年末年始の義実家帰省で、ちょっとだけ病んだ。
結婚2年目、福岡で3回目の年越し。
そんなに嫌な気持ちにならずに過ごしたのに、気付いたらストレスでグリーンネイルと蕁麻疹になった。
出発前夜、ベッドに入って目を閉じたら心臓がばくばく鼓動した。嫌だという感情を抱いているつもりはなかったのに、体が勝手に緊迫感を訴えた。
お義母さんも優しい。夫も守ってくれる。何の圧力もなく、のんびり過ごせる。恵まれている環境だし、幸福だと感じている。なのに体が勝手に負担を感じてしまう。
負の感情なんてないのに。私の図々しさは、物凄く中途半端に機能しているようだ。
今年ははじめて、親族の集まりに参加した。
私と同世代の三姉妹は、既に母となっていた。母になれていない女性は、あの空間にひとりだった。
小さな子どもたちは本当に可愛い。夫が子どもと関わる様子はとても微笑ましかった。きっとよい父親になれるだろう。
わたしも子どもが欲しい。と、全く思えなかった自分にある種のショックを受けた。
帰りの助手席で、溢れそうになる涙をこらえた。運転してもらっていてよかった。
眠る前、夫のいびきを聞きながら静かに泣いた。
一人で先に東京に戻り、メンタルクリニックの先生に少し話した。多少愚痴を言えれば満足のつもりが、そこでも涙が溢れた。
このもやもやは、夫に話したら受け止めてもらえるだろう。優しいから。だからかえって話しにくい。
でも近いうちに、吐き出さないといけない。