力出し切る100点の内容で勝利。
【3走前】
スムーズな進路確保も勝ち馬に離され、ゴール前には③着馬にも迫られた②着で高く評価できる内容ではない。
【2走前】
外枠か不利な舞台設定で外枠から枠なりに外回るロス&直線挟まりブレーキの不利。ゴール前盛り返してるように脚は残っておりスムーズなら馬券内確保できていた可能性のある競馬で着順以上に評価できる内容。
【前走】
最内2列目と絶好のポジションから直線全く伸びずの敗戦。
菊花賞のレース内容からも3200mへの距離延長でパフォーマンスレベルが上がるとは考えにくく人気以上の評価は出来ない現状。

チャックネイト【C】

【3走前】
雨が降る重馬場も勝ち時計【2.24.0】は今年のダービー【2.25.2】よりも速い勝ち時計。ラップもこちらが前半5F-後半3F【60.3-35.6】に対してダービーは【60.4-35.3】でかなり優秀。
【2走前】
直線で進路を外へ確保するまでに少し時間かかるロスのある競馬。
【前走】
ゴール前盛り返しての勝利も馬場の良い外を終始追走していた。同様に終始馬場の良い外を追走していた②着馬はGIでは⑰⑪⑦着と通用しておらず陣営もGIIやGIIIを中心に使ってるように能力に限界のある馬。
上がりのかかるレースが得意なタイプなだけに前走は力を最大限に発揮出来る条件だったことを考えると相手強化の今回は厳しいか。

テーオーロイヤル【A】

【4走前】
長期の休み明けで斤量58.5キロで終始外を回るキツい競馬での大敗。
【3走前】
自身上がり3F33.9秒マークしており大逃げした勝ち馬に上手く逃げられたレース。
【2走前】
先行したサリエラを後ろからかわす強い競馬。トップハンデの58.5キロ背負いながらの完勝は素直に評価できる内容。
【前走】
2001年以降の阪神大賞典でラスト5F57.9秒マークしたのはナリタトップロード(2002年)、ジャスティンパレス、テーオーロイヤルの3頭。
スローペースを先行して最内をロスなく回る形とバイアスが向いた中でも加速ラップでまとめてるのは優秀で評価できる内容。
2年前の天皇賞・春ではタイトルホルダーが作るペースについていき持久力求められる流れで大きく負けた内容と近走を比較すると溜めが効く流れで力を最大限に発揮出来る個性か。

ディープボンド【B】

バテない強みが個性の馬で距離延長ローテでは【3-5-1-7】に対して距離短縮ローテでは【1-0-0-5】。
【4走前】
前半の位置取り争いでの主張が甘く狭くなりブレーキかけ位置下げる不利あり。4コーナー最内立ち回った馬が①②④⑤着と内有利決着を唯一外から差してきて上位に入ってくる強い競馬で着順以上に評価できる内容。
【3走前】
⑩着と大敗も自身の走破時計【2.23.6】は2400mで自己最速時計とスピード限界。
【2走前】
外から被され位置取れず後方からの競馬に。終始馬群の中での競馬で動ききれずバテない強みをいかせなかった大敗。
【前走】
残り800~600mの最速11.1秒のところで手応えが悪くなり全力でついていったことにより最後は脚が止まっての敗戦。
流れが完全に向いた昨年の同レースで②着に好走。バテない強みがいかせる流れなら。

