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香りに触れる



香りを焚くのは、我が家にとって欠かせない習慣だ。さらに、お香は「リスン」のもの以外はあまり使わない。「リスン」は、香老舗の松栄堂が手掛けているスタイリッシュなインセンスのショップで、旗艦店が四条烏丸に開設されて以来、ずっと愛用しているお店だ。
リスンの香は、それぞれ名前とイメージを持っており、想像力を刺激するようなネーミングがつけられていて、香りのみならず、言葉も楽しめる知的なショッピングになる。
香道は、「嗅ぐ」という表現を使わず、「聞く」とするのが粋であり、聞香や組香して楽しむオシャレな芸道だ。
リスンの新作に、「触れる」というコンセプトの香りが発売されていて、さっそく「ぷるぷるに触れる」香りを試してみた。
これがまた本当に面白い体験で、鼻から抜ける煙の香りがなんともぷるぷるとした手触り(鼻感触?)を感じるのだ。
「ぷるぷる」のほか、「すべすべ」や「ざらざら」等があるが、個人的にぷるぷるが好みだ。
雨続きの毎日だが、お香で空想遊びなんて、なかなか洒落ているんじゃないか。

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