チャイナタウンの老舗食堂「Com Ga Dong Nguyen(東源鶏飯)」
初訪 2016.07 更新 2023.08.24
ホーチミン市中心部から車で20分ほどの場所にある、華人街チョロン(Cho Lon)。
かつて中国から移り住んだ華僑やその子孫が数多く暮らすチャイナタウンとして、レストランも中華系のお店が多め。点心や海南チキンライス、中華麺のお店などおいしいお店が多いことでも知られるグルメなエリアです。
今回取り上げるのは、中でも老舗の1945年創業の鶏飯店「コムガードンググエン(Com Ga Dong Nguyen/東源鶏飯)」。
中国から移り住んだ創業者から代々受け継ぎ、現在は3代目が切り盛り。80年近くもの間、地元客に愛される有名店です。
アクセス
場所は、市中心部の1区から伸びる「グエンチャイ(Nguyen Trai)通り」の801番地。この黄色い看板が目印です。
さて、お店に戻って中に入ると、両側に調理スペース。奥と階段上には席が広がっています。
1階から3階まで席数も豊富ですが、特に週末の昼どきにはお客さんでいっぱいになることも多々、な人気店です。
数年前には、新興住宅地の7区にも出店。
住所など詳しくは、最下部をご参考に。
メニュー
メニューの1番初めに書かれているのは、自慢のチキンライス。
☟ページの一番上にある「東源鶏飯(Com Ga Luoc Dong Nguyen)」が看板メニューです。
メニューはベトナム語と英語、中国語の3ヶ国語で書かれていて、写真で指差し注文も可能です。
こちらは、ご飯もののページ。
ページの下の方にある、「魚の煮物(Com Ca Kho)」や「麻婆豆腐(Com Dau Hu Mapo)」など、炭火の上に置かれた土鍋で調理するおかずも、熱々でおいしいです。
こちらはスープのページ。
野菜や肉、漢方などを使ったスープが約10種類揃い、ツボに入れて大量に蒸し上げる様子は、お店の入口でも見られます。
メニューの中には、黒い鶏が丸ごと入った「烏骨鶏の漢方スープ(Ga Ac Tiem Tuoc Bac)」や「豚の脳みそ入りスープ(Oc Heo Tiem Xuyen Khung Bach Chi)」などビジュアル的にパンチの効いた中華系ならではのメニューもあるので、注文時にはご注意を。。
看板メニュー
お店の看板メニューは、店名をそのまま冠した「東源鶏飯(Com Ga Luoc Dong Nguyen)」。
※ベトナム語で、コムガー(Com Ga)=チキンライスの意味です。
鶏のもっともおいしい時期といわれる初産の鶏(Ga Mai Dau)のみを使用したここのチキンライスは、老舗の店名を冠した自慢の一皿。
しっとりとした骨付きの茹で鶏に、生姜入りの自家製ヌクマムダレをかけて、鶏ダシで炊いたご飯とともにいただきます。
必食のスープ
そして、このお店に来たら必ず食べておきたいのが、「スープ(Canh)」。ほとんどの客が注文するという隠れた人気メニューのスープは、800杯を売り上げる日もあるという人気メニューだそう。
個人的にオススメなのは、あっさりとした「レンコンと豚スネ肉のスープ(Cu Sen Tao Do Tiem Bap Heo Chan Ga)」や「ゴーヤとポークリブのスープ(Kho Qua Tiem Suon)」。
(注)レンコンのスープには鶏の脚も入っています
こちらは、肝臓によく、水溶性の食物繊維が豊富といわれるアーティチョークのスープ。旬の時期には生のアーティチョークを使ったスープが味わえます。
何人かで訪れるなら、
おかずも追加していろんな味を楽しんでみるのもあり。
など、白ごはんによく合うおかずが揃っています。
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チョロンを散策するなら、中華系のお店で腹ごしらえが正解。
ということで、老舗のチキンライスを紹介しました。
腹ごしらえが済んだら、近くの中華系チェーやさんで休憩するのもオススメです☟
Com Ga Dong Nguyen(東源鶏飯)/コムガー ドングエン
[5区店]
住 801 Nguyen Trai, Q.5, HCMC
営 9:00〜20:30
電 1800・8383
休 なし(祝日は休みの場合有)
FB
HP
[7区店]
住 53 Ha Huy Tap, Q.7, HCMC
営 7:00〜20:30
電 1800・8383
休 なし(祝日は休みの場合有)