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日本ダービー 全頭診断

⚠︎︎想定オッズは火曜日4:00段階のものになります。

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グリューネグリーン【想定18人気114.4倍】

前走の皐月賞では前半の1000m通過良馬場平均60.6秒に対して重馬場で58.5秒と平均よりも2.1秒速いペースで差し有利な流れ。開催最終週で内が荒れており外を立ち回る馬が有利な馬場状態で外差し有利なレースとなった。この馬は内先行とバイアス正反対のレースで能力以上の負け。

2走前のディープインパクト記念では控える形で良さ全くいかせず。自身の使った上がりを見てみると2走前(34.7)3走前(35.3)に対して4走前は(35.7)。勝った時よりも速い上がり使っていながら大敗しているところを見ると瞬発戦×持久戦◎のタイプ。

3走前のホープフルSでは外から被されて初めての揉まれる競馬。被されるのを嫌がってか被せてきたミッキーカプチーノに噛み付く場面が見られた。直線でもファントムシーフにグイッと外に押し出される形となり最後は馬がレースをやめてしまった負け方で揉まれ×。

4走前の京都2歳Sでは直線入口で抜け出して物見をして外に行ったりゴール前ではアタマが高くなったりと1頭になって集中して走っておらず着差以上にまだ余裕があった走りで能力自体は近走の着順ほど弱くない印象。上がりのかかるレースになれば台頭する可能性ありで大穴なら。

サトノグランツ【想定5人気10.2倍】

前走の京都新聞杯ではロスのない完璧な立ち回りから直線の進路確保もスムーズで全てがうまくいったレース。
追って追って伸びるタイプで下り坂を利用して加速できる京都や阪神コースがベストの印象。東京は向正面後半から下り坂があるものの3.4コーナーからは若干の上り坂で加速についていけない可能性あり。格段にメンバーレベルも上がる今回は個人的に評価しずらい。

シーズンリッチ【想定14人気43.9倍】

前走の毎日杯の勝ち時計(1.46.6)は優秀。

阪神芝1800mで行われている2007年以降の毎日杯の勝ち時計を速い順に並べると、

1.43.9 シャフリヤール【ダービー1着】
1.46.0 ディープスカイ【ダービー1着含むGI2勝】
1.46.2 キズナ【ダービー1着】
1.46.5 ブラストワンピース【有馬記念1着】
1.46.5 アルアイン【皐月賞1着含むGI2勝】
1.46.6 シーズンリッチ
1.46.7 マイネルフロスト【ダービー3着】
1.47.1 レッドデイヴィス【毎日杯含むGIII3勝】
1.47.2 ランスオブプラーナ
1.47.2 ミュゼエイリアン【セントライト記念2着】
1.47.3 スマートオーディン【毎日杯含む重賞4勝】
1.47.5 ピースオブエイト
‥等

1.47.0より速い時計で走った馬は全てGIで通用している点からも1.46.6で勝ちきったこの馬はGI級の可能性がある。頭の高い走りをする馬で瞬発力勝負には向いてない馬が直線前壁で追い出し遅れるロスがありながらも勝ちきった競馬は着差以上に評価したい内容。共同通信杯や百日草特別ではキレ負けが敗因。持久戦なら台頭可能。

シャザーン【想定12人気37.8倍】

前走の皐月賞では外差し有利のレースで外差しの形。ファントムシーフをマークし4コーナーでは外から被せて勢いに乗っていたが直線伸び負け。良馬場のすみれS、重馬場発表とはいえ乾きつつある状態で馬場の良い外を走った未勝利戦を追って追って伸びる感じで勝ったレースぶりからも良馬場の方が良さそうな印象。

ショウナンバシット【想定7人気20.0倍】

自身33秒台の上がりをマークした新馬戦、すみれSで負けている馬で瞬発力勝負が苦手なのでは!?とみている馬。
前走の皐月賞では外差し有利のレースを馬場の悪い内を追走し3.4コーナー内から仕掛けていく早仕掛けの形で5着と強い競馬。時計のかかる馬場で強い競馬をしたので東京の良馬場、時計の出やすい馬場状態になるのがどうか。

スキルヴィング【想定2人気4.6倍】

偉大な父を超えた馬は最強!?

