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「食品添加物は危険」のウソ

はじめに

有りもしない風評被害に怯える社会になってしまいました。
何を言っても、話を聞かない状況まで来ています。
すでに逝ってしまった人は救えません。
まだ、あちら側に逝っていない人だけでも救いたいです。
医師や食品や栄養に関係している人も言い始めているから質が悪いです。
栄養士が正しく発言すれば問題は解決するのに…残念です。
栄養士の試験に出て来ないのでしょうか?
何万のフォロワーを持つ専門家が言うから、「正しいに決まっている」という考えが成立して、このウソは広がっています。
食品表示に神経質な人が増えています。

体調にとって一番危険なのは、不安視する恐怖心です。
全体主義に逆らって、多く人に賢くなってもらいたいです。
正しく知って、楽に生きましょう。
カルト(健康オタク)にならないで下さい。


風評に惑わされるな

一部抜粋します。

無添加食品があふれる
問1
:スーパーに行けば、「無添加食品」があふれかえっている。スーパーだけでなくコンビニ、飲食店にもその勢いが及んでいるが、それはなぜか?
答1:「無添加食品」だが、合成保存料や化学調味料など食品添加物を使用していないことを強調し、「無添加」表示を行っている食品のことを指します。マーケティングの原則からいえば、消費者が「無添加食品」を求めるので、企業はそれを提供しているという構図です。

問2:消費者が「無添加食品」を求める理由は何か?消費者は「無添加食品」がベネフィット(利益)をもたらしてくれる価値あるものと考えているからだと思うが、そのベネフィットとは何か?
答2:安心感です。多くの消費者は、食品添加物は食べると健康を害するのではないかと漠然と思い不安に陥っている。食べ続けると将来ガンになると信じている人もいるし、最近の遺体が腐りにくいのは、亡くなった人が生前食品添加物が使われている食品をたくさん食べてきたためだという都市伝説すら流布している。特に小さいお子さんを持つお母さんは、不安感を一層強めている。こうした消費者の食品添加物に対する不安を「無添加食品」が解消している。

問3:消費者を安心させるという点は良いことだが、その情報が科学的に間違っていることは問題です。食品添加物は厚生労働省所管の食品衛生法に基づいて安全に使われています。
答3:科学的に正しくても、間違っていても、消費者が望むものならばそれでよいと発言する人もいます。そうした発言が、市場を歪めているということで問題です。

改善されていることは国民に伝わらず
問4
:なぜ消費者は科学的に間違ったことを信じているのか?
答4:確かに、第二次世界大戦後の混乱期には、現在のような食品添加物についての規制がないために、食品添加物が人に健康被害をもたらす事件がいくつか起こりました。その後、当時の厚生省が食品衛生法を改正し、食品添加物についての品質や安全性の規定を定めたので、この数十年人の健康を害するようなことは報告されていません。

「無添加表示」は実態を表していない
問5
:結局、消費者は危ないと思っている保存料をうまく避けているつもりで安心しているけれど、実は保存料と同じような働きをする食品添加物をしっかり摂取していて、裏切られていることに気が付かないばかりか、食中毒のリスクは高まっています。これが書名の『無添加はかえって危ない』となった。
答5:このほか、食品パッケージにでかく「無添加」と書かれてあるものの、何を添加していないのか明示していないものがあります。また、もともと添加しないのが当たり前なのに、わざわざ「無添加」を標榜するものもあります。例えば、冷凍食品はマイナス18℃以下で流通保管することで微生物の繁殖を抑えることができるので、保存料は不要であるにもかかわらず、「保存料無添加」と表示しているケースです。

問6:「無添加」の科学的な意味を消費者に正しく伝え、理解してもらえれば、消費者自身が不安に陥ることも避けられるのに、なぜこの間違いが正されないのか。間違いが正されないばかりか、消費者の誤解がさらに深くなっています。
答6:実は、誤解が深まる理由が3つある。教育とメディア、学者だです。小中学校の教育現場で生徒たちに「食品添加物はなるべく摂らないように」と指導している教員がいます。またメディアでは視聴率や部数を上げることが求められ、それに貢献するのが「○○は危ない!」「健康被害が発生」という危険情報です。「今日も保存料が安全に使われました」という安全情報はニュースにもなりません。したがって消費者が目にする食品添加物についての情報は圧倒的に危険情報が多く、その危険情報に接するたびに消費者は誤解を重ねていきます。

1人ひとりにもっと科学的に考えてほしい
問7
:こうした誤解への連鎖を断ち切るためには、どうすべきか。
答7:国民1人ひとりが、「○○が危ない!」ということに対し、「何で?」「科学的根拠はあるのか」と冷静に、素直に考え、正しい情報収集をする努力をすることです。

問8:食のリスクを理解するポイントを1つ挙げるとすれば何でしょうか?
答8:「リスクは量であること」を理解してほしい。

8つのQ&Aに対して補足

問1に対する答
ビジネスは様々なニーズに合わせて成長します。既に「添加物危険」というウソが市場では成立しているから、それに合わせて市場が育っています。

問2に対する答
頭を使って理解し納得するより、無添加なら頭を使わずに安心感が得られます。それで逆に損害を得ることになっても、気にしないのが安心ビジネスの信者です。

問3に対する答

怪しくて危険なものが存在した方が繁栄する、健康栄養ビジネスが存在しています。

問4に対する答

過去の様々な問題で、素直に率直に修正してこなかったことが、積み重なった行政への不信感が要因ですね。

問5に対する答

科学的に正しく教えてくれる人がいない。医師でさえ添加物は危険だと言う人が現れている。医師は病気になってくれるお得意患者を期待しています。正しく消費者に伝える義務はありません。

問6に対する答
危険情報は怪しいと思い、裏情報をとるべきです。大勢の人が賛同しているからと言って安易に飛びつかないこと。

問7に対する答
おかしいと思ったら、正しいことを探し求めるべきです。

問8に対する答
量の概念があることを理解し認めることです。

ビジネスのために規制が変わる時があります。監視の目は必要です。しかし、過剰な恐怖心は、いつも自律神経を不必要にいたぶり、免疫のバランスが乱れやすくなります。


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