アフロユーラシア
南極大陸を除く、地球上の6つの大陸には国連に加盟している193の国があります。
内訳は
アフリカ 54か国
ヨーロッパ 43か国
アジア 47か国
北米 23か国
南米 12か国
オセアニア 14か国
地球上で最も大きな大陸の塊となるのが、アフロユーラシア
アフリカとヨーロッパとアジアの3つの大陸です。
その中でも、我々が住む日本が属しているアジア大陸が、一番面積が大きく、アジアの語源は、BC8~7世紀にかけて西南アジアにあった、古代メソポタミアのアッシリア人の言葉で、東を意味する「アス(asu)」が由来となってます。
ヨーロッパの語源は、古代ギリシャ神話に登場するフェニキアの王女エウロペがヨーロッパの語源とう説が最も有力です。又は、同じく古代メソポタミアのアッカド帝国の言葉で太陽が沈む西を意味する「エレブ(erebu)」が語源とも言われてます。
アフリカの語源は、現在のチュニジアにあたるアフリカ北部カルタゴの近郊に住む、セム系部族を指す「アフリ」と言われてます。ローマ人が地中海対岸のカルタゴの市民を「アフリ」と呼んでおり、カルタゴ征服後には、この地域をアフリキと呼び、これがアフリカ大陸全体を「アフリカ」と呼ばれるようになりました。
長らく、世界史の舞台の中心である地中海から見て、南がアフリカ大陸、北がヨーロッパ大陸、東がアジア大陸となります。
アフリカとヨーロッパの境は地中海となり、アフリカとアジアは、エジプトのスエズ地峡が境界線となります。
ヨーロッパとアジアは、少し長くてわかりづらいです。
地理上の境界で見ると、
①エーゲ海から
②トルコのチャナッカレ海峡(英語ではダーダネルス海峡)を北東へ
③トルコの内海であるマルマラ海を北東へ
④トルコ、イスタンブールを通り抜けるボスポラス海峡を越え
⑤黒海を東へ
⑥ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、ロシアのカフカス山脈(英語ではコーカサス山脈)を越え東へ
⑦カスピ海を北上
⑧カザフスタンとロシアを流れるウラル川を上り
⑨ロシアのウラル山脈
これが、ヨーロッパとアジアの境界線です。
これより西にある国はヨーロッパ、東の国はアジアに分かれます。
両大陸にまたいでいる国は、首都の位置で属する大陸が変わります。
例えば、ロシアはモスクワがウラル山脈より西にあるのでヨーロッパ。
トルコは、ボスポラス海峡、黒海より東に位置するアンカラが首都なので、アジアに属します。
ロシアやエジプトもそうですが、特にトルコの最大都市、イスタンブールはボスポラス海峡の西がヨーロッパサイド、東がアジアサイド、まさに東西文明の十字路!
世界広しと言えども、唯一無二の都市ですね!