父キタサンブラックは自己最速上がり33.6秒。逃げて持続力をいかす形で好成績を残した馬。キタサンブラック産駒で2歳時に父より速い上がり、33.5秒以下の上がりをマークして勝ちきった馬を見てみると、

イクイノックス→東スポ杯2歳S(32.9)
ラヴェル→アルテミスS(33.0)
スキルヴィング→2歳未勝利(33.2)
ソールオリエンス→2歳新馬(33.3)

ラヴェルはその後結果を残せていないが内◎馬場で外枠と不運の負けや前がキツかったオークスで先行して4着と能力以上に負けてるだけ。
イクイノックスは現役最強レベルでソールオリエンスは皐月賞文句ないパフォーマンス。単純な比較となるがこの馬への期待度も自然と高まる。

青葉賞組がこのレースでは厳しいとよく言われる。2011年以降の前走青葉賞組の成績は
【0-2-3-22】
連対率7.4% 複勝率18.5% 複回125.1%
好走率は低いが回収率をみると実はプラスになってるんですよね〜

その中から同条件良馬場平均前半5F60.5秒、後半5F59.2秒、勝ち時計2.24.6の3つの項目全てにおいて上回る時計で走破し青葉賞勝った馬は2011年以降

オーソリティ
アドミラブル
スキルヴィング

の3頭。オーソリティはダービー出走が叶わなかったものの重賞4勝、ジャパンCでは2着とGI級の成績残しておりアドミラブルは故障で活躍叶わなかったがスローペースで前が有利の流れのダービーを後方大外差しの強い競馬で3着とこちらもGI級の能力を示したことからもスキルヴィングもGI級である可能性が高いとみている。

レースを見てみると前走の青葉賞では向正面で内のヒシタイカンにぶつけられ外へ押し出されるロス。直線では前があいたものの外のヒシタイカンを余力ないのをみて安全に外へきりかえて伸びるという強い競馬。ぶつけられた際の折り合い面も全く問題なく操縦性の高さを示す内容でもあった。

ソールオリエンス【想定1人気3.5倍】

スキルヴィングでも話した偉大な父を超えた馬は最強!?に該当。
2走前の京成杯では初の右回りということもあり外にヨレるロスがありながら後続突き放したのは強い競馬。ただコーナー加速疑問ありのレースぶり+内が荒れてきて外有利の馬場状態の中最内枠を引いた皐月賞で軽視。外差し有利のバイアスはあったとはいえ外から1頭力が違う勝ち方をしており素直に評価すべき内容。直線での加速◎タイプで中山よりも東京の方がベストな印象。今回の方が皐月賞よりも初期条件良い。

タスティエーラ【想定4人気8.9倍】

前走の皐月賞では外差し有利のレースを外先行で2着に粘る強い競馬。
2走前の弥生賞では昨年のアスクビクターモアが勝った2.00.5(61.1-35.2)よりも速い2.00.4(61.0-35.0)で走破しており評価できる内容。
3走前の共同通信杯ではL3F【11.3-11.3-11.5】の瞬発力勝負で位置取りの差の分負けた印象で勝ったファントムシーフと0.2秒差4着は完敗ではない。
追走力問題なく速い脚がある程度使えるという点から素直に評価したい1頭。

トーセントラム【想定人気19人気659.5倍】

2走前のニシノライコウが勝った1勝クラス勝ち時計1.32.3は超優秀。
2011年以降3歳戦で東京芝1600mを1.33.0より速い時計で勝った馬は、

1.31.7(34.6)サクラトゥジュール
1.32.1(34.2)ピーエムピンコ
1.32.3(33.7)ニシノライコウ
1.32.3(34.3)ダノンスコーピオン
1.32.5(34.7)メジャーエンブレム
1.32.9(33.9)ノッキングポイント

勝ち馬比較からも重賞級で②③⑧着が次走1勝クラスで1~3着からもレベルが高かった。前走のプリンシパルSでは前半1000m通過62.4秒の平均より1.9秒遅い流れで展開負け&4コーナー外4早仕掛けの負け。自己条件なら能力通用していい馬。

トップナイフ【想定13人気39.7倍】

前走の皐月賞では馬がゲート出ず後方からのレースに。外差し有利のレースで外差す形、バイアスにのる形も直線伸びきれずの負けで上位とは力差感じる内容だった。
器用に立ち回れるタイプで小回りコースの内前有利馬場を内枠先行の形がベストな印象。広い東京コースに替わることもマイナス材料で今回は強く推せない。

