アイドルオタク、矛盾する
全肯定オタクって言葉を聞いた事がありますか?
推しの行動を、常に肯定する人たちのことです。例えば、推しが歌ってるとき、音を外すことが多かったとします。そんなとき、『きっと、調子が悪かったんだ』『音響、機材が悪いんだ』『○○は悪くない!!』『音外してる○○もカッコいい!』と言う反応をする人たち。見たことありますよね?または、自分がそうだという人たちもいると思います。
別にその人がどうという話ではありません。それも一つの愛の形ですから。話の主題は別にあります。
オタクって、常に推しのことが大好きなんですか?その必要があるんですか?
私はそうじゃないと思うんです。
オタク全員全肯定オタクじゃないですよね。私も、そうなんですけど。コンテンツによってはこのビジュはあんまり良くないな〜とか今日はあんまりかっこよくないな〜、とか。でも、その感情を外に出すとアンチとか叩かれたり戒められたりするので出しません。同じように、みんな、出さないんです。
でも、見えないから。少ないから。自分だけのように感じて不安になってしまいます。TLではみんなかっこいいって言ってるのに、私はそうは思わない。どうしてだろう。私本当に彼のことが好きなのかな?と。
そんな人たちには、知っていて欲しいです。
毎回沸いてるわけではない人は、見えている以上にいっぱいいるはずです。
全肯定できないからその人が好きじゃないか、と言ったらそうじゃないですよね?その日のビジュが好きじゃなくても、その曲が好きじゃなくても、そのアイドルは好きだと思うんです。
アイドルオタクなんて、そんなもんです。恋愛と同じように、好きになるのに理由なんてないから。全コンテンツ追わなくて良いんです。毎回かっこいいなーって思わなくて良いんです。好きなのにかっこいいと思わないこと、好きなのにコンテンツを全部追う気力と時間がないことは矛盾してるかもしれません。
でも、所詮趣味です。推したいときに全力で推せばいいし、気が乗らなければ他の場所にいればいいんです。私たちがアイドルを好きな理由はつまり、それが自分の幸せだから。それだけです。
矛盾しながら、気負わず、幸せと心の平穏をゆる〜〜く追い求めていきましょうね。
どうもありがとうございました。