ドゥレッツァ【S】

【4走前】
逃げたヘネラルカレーラが4コーナーから直線入口にかけて最速ラップ刻んで後ろを離しにいきL3F【11.0-11.2-11.2】と完全勝ちパターンの競馬をこの馬だけ伸びてきて差しきる強い競馬。
【3走前】
内にいたビキニボーイが外へ持ち出したことでこの馬も外へ流れ内へ入っていけず1~2コーナー外回り後ろにいた馬に内入られ位置を下げるロスあり。前2頭が3コーナーから加速していき後ろ離して【11.7-11.7-11.7-11.9】大きく減速せず完全残るパターンのレースをこの馬は3コーナーで内へ入れるも詰まって動き出し遅れるロスありながら直線差しきり勝利と強い競馬。
【2走前】
時計、ラップが優秀!
下り坂からスパートが入りやすい京都外回り&阪神内回りコースは後半4Fのスパート勝負になりやすい。2001年以降菊花賞で後半4F47.0秒以内で勝利した馬を見てみると、
【3.01.0】(46.6)トーホウジャッカル
【3.03.1】(46.5)ドゥレッツァ
【3.03.3】(46.7)サトノダイヤモンド
【3.04.6】(46.8)タイトルホルダー
【3.06.1】(46.2)フィエールマン
の5頭。
トーホウジャッカルは体質弱く脚元も不安あり順調に使えず大成しなかったが、サトノダイヤモンド、タイトルホルダー、フィエールマンの3頭はその後もGI勝利。その3頭よりも勝ち時計が速かった本馬の能力は素直に高く評価したい。
【前走】
平均より2秒以上速い差有利の流れを差す競馬と展開向いたが、直線に入って11.2秒に加速したところで勝ち馬は内からスムーズに加速したのに対して本馬は前が壁で内から外へ進路をきりかえるロスのある競馬での敗戦。初の斤量59kgもあり着差以上に評価できる内容。
菊花賞の内容からも高い能力を持っている馬で高い評価をつけたい1頭。

ハピ【A】

【前走】
スタートで接触する不利&直線詰まりブレーキの不利。直線に入って追い出されてからの末脚は目立っており詰まってなければ突き抜けた世界線まであっただけに着順以上に評価できる内容。
勝ったレッドバリエンテはアルゼンチン共和国杯でスムーズに追えていれば上位まであった馬。日経新春杯はハイペースを追走×の敗戦で1000m通過62.1秒のスローペースとなった大阪ハンブルクCは力を最大限に発揮できたレースだった。斤量差2kgありながら本馬が突きぬけてた世界線あったことを考えると芝で高い能力を秘めてる可能性。

ヒンドゥタイムズ【C】

【2走前】
内有利決着を最内ロスなく立ち回るも④着。
【前走】
平均より2秒以上速い差有利の流れを差す競馬と展開向いた中での大敗。
近走恵まれたレースでも好走できておらず相手強化の今回は厳しいか。

ブローザホーン【S】

【7走前】
勝ち時計【2.31.5】は2011年以降中山芝2500mで行われる有馬記念の良馬場平均勝ち時計が【2.33.1】、日経賞の良馬場平均勝ち時計【2.33.3】で1.5秒以上平均より速い時計をマーク。
2011年以降の日経賞、有馬記念の勝ち時計を速い順に並べると、
勝ち時計(自身の上がり3F)馬名
2.30.2(34.2)アドマイヤデウス
2.30.5(34.7)リスグラシュー
2.30.9(34.3)ドウデュース
2.31.4(35.3)シュトルーヴェ
2.31.5(35.5)ブローザホーン
2.31.9(34.9)ゴールドシップ
2.32.0(34.3)フェノーメノ
2.32.0(35.9)エフフォーリア
2.32.3(36.0)オルフェーヴル
2.32.4(35.3)イクイノックス
2.32.6(35.5)サトノダイヤモンド
2.32.8(35.0)シャケトラ
2.32.9(35.7)ミッキースワロー
2.33.0(34.8)ゴールドアクター
2.33.3(34.7)ウインマリリン
2.33.6(35.2)キタサンブラック
2.33.9(35.6)ガンコ
2.34.4(33.9)ウインバリアシオン
2.35.0(36.2)クロノジェネシス
2.35.3(34.1)ジェンティルドンナ
2.36.0(33.3)オルフェーヴル
2.36.8(33.8)ゴールドアクター
上位5番目の時計に入る好時計で単純な時計比較からGI級の能力秘め。
【6走前】
京都芝2200m、稍重~不良馬場行われた重賞レースを勝ち時計の速い順に並べると、
2.14.1(稍重)サトノクラウン
2.14.9(稍重)マリアライト
2.16.0(稍重)デスペラード
2.16.3(重)クリンチャー
2.16.3(重)レインボーダリア
2.16.4(重)クロノジェネシス
2.16.6(重)メイショウマンボ
2.17.7(重)サトノクラウン
1番馬場状態が悪い不良馬場にも関わらず【2.14.9】は上位に入れる好時計。上2頭はGI勝ち馬という点から単純な時計比較からGI級の能力秘め。
【5走前】
3.4コーナー鞍上モタモタしすぎ&直線入口前詰まりブレーキのロスあり。ゴール後勝ち馬とこの馬が駆け抜けて後ろ離してるように脚余したレースで能力は勝ち馬とこの馬の2頭がここでは抜けていたレースだった。勝ち馬ローシャムパークは次走オールカマーで勝利しており評価できる内容。
【3走前】
心房細動で競走中止。
【2走前】
平均より2秒以上速い差有利の流れを外から差す競馬。内をロスなく立ち回った馬の好走が目立つ馬場状態で外外を回るロスありながらの勝利だったので順当に評価できる内容。
【前走】
レースの後半5F57.9秒は平均より2秒以上速く前が止まらない流れ。小柄な馬体で上位2頭とは斤量1kg重い&最初のコーナーで勝ち馬に前譲り位置下げ&中盤ペースが緩みすぎて折り合い欠き&直線では外へ持ち出すロスがあっての敗戦で着順以上に評価できる内容。
前走の1000m通過63.7秒→天皇賞・春の平均1000m通過は61秒で前走よりもペースが速くなる可能性が高く折り合いがつきやすくなりパフォーマンスレベル上げてくる可能性。
馬場問わずGI級の能力を秘めてる馬で前走の負けが妙味になりそうな今回積極的に狙いたい穴馬の1頭。

プリュムドール【B】

【4走前】
最内ロスなく立ち回った勝ち馬に対して4コーナーで大外回るロスあり。
【3走前】
最内をロスなく立ち回る競馬も直線前が壁で追い出し遅れるロス。
【2走前】
開幕週で内有利馬場を直線大外差しのバイアス不利。
【前走】
レースの後半5F57.9秒は平均より2秒以上速く前が止まらない流れを差す競馬と展開不利。1周目の3コーナーで前詰まり手綱引く不利&最内で囲まれ動き出しも遅れており着順以上に評価できる内容。
近走着順や着差以上に評価できる内容での敗戦が妙味。

マテンロウレオ【C】

【2走前】
平均より2秒速い差有利の流れを力みながら先行と展開不利。
【前走】
平均より1秒以上速い差有利の流れで大逃げする競馬と展開不利。
6走前から能力出し切った敗戦ではないが、前走大逃げしたことにより折り合い面に課題残す&連戦で上積み疑問残す現状で相手強化&距離延長の今回は厳しいか。

メイショウブレゲ【C】

【3走前】
平均より約1秒遅い前有利の流れを外差しと展開不利。上位強く着順以上に評価できる内容。
【2走前】
開幕週で内有利馬場を外から差してくる競馬。
【前走】
レースの後半5F57.9秒は平均より2秒以上速く前が止まらない流れを外差しと展開不利。
近3走は着順以上に評価できる内容だが、毎回後方からの競馬になり展開次第のタイプ。相手強化で差し馬のレベルも上がる今回は厳しいか。

メロディーレーン【C】

【前走】
開幕週で内有利馬場を終始内をロスなく立ち回る形での好走。
小柄な馬体で斤量増&相手強化となる今回は厳しいか。

ワープスピード【A】

コーナーでの加速が苦手な馬で広いコースでの好走が目立つ個性の馬。
【3走前】
コーナー加速苦戦のため結果の出ていない中山コースで溜めすぎる競馬。
【2走前】
後半3F【11.8-11.0-11.5】の瞬発戦で自己最速の上がり3F33.7秒をマーク。上位2頭とは位置取りの差で負けた内容。
【前走】
2周目向正面で鞍上が内からポジション取りに行く好判断も直線入口詰まる不利での敗戦。
2走前の上位とは位置取りの差で負けただけで力負けではない。近走の敗戦がオッズ妙味の今回積極的に狙いたい穴馬の1頭。

【S】
ドゥレッツァ ブローザホーン
【A】
サヴォーナ テーオーロイヤル
ハピ ワープスピード
【B】
サリエラ シュヴァリエローズ
タスティエーラ ディープボンド
プリュムドール
【C】
ウインエアフォルク ゴールドプリンセス
シルヴァーソニック スカーフェイス
スマートファントム チャックネイト
ヒンドゥタイムズ マテンロウレオ
メイショウブレゲ メロディーレーン

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