![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119360241/rectangle_large_type_2_fe6425cf919f1c47c5c3777b527d029b.jpeg?width=1200)
創業90年余。サイゴンの老舗バインミー店「Banh Mi Bay Ho」
初訪 2019.06 更新 2023.10.26
日本でも人気の高い、ベトナムのストリートフード「バインミー(Banh Mi)」。
米粉などを使ったサクッと軽い食感のバゲットに、ハムやなますやパクチーなどをサンド。仕上げにベトナム醤油をふりかけ、フランス植民地時代の置きみやげでありながら、アジアンなサンドイッチに仕上がっています。
メインの具材も、卵焼きからつくね、サバまでバリエーション豊富なので、いろいろな店の味を食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
特に、庶民のファストフードとしてバインミーが根付く、南部ホーチミン市内には専門店が多数。
今回はその中でもひと際老舗のお店「Banh Mi Bay Ho(バインミー・バイホー)」をピックアップ。創業90年余の歴史ある一軒です。
アクセス
場所はホーチミン市1区のフインクオンニン(Huynh Khuong Ninh)通り。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139338-qCu1dqn08D.jpg?width=1200)
大通りのディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通りにもほど近い静かな路地に、ぽつんとあります。
(道路を挟んで向かい辺りにも同じ店名を掲げたお店があるのですが、そちらは無関係なのでご注意を。)
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139920-sEbFHeTAMn.jpg?width=1200)
1930年代にベトナム北部から移り住んだハウさんが創業したこの店は、現在3代目が切り盛り。
以前は午後のみの営業でしたが、お客さんの要望に応える形でいまは朝から販売。朝は行列ができることも多々あり、日によって午後には品薄になる場合もあるので、早めの来店がオススメです。
![](https://assets.st-note.com/img/1698328987769-WN9pr74Q0X.jpg)
ここのパンは、提携のパン屋から毎朝焼きたてが届くものを使用。外側はサクッ、中はふんわりとした食感が特徴で、大きなバゲットなのにまるまる1本食べられるのは、この軽い食感が故。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139817-2mmxrYdnA5.jpg?width=1200)
具材は、柔らかなチャーシューやミートボール(Xiu Mai)、新鮮さが分かるなますやベトナムマヨネーズなどみんな手作り。いい状態で食べてもらいたいと、その日必要な分だけ仕込んでいるそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140225-86cLVXaMmy.jpg?width=1200)
この店の具材でもっとも特徴的といわれるのが、自家製のパテ。蒸して焼くことで濃厚ながら重さのない仕上がりになっています。クセがないのでパテが苦手な人でも食べられるかも。
名物バインミー
店頭にメニューはないので、フードデリバリーアプリGrabのページから拝借☟ バインミーは下の4種類で、特に指定しなければ王道の「全部のせバインミー(Banh Mi Day Du)」になります。※店頭では1個2万vnd(約120円)
![](https://assets.st-note.com/img/1698071225652-VSFlpmmxnl.jpg?width=1200)
MENU
・全部のせバインミー/Banh Mi Day Du
・ハム入りバインミー/Banh Mi Cha Lua
・シウマイ バインミー/Banh Mi Xiu Mai
・裂いた鶏肉 バインミー/Banh Mi Ga Xe
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139412-H9FyvUraxn.jpg?width=1200)
定番メニューのこちらを。パクチーとネギがいい風味を出しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708138720-bLrq80O1qe.jpg?width=1200)
サクふわなパンにチャーシューや酢控えめのなます、旨みのあるパテが合わさると全体がバランスよく調和。この何度でも食べたくなる飽きのこないおいしさが、老舗の所以かもしれません。
(個人的に恥ずかしながら、パテとなます、マヨネーズも苦手であまりバインミーを食べないのですが、ここのは食べられるという)
飲食も可能
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140097-dxsndZk1Ek.jpg?width=1200)
屋台で買ったバインミーは、数軒隣にある同経営のカフェで飲食可能。こぢんまりとしたスペースですが、店内席もあり、暑くなければ壁際の屋外席もいいかも。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140243-SNXCbwr4Zw.jpg?width=1200)
バインミーと一緒に、ベトナムコーヒーやベトナムビールも味わえます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139977-9eBk9RYPT0.jpg?width=1200)
「Beef Steak Tiger House」の看板が目印です
そしてさらに、カフェの角を曲がったこの入口の先にもレストランが。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708139371-DsA24xEDOv.jpg?width=1200)
階段を上った先に、、
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140282-4jgAThEYs5.jpg?width=1200)
同経営のレストランがあります。レストランとはいっても写真よりもローカル感がありますが、ゆっくり店内飲食ができるのがメリット。数人で食事するときなど便利かもしれません。
レストランとカフェのメニューはコチラ☟
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140405-GSDpnZqNtu.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1698330021967-bi3H1qMUHd.jpg?width=1200)
(クリックで拡大表示できます)
鉄板焼きバインミーも
レストランとカフェで味わえるのは、鉄板焼きの熱々具材と一緒に楽しむバインミー(Banh Mi Chao)やローカルビーフステーキ(Bit Tet)。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140197-kmZjBCMBsU.jpg?width=1200)
鉄板焼きバインミー「バインミーチャオ(Banh Mi Chao)」は、ホーチミン市の名物料理の1つでもあり、熱々な具材を楽しめるのが魅力。
ここのレシピは、オーナーと懇意にしている有名な料理研究家 Vo Quoc氏によるもので、牛肉やパテ、卵などの具材を引き立てるガーリックバターとソースの風味が特徴。バインミーをちぎって卵やソースにつけながらいただきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697708140272-2Flx6EEyWu.jpg?width=1200)
お店のオススメはコチラ☝︎だそう。フランス食文化の影響を感じるこのクリーミーなブラックペッパーソース。3倍量でほしいくらいです笑
屋台やカフェ、レストランと3タイプのお店が揃っているので、場面に合わせて使い分けてみては。
ーーーーーー
NetFlixなどさまざまなメディアに取り上げられて以降、外国人のお客さんも多いこのお店。言わずと知れた有名店ながら、バインミーの値段は昔からさほど上がらず1個2万vnd程度(約120円)と良心的で、何世代にもわたって足繁く通う常連さんなど、地元ファンも多い庶民派の一軒です。
そして、味はもちろん、いつもフレンドリーで感じがいいのも店のファンが多い理由。「どう?おいしかった?」といつも気さくに声をかけてくれるオーナーの驕らない姿勢に、私もファンになってしまいました。
Banh Mi Bay Ho/ バインミーバイホー
住 19 Huynh Khuong Ninh, Q.1, HCMC
電 090・732・1160
営 5:30〜18:00 ※売切の場合あり
(レストランは6:30〜20:30)
休 なし
FB
HP
参考
Tuoi Tre
いいなと思ったら応援しよう!
![勝手にベトナム案内](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35191653/profile_e1d99e7a9bd52ee74311ef40febe1e92.jpg?width=600&crop=1:1,smart)