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有料著書:正しい免疫学的知識に基づく新型コロナウイルスと核酸ワクチンの科学的考察 ~その④・考えるべき事~

第4章:総合的な考察

ここまで免疫学の基礎から、核酸ワクチンと新型コロナウイルスの長期的な危険性について、純粋に科学的な視点から説明してきた。最後に、これら科学的事実を踏まえて我々が何をどのように考えるべきなのか、私の考察を述べていきたいと思う。

1.核酸ワクチンのリスク・ベネフィット比較

 推進派と反対派が唯一共通して持っている意見は、「核酸ワクチンの接種はリスクベネフィット比較に基づいて判断されるべき」というものかもしれない。推進派は核酸ワクチンの副反応は稀で軽度であるから、リスクがベネフィットを上回るという言い方をよくする。だが、この様な単純な理論は大間違いである。

 私は大前提として、新型コロナウイルスの長期的な危険性、特に神経系感染・神経系障害を防ぐためには感染対策の徹底しか手段が無いと説明した。つまり、感染対策を完璧に行うという前提であれば、核酸ワクチンのベネフィットなど無いに等しく、明らかにリスクの方が上回るのだ。そもそも神経系症状に核酸ワクチンの効果が無い事は証明されており、神経系に焦点を当てれば核酸ワクチンはベネフィット自体が存在しない。つまり、核酸ワクチンのベネフィットが上回る人間というのは、「感染対策をしない人間」や「呼吸器症状に気を付けなければならない人間」だけなのである。それ以外の感染対策を徹底する健常人に対しては明らかにリスクがベネフィットを上回るではないか。これは純粋な理論だけで説明可能な分かりやすい事実である。

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