【タイニン】 カオダイ教の総本山へ
旅行日 2022.04.09
ホーチミン市の北側に位置し、カンボジアと国境を接する街「タイニン(Tay Ninh)」省。
ホーチミン市内から車でおよそ2時間半の場所にあるこの街で、特に有名なのが新興宗教「カオダイ教(Dao Cao Dai)」の総本山があること。タイニン省の人口の、実に7割近くがカオダイ教信者といわれています。
カオダイ教が外国人旅行者からも注目を集める理由の1つが、寺院の奇抜な装飾。極彩色で彩られたカラフルな寺院はとっても個性的で、思わずカメラを向けたくなります。
1日に4回(0:00/6:00/12:00/18:00)ある集団礼拝の時間には、旅行者も本堂の入口付近から見学することが可能。時間になると続々と集まる白装束の信者たちが、鮮やかな寺院の中に整列する光景は圧巻です。
※以前は、階段を上がった上のフロアから見下ろすように見学できたのですが、訪問時は地上階からのみ見学可でした。
今回は、総本山があるタイニン省で見た「カオダイ教寺院(Toa Thanh Cao Dai Tay Ninh)」を中心に、写真メインの旅行記にしてみました。
カオダイ教寺院
カオダイ教寺院を参拝・見学するときには、以下のルールがあります。
ホーチミン市内にあるカオダイ教寺院のご本尊は、額縁に入った「天眼」でしたが、タイニン省の総本山にあるご本尊は「天眼=宇宙の至上神」を表すような青色の球体。正面中央に眼が描かれています。
カオダイ教は装飾の華やかさだけでなく、その教義も独特。
仏教や儒教、道教をはじめ、キリスト教やイスラム教までも取り入れた独自の教義を持っていて、崇める神様もさまざまです。釈迦やキリストからムハンマド。さらには、ソクラテスやユーゴーなど哲学者や小説家まで祭っています。
ちょうどこのとき、信者のお葬式が行われていました。この龍のような装飾のカオダイ教の霊柩車はホーチミン市の寺院でも目にすることがあります。
信者の衣装は一般の信徒が白で、位の高い僧侶が色付きとなり、赤が道教、青がカトリック、黄色が仏教を指しているそう。いろいろなところで赤青黄色の配色を目にします。
ホーチミン観光の際に総本山を見てみたいという場合は、クチトンネルとセットになった旅行会社のツアーに参加するのが一般的。ですが、コロナ禍で日本語ガイド付きの日系ツアーも催行状況が大きく変化したため、最新状況はネットでご確認を。
ホーチミン市内でも見学可
もし、ホーチミン市内でカオダイ教寺院を見学してみたいという方は、こちらの寺院がオススメ。中心地の1区内にあり、観光スケジュールの合間を縫って極彩色の寺院を見学することができます。
詳しくはこちら☟
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以下は、今回タイニン旅行で行ったお店などです。
タイニン省で行った店
カフェ
5つ星ホテル「ヴィンパールホテル タイニン」から徒歩数分の場所にあるカフェ。
フォー屋さん
上のカフェ☝︎の向かい辺りにあるフォー屋さん。
人気店のようで、混み合っていました。
焼肉店
タイニンは内陸ということもあってか、肉料理の店が多い印象。
こちらのお店、Google Mapで評価がよかったので行ってみました。
お肉を食べた後に、なにかで〆たくなりすぐ近くの路上カフェへ。
タイニンでよく見るもの
タイニンの街なかでよく見かけたのが、この番号が書かれたブラックボード。それぞれ番号の上に「ビンフック」「ロンアン」など南部の地名が添書きしてあり、想像するに宝くじの当選番号の模様。
ホーチミン市内では、店舗を持たずに宝くじを売り歩く人が多いためか、こういった掲示をあまり見かけないのですが、タイニン省は特にいろいろなエリアの宝くじが売っているとかでしょうか…謎です。