ドゥラエレーデ【想定6人気16.9倍】

3走前の東スポ杯2歳Sでは前半1000m通過58.9秒は同条件平均より1.6秒速いペースで前がキツい流れもあって前にいた5頭は④⑦⑧⑨⑪着。勝ち馬と0.6秒離された⑦⑧着馬は1勝クラス勝ち上がり済みで先行して0.2秒差4着に粘ったこの馬は着順以上に強いレース。
2走前のホープフルSでは平均ペースで内立ち回った馬が上位に来れるレースで2番手追走から1着。バイアスも向いたレースで個人的には高く評価できる内容じゃなかった。ここで本命にして回収(90.6倍1着)のもあるが初期条件厳しくなってオッズ低下を考えると強く推せない。

ノッキングポイント【想定15人気51.9倍】

2走前の1勝クラスの時計が優秀。
前走の毎日杯では3.4コーナー囲まれる形で少し位置下げロスがあったが勝ち馬に完敗のレースで『日本ダービーでの取捨』を考えるとあまり評価できる内容ではなかった。
エンジンのかかりが遅いタイプに見えるだけに直線の長い東京へのコース替わりはプラス。

ハーツコンチェルト【想定9人気26.0倍】

前走の青葉賞では直線割とスムーズに進路ができたものの勝ったスキルヴィングに完敗の形。
2走前の若葉Sでは前半1000m通過64.0秒の超スローペースで内前有利のレースをコーナー外4追走でバイアス的にキツいレースで能力以上の負け。

パクスオトマニカ【想定16人気52.1倍】

前走のプリンシパルSでは前が有利な流れを逃げ切り勝利で高く評価できる内容ではなかった。
2走前のスプリングSでは少しスタートで躓いたとはいえ鞍上位置を取りに行く気0で控える競馬。べラジオオペラに完敗したレースぶりから『日本ダービーにおいては』評価できる内容ではなかった。

ファントムシーフ【想定3人気6.8倍】

この馬はダイナミックな走法、体全体を使う走りで良馬場外ノビノビの方が力発揮できるタイプとみていて3走前のホープフルSでは内で囲まれる形となり仕掛け遅れたのが敗因。
2走前の共同通信杯では向正面で位置を上げていく+タッチウッドに捲られる形も折り合い問題なく操縦性の高さを示した。勝ち時計1.47.0(60.5-34.0)は2015年同レース勝ったリアルスティール1.47.1(60.0-34.1)より優秀で単純な比較だがGIレベルと認識しても問題ない時計。
前走の皐月賞では1コーナー手前でフリームファクシに寄られ少しブレーキ+4コーナーシャザーンに被されたこと+メタルスピードが外に膨れたことにより直線での進路がなくなり内へ切りかえすロス+落鉄の影響があっての3着で力負けではない。

フリームファクシ【想定10人気30.1倍】

前走の皐月賞では重馬場で脚を滑らせていた?ノメっていた?のか外にヨレる面を見せていた。
勝った時の3戦のクッション値が9.7、10.0、10.5で硬い馬場の方が得意なタイプと予想してるので当日のクッション値には注目したい馬。
2走前以前はペースが遅かったのもあるが折り合い面に課題あるレースぶりで距離が延びる点どうか。

べラジオオペラ【想定11人気36.3倍】

前走の皐月賞では外差し有利のレースで3番手先行と展開的にキツいレースで能力以上の負け。
2走前のスプリングSでは内追走→直線外のイン→アウトできた馬の好走が目立った馬場状態の中外追走→外差しと強い競馬での勝利で着差以上に評価できる内容。
流れ問わない、馬場状態問わない強みがある馬。

ホウオウビスケッツ【想定17人気67.4倍】

前走の皐月賞では外差し有利のレースで内先行とバイアス正反対のレースで能力以上の負け。
2走前のスプリングSではべラジオオペラに完敗の内容もしぶとく粘っており持久力の高さあり。
3走前のフリージア賞ではマキシの捲りが入ったのもあり後半5ハロン【11.8-11.6-11.2-11.2-11.9】の持久戦を自分で刻み粘った内容は評価できるもの。良馬場での持続力勝負なら。

メタルスピード【想定8人気22.3倍】

前走の皐月賞では外差し有利のレースで中団外追走とバイアスは味方したレースだったので着順ほど評価できる内容ではなかった。
2走前のスプリングSではイン→アウトがうまくいったレースでこちらも着順ほど評価できる内容ではなかった。
これまでの自己最高上がりが34.5秒で好走時の自己最高上がりは34.9秒と速い脚が使えるタイプではなさそうで馬場バイアス味方しての先行する形じゃないと厳しいか。

最後まで見ていただきありがとうございました。
印や買い目などの最終見解は土曜夜に公開します日曜日の予想記事に記載しますのでよかったらそちらも見ていただけると嬉しいです。


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