【バンメトート】 ダライヌル滝に行ってみた
旅行日 2022.05.02
ベトナムでせっかく山岳地帯に来たからには、山の自然を感じられる場所に行ってみたい。ということで、バンメトート旅行3日目は下の2択に。
結果的に、今回は街から比較的近い “滝” を選択。
バンメトート市街から車で約40分、およそ25kmの場所にある「ダライヌル滝(Thac Dray Nur)」に行ってきました。
滝までのアクセス
今回私たちが利用したのは、ホテルのレンタルバイク(12万vnd/日)ですが、バンメトート市街はGrabも利用可能。
たとえばGrab Carなら片道30〜40万vnd(約1640〜2200円)程度で、滝のある公園まで行くことができます(2022年現在)。
滝に向かう道中は、ひたすらのどかな景色が続きます。
上の写真のようなゲートをいくつかくぐりながらの田舎道のドライブ。
途中、水田の風景や稲の収穫に出会ったり、写真にはうまく撮れませんでしたが大量の黄色い蝶が舞っていて、なんだかちょっとロマンチックでした。
(時季的なものでしょうか…)
なんて言いながら、現実はこんな道におしりを痛めつつ到着です。
ダライヌル滝に到着
入り口の石碑にロゴマークが入っているように、ここは大手コーヒーメーカー "チュングエン(Trung Nguyen)" グループによる運営。
敷地内にはチュングエンのカフェもあります。
まずは、チケット売り場でチケットを購入。
入場料は、大人1人3万vnd(約160円)。 安いです。
※ 入場料は、大人1人5万vndに値上がりしたようです(2024.09 追記)
滝に向かって歩いて行くと、すぐにチュングエンのカフェが見えてきました。その奥には、ちょっとしたみやげものやドリンクを売る売店も。
そのさらに奥には、「鹿肉のレモングラス焼き(Thit Nuong Sa)」や「竹筒おこわ(Com Lam)」など、ダクラック省名物が食べられる半屋外のレストランもあります。
レストラン近くの階段を下っていくと、数分で滝が見えてきました。
滝の高さはおよそ30m。展望デッキから迫力ある滝を眺められるほか、小さな橋を渡ってさらに近づいていくと、滝の裏側に出ることもできます。
(通路は整備されていますが一部岩場もあるので、歩きやすい靴で行くことをオススメします。)
こちらが滝の裏側周辺。マイナスイオン以上の水しぶきを浴びることができますが、板がもろい部分もあるので足元にはご注意を。
この辺りには溶岩が冷え固まってできた柱状節理のような地質も見られて、地質好きには楽しめるかもです笑
滝壺から少し離れたところで、岸辺まで下りてみました。
岸辺はBBQを楽しむ連休の家族連れで大賑わい。そこかしこで炭火焼きのいい匂いが立ち込めていました。
自然公園ということで蚊もいるので、虫除けを持っていくと安心かも。
さらに下流へと歩いて行くと、吊り橋や石の道を渡って向こう岸まで行くことができます。
この吊り橋を渡ってしばらく行くと、別名 ”煙の滝”とも呼ばれる「ダライサップ滝(Thac Dray Sap)」があるそう。(ダライヌルから2.5km)
ラフティングができるツアーも
その先では、ラフティングなどもできるようで、調べてみると、ダライヌル滝をはじめ、エデ族・ムノン族の村の見学やご当地グルメの昼食、セレポック川のラフティングなどが楽しめるチュングエンのサイクリングツアー「Trung Nguyen Hearing(”Tour Thac Dray Nur”コース)62万vnd/人」というものもある模様。
事前予約の上、ダライヌル滝集合解散の英語対応ツアーになり、保険など詳細は要確認ですが、アウトドア好きでアクティブに巡りたいという方にはいいかもです。
ツアーについて、詳しくはこちら
私はビビりなので、大人しく帰ります。
帰り道も大量の黄色い蝶々が舞うのを眺めながらの田舎道。
帰り道のついでにどこかへ寄り道するなら、
↓このカカオ農園もいいかもです。
カイドアン寺に寄り道
今回は、バンメトート市内最大の寺院として、多くの観光客が訪れる「カイドアン寺(Chua Sac Tu Khai Doan)へ」寄ってみました。
320m2の敷地に、石材と木造を組み合わせた寺社や380kgの銅鐘、彫刻が美しい回廊などの見どころが点在しています。
本堂の外観は、タイグエンに暮らすエデ族の長屋のようにも見えますが、構造としてはベトナム最後の王朝があった中部フエの伝統様式「ニャールオン(Nha Luong)」で作られているそう。"柱の家" を意味するその名の通り、太い柱が全体を支えています。
1951年に建てられたこのお寺は、ベトナム最後の王朝グエン朝の、最後の皇帝バオダイ帝の勅令を受けて建てられた寺院で、「カイドアン」の名前は、バオダイ王の父であるカイディン帝の「カイ(Khai)」と、この寺の建設に貢献したその妻ドアン フイ ホアン女王の「ドアン(Doan)」を組み合わせて名付けられたそう。
社寺建築として見応えがあるので、旅程に時間の余裕があったら立ち寄ってみるのもあり。市の中心部(戦勝記念碑)から車で約2分、徒歩約10分の場所にあります。
ちなみにこの寺院の近くには、ホーチミン市のレタントン通り近くにある「バンクアンカフェ(Bang Khuang Cafe)」の1号店もあります。
休憩したいときに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
ーーーーーー
いろいろな寄り道を楽しみつつ、中部高原ならではの自然を味わう旅で、バンメトートの魅力に触れてみては。
Thac Dray Nur/ダライヌル滝
住 Duong di thac Dray Nur, Dray Sap, KRong Ana, Dak Lak
営 6:00〜18:00
料 3万vnd(約150円)/人
もし、この記事の内容がいいなと思われたらで大丈夫ですので、サポートしていただけたら嬉しいです。いただいたサポートは大切に、リサーチや移動費などの経費として使わせていただきます。