巡礼15日目 to レオン(autobús)会えてうれしい
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バス待ち5時間、乗車1時間半でレオンにひとっ飛び
この日はバスでレオンまで一挙に飛ばすと決めて、チェックアウトギリギリ(8時)までアルベルゲに滞在。マリーナがいたので「今日はどこまで行くの?」と訊いたらバスでレオンまで、とのこと。「同じだね」とバス停前まで一緒に向かう。レオン行のバスはこのあと約5時間待ち、マリーナと一緒にバス停前にあるカフェのテラス席に座った。マリーナがここは私がもつよ、とカフェコンレチェをごちそうしてくれる。
そこへスチュアートが現れたのでびっくり。歯が痛くなってしまったので、タクシーでサアグンまで行くとのこと。きのうのこともあったし、よかった!と思って、オスピタレイロの説明を通訳してくれたり親切にしてくれたお礼を伝える。おまけに、ちょっとした手土産をあげた(仲良くなれそうな人にあげようと思って持ってきていた)。
スチュアートはびっくりしつつ、よろこんでちょっと泣きそう。なんてピュアなおじさんなんだ・・・(お礼の)お礼にと、コーヒーをごちそうしてくれた。しばらくおしゃべりしていると、間もなくタクシーがやってきてサアグンに行ってしまった。
「私はレオンだし、もう会うことはないだろうな・・・。」そう思いながら、この時会えたことがうれしかった。翌日はたしか土曜日だったから、その日のうちに歯の治療ができていたらいいなと思う。
マリーナとはいろんな話をした。刺し子が好きで、頭がすっきりするからよくやるのだ、とか、犬(スピッツ)を飼っているとか、菜食主義に対する見解とか、いろいろ聞かせてくれた。大人数は苦手で、おしゃべりは4人くらいまでが限界とか。
だから、バス待ちの人が増えてテラス席がごった返したときに、「ちょっと散歩してくる。」ってなったのかもな。「一緒に散歩する?」と誘ってくれたけど、私は書き物をしたかったので、荷物見ておくよ、とそのまま席に残った。マリーナにも手土産をあげた。
ようやくバスがきて、バーにいた多くの人が一斉にぞろぞろと乗り込む。指定の席は違っていたけど、マリーナが「横あいているからおいでよ。」と声をかけてくれたので隣に座ると、「音楽聴くね、なにかあったら声かけて。」とイヤホンを耳に突っ込んでいた。私が眠そうなのを見て気遣ってくれたのではないかと思う。
スチュアートもマリーナもやさしかったな。というか、カミーノを通じて感じるのは、みんなやさしいなーということ。心細いとか全然感じずにいられたのは、こういうたくさんの人のやさしさに触れていたからだと思う。
レオンについて、マリーナとお別れ。予約したアルベルゲに向かう道すがら、久々の大都会にくらくらする。スーパーを見るたびに入りたい欲求にかられたけれど、「慌てなくても大丈夫、あとでカルフールいくじゃん!」とまっすぐ宿に向かった。あたらしいきれいなアルベルゲで、ベッドも広々コンパートメント型、ゆっくり寝れそうだな~。洗濯物を手洗いしたり干すことはできない感じだったから、カミーノではじめて洗濯機&乾燥機を使用する。約3週間ぶりの洗濯機に、なんだかすごいさっぱりした感じするわ!と満足して外に出た。
日本から持参した街歩き用のビーチサンダルが石畳を歩くのに適さなくて、足が痛い&ボロボロになってしまったので、レオンについたらカルフールであたらしいのを買うつもりでいた。それから、髪・体用に持参していた石鹸がなくなりかけていたから、同じようなのがあればとも。カルフールは超大きくて、スーパー好きの私にとっては遊園地のようだった。つっかけ型の軽いサンダルと、固形シャンプーを購入できて一安心する。