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JFK

1991制作 1992公開(日本)
オリバーストーン監督
ケビンコスナー主演

3時間を超える長編映画だった。
日本で公開された当時はまだ中学生で
ケネディ大統領の暗殺事件くらいは
教科書に載っていただろうが、当時の私は
興味を持って観ようと思う少女ではなかった。
それでも、なんだかすごく重要な
内容の映画かもしれないと、
心の隅に残っていたのだろう。

そして公開から32年も経って
ついにこの映画を見終えたが
まったく色褪せない情熱のこもった
内容であった。

ケビンコスナー演じるギャリソン検事が
事件の真相に近づいていく。
触れてはいけないものに手を伸ばすと
そばからキーマンが消えていき、
闇の勢力に阻まれる。

ケネディ大統領は、人種差別や
ベトナム戦争、核開発を
とめようとした人だったのだ。

社会のために行動を起こそうとする人は
殺される。
何千年も人類はそういうことを
繰り返してきた。

お金や名誉や欲望や保身のために、
ひとはいとも簡単に倫理に反した
行動をするものだ。

もしケネディが暗殺されずに、
信念を貫く政治をしていたら。
この世は変わっていただろうか。

ケネディの信念を理解する人間が
多くなるのはまだだいぶ先のように思う
今日この頃。

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