転職日記
新たな職場に変わり、少しずつ動き出した。
まだまだ認められない日々。
それもまた新鮮でよい。
ゼロからでなく、イチからのスタートを切った。
私の先輩は20代後半のぶっ飛んだひとで、
よく喋り、スーパーポジティブな性格の持ち主のようだ。
たくさんの話題に埋もれて、刺激的な日々だ。彼はよく助けてくれるし、道先案内人のように進むべき道からそれないよう、それとなくライトを照らしてくれている感じ。
ともかく、ひと月も経っていないのに、色んなことが手探りで眠れない日々と不安の連続だったが、ようやくこの新しい世界に馴染み始めたように思う。
時々、前職場を訪ねるが、こちらの世界は何一つ変わってはいない。
発想も行動も足踏みしているように私の目に映る。私はかつてここに居た。
ここに居続ければ、変わらない毎日と、相変わらずの顔ぶれで、きっと辟易していただろう。
ともかく一歩進み出したのだ。