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HOMESICKー砂漠の片隅で、日本を思うー
カルフォルニアからこんにちは、いもちゃん先生です。
カルフォルニアに来て、最初の10日間、ホームシックになったので、振り返ってみます。
3か月は長いような短いような
ほとんど何も考えないまま、飛行機に飛び乗った私。
カルフォルニアについたら、ハッピーラッキー最高!幸せ!になれると本気で思っていました。
ホームシック①:日課の散歩ができない。
実は、日本にいる間から、ホームシックを感じていて、カルフォルニアに行きたくないかも。と、出発の前日にはホームシックを感じていました。
私の家の近くには大きな緑豊かな公園があります。
そこを毎日散歩することが私の日課です。
カルフォルニアの高山砂漠にはそんな大きな緑豊かな公園など、もちろんありません。
彼の家の近くは歩道すらありません。
一面砂漠です。
そのことがすでに私の中で行きたくない理由になっていました。
ホームシック②:入国審査でつかまったトラウマ
入国審査でとっ捕まったトラウマにより、私は英語の発音が怒られているように感じてしまい、話をすることがとても怖くなりました。
もちろん、自分の英語力にも自信を失い、なかなか、人と話ができません。
カフェやスパなどでも、オーダーだけして、なかなか自分の意志が伝えられません。1か月以上たった今でも、練習中です。
気持ちを察することも英語だと難しく、
彼が「さっきの店員さん、ちょっとイラついてて感じ悪かったよね」
とか、言ってくると、自分のせいだと落ち込んでしまいます。
日本ではそんなことないのに…何にもできない自分にがっかりしてしまいます。
ホームシック③:日本食が恋しい
メキシカンのおうちなので、毎日メキシコの家庭料理をおいしくいただいています。
日本で辛い物を食べると、お腹を壊しがちですが、こちらでは幸い、まだお腹を壊してはいません。
スパイスをふんだんに使った料理なので、辛い中にも複雑な味が感じられておいしいです。
でも、日本食が恋しい。
アジアンマーケットでお米を買って、時々おにぎりを作ったりしますが、
余らせてしまうとだれも食べないので、本当に時々しか作りません。
しかも、メキシコ料理って意外とお米をたくさん使うので、お米欲は満たされています。
恋しいのは、出汁、煮物、玉子焼き、しょうゆベース、お鍋など。
卵料理に関しては、日本のように生卵が食べられないので、玉子かけご飯は絶対に食べられません。
これを書いている間も、とても恋しい…。
日本料理に使うような食材はアジアンマーケットか、LAまでいかないと手に入らないので、とても貴重です。
ホームシックになって、よかった。
ホームシックの間は毎日泣いて、泣いて悲しい気持ちでした。
大好きな彼のことなんか、どうでもよくなって、このまま飛行機に飛び乗って帰ってしまったほうがいい。なんて思っていました。
だけど、10日くらいたったころ、気が付いたんです。
ホームシックって、日本のいいところや自分の好きなものが浮き彫りになったってことなんだって。
だから、寂しい気持ちも抱えながら、好きなもの探しをすることにしたんです。
日本料理や温泉、雨の日や公園。車がなくてもいつでも買い物ができることなど、生活がとても便利な点。
日本にはいいところがとってもたくさんあるんだってことに心から気が付けた経験になっています。
今では、カルフォルニアのこの土地も、人も、英語もだんだん好きになってきていて、時々帰りたくないと思います。
あの時、気持ちを切り替えてよかったなと思います。
逆境にも負けない、あきらめない心がある
この経験から、私は思っているよりも、自分は強いんだということに気が付きました。
何もできない、臆病者だと思ってずっと過ごしてきましたが、
今、振り返ってみると、暇な時ほど不安になって、楽しめない。
忙しかったり、困難に立ち向かっている時には、何とかなる、頑張れると思えるようになっていると思います。
まとめ
これから、海外移住・留学・新しい環境へ身を置く皆さん。
ホームシックになっている皆さんへ。
その勇気にまずは拍手を送ります。
よくここまでこぎつけた。
不安になっても、大丈夫。
頑張っている人を誰も置いてけぼりになんてしませんよ。
ただちょっとしくしくしても、
慰めることができるのは自分だけ。
だから、気持ちが切り替わるまでしくしくして。
どうしてしくしくしているのか、ノートに書いて、じっくり自分と向き合ってみて。
そして、どうしてそこにいるのかを思い出してみて。
大丈夫、最後にはすべてうまくいっている。