アイルランドでのレンタカー体験
こんにちは。アイルランドに住んで2年目になったimajinです。
先日初めてアイルランドでレンタカーをしたのでその体験記を投稿したいと思います。
まず前提条件を共有しておくと、私は日本でオートマ限定の免許を取得して、その後イギリスに移住した際にイギリスの免許に切り替え、そして去年アイルランドに移住した際にアイルランドの免許に切り替えました。
最初に日本で免許を取得してから3年と数ヶ月経っています。
なので免許の状況的には少し特殊ではあるのですが、これから国際免許などでレンタカーをする方にも参考にはなるかなと思います。
最低免許保持期間について
アイルランドでレンタカーを借りようとすると最後の決済画面のところなどで小さく利用規約的なものが記載してあり、これに同意の上でレンタルをすることになります。
注意が必要だったのは、多くの会社が最低免許保持期間を定めていることです。 私のようにまだ免許を取得してから数年しか経っていない方は注意された方が良いかと思います。
例として大手数社の該当部分の条項を紹介します。(2024年10月)
Enterprise
SIXT
europcar
Hertz
個人的に非常に紛らわしいなと思ったのはEnterpriseやHertzに記載のあるような"Customers must have been eligible to hold a valid driving licence for xx"という表現でした。パッとみた感じこれも免許の最低保持期間を言っているのかと思って諦めていたのですが、よく読み直してみると「有効な免許を取得可能になってからxx年経っていること」と表現していることに気づき、これはつまり日本に置き換えると、免許の取得が可能な18歳からxx年経っている必要があるということだと解釈しました。
これらの大手レンタカー会社はいろいろな国や地域で運営しており、各地域で免許の取得可能な年齢が違うので一律で年齢制限を設けられず、このような表現をしているのではないかと思っています。
これらをふまえ、今回私は年齢的にも免許の保有期間的にもクリアしていそうなHertzを利用しました。
免許を取得してまだ長くなかったり、若い方は、これらのAge restrictionなどの条項はよく確認しておいた方が良いかと思います。
実際これらの年齢制限などがどれだけ厳しく確認されているかはあやしいところです。今回カウンターで受付をした際は、ちっとも年数の確認などはされていなそうでした。
ただ、私がアイルランドの免許を持っているから緩かっただけで、旅行者の方が国際免許証などで利用する際にはもっと厳しく確認される可能性もあります。
また確認されずとも利用規約に小さく記載されていることには変わりないので、なにかトラブルなどがあった場合に規約違反を理由に保証などを受けられないことも考えられます。ちゃんと小さい文字まで読んで、不明な点は事前に問い合わせるか、当日カウンターできちんと確認しましょう。
Excess protectionについて
アイルランドでレンタカーをすると必ずデフォルトで最低限の保険に加入することになっています。おそらくこれは法律的なもので予約時に特に選択の余地はありません。
ただ予約時にデフォルトのものとは別にSuper protectionのような名前のオプションを勧められます。
これはデフォルトの保険では有事に免責金額を支払う必要があるものを、ゼロにするか、またはかなり安くしてくれるみたいなオプションです。
これをレンタカー会社で購入すると相場の何倍もの金額がします。実際私は3日間のレンタルでこのSuper protectionのオプションは60ユーロほどでした。このオプション以外のレンタル料金が120ユーロだったので結構な存在感です。
なので私は今回サードパーティのExcess protectionを別で契約しました。AIGという大手で契約して8ユーロほどでした。これをみるとサードパーティで契約するのが圧倒的にお得で、迷う余地は無さそうにみえますが、サードパーティのものを利用する際にも注意が必要です。
まずはもちろん、アイルランドが保証エリアとしてとして含まれていること。アメリカ人の観光客が非常に多いアイルランドですが、彼らがクレカの付帯保険でカバーされると思ってレンタカーをしようとしたのにアイルランドがカバーされていることを確認できず、カウンターで割高なSuper protectionオプションを契約させられるというトラブルが多いらしいです。
ご自身で契約している保険を使う際にはアイルランドがカバーされていることを証明できるものを当日持っていくのが安心でしょう。
またレンタカーのオプションではなく自分で用意した保険を使う場合は5000ユーロのデポジットをクレカにとられます。多くの人が5000ユーロの枠の余裕があるクレカを持っているわけではないので、予期しないこのデポジットに対応できずSuper protectionを契約する羽目になることもよくある話だそう。
私は当日はプリントしていったAIGの契約書を見せて、クレカでデポジットを支払いました。
タイヤの空気圧が下がったら
これはだいぶニッチな体験談ですが、高速道路を走行中にタイヤの空気圧が下がっていますというアラートが表示されました。
こういうときは近くのガソリンスタンドにいけば大丈夫です。多くのガソリンスタンドには無料で使える空気入れがあるようです。
レンタカーの価値はあるか
あります!私はダブリンに住んでいますがシェアカーやレンタカーなどで地方に行くたびにこの国の魅力を再発見します。
今回のレンタカー旅ではアイルランド島の西海岸まで行き、見たことのない大自然に一同大感動でした。
個人的にはKylemore Abbeyに向かう道中が、人生で運転をした中で最も美しい光景だったと思います。すごくおすすめです。
アイルランドは日本と同じ右ハンドルで運転ができる数少ない国です。
お酒が魅力の国で運転手が飲めないことだけは考えどころですが、ぜひ検討してみてください。
私はオートマしか運転できないので少し割高でしたが、マニュアル車であればさらに安くレンタルできます。
今回利用したレンタカー
Hertz Car Rental - Dublin City Centre
Compact, 4-5 Door, Automatic, エアコンあり
109.98 EUR
2024年10月 木曜日から土曜日までの